ゴルギアス

ゴルギアス

1,166円 (税込)

5pt

4.5

古代ギリシャの演説の技術、弁論術をめぐり、ソクラテスがゴルギアスら3人と交わした対話篇。人びとを説得し、自分の思い通りに従わせることができるという弁論術の正体をあきらかにすべく、ソクラテスは弁論術教師のゴルギアスと弟子ポロス、アテネの若き政治家カリクレスを相手に厳しい言葉で問い詰め、論駁する。理想政治を追い求めるプラトンが、この時代の社会と政治の現実に対して投げかけた、告発と批判の書。

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ゴルギアス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月28日

    著者・プラトンの師匠である哲学者ソクラテスが活躍を綴った、対話型の哲学書です。タイトルになっているゴルギアスは人名で、当時著名だった弁論家です。著作も残っているほどで、弁論術の大家として広く知られ、弟子も多かったようです。また、余談ですが、100歳を超えて天寿を全うしたという説もあるそうです。BC4...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月02日

    説得を真髄とする古代ギリシャの技術である弁論術について、それを実践し広めるゴルギアス一派とソクラテスによる論駁の一冊。
    ある分野において専門家よりも大衆を信用させることのできる弁論術が何事にも優って善であるとされる点から、彼らの熾烈な討論が始まります。
    相手を信じ込ませるその技術に対して、それが持つ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月17日

    人と人とをつなげる方法として、文書や資本などの技法が発展していない時代、
    顔の見える範囲で言葉をかわすことは、今とは比べ物にならないほど大きな役割を果たしていた。

    その言葉をうまく使って人々を説得し、自分が望むように人々を動かす力である弁論術が、
    劇中のソクラテスたちの会話の素材として取り上げられ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年11月03日

    「プラトン怒りの対話篇」などと帯のあおりがついていたが、確かにきびしく論破していくという姿勢が目立つ対話篇。けど前に読んだプロタゴラスよりもはっきり潔く論破に振り切った今作のほうが、かえって読んでいて嫌味に感じなかった。
    言論が非常に力を持った古代ギリシアで生まれた「弁論術」なるものはいったいなんな...続きを読む

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