小林よしのりのレビュー一覧

  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病い
    保守として有名な小林よしのりが、民主主義とは何かということを解説した一冊。

    当然ながら「民主主義万歳」という内容ではなく、民主主義は衆愚政治に陥る危険性があり、その維持には自由と責任が伴うということ。
    とかく批判されがちな著者だが、その言説は一貫しており、説得力があった。
  • 9条は戦争条項になった
    今や保守の論客として有名な小林よしのりによる、憲法および日本国の在り方について解いた一冊。

    決して対米追従ではない彼自身の思想にとても共感できた。
    また、内容によって自民党に賛成だったり反対だったり(むしろ反安倍色が強い)、単なる保守ではない彼の多面性を知ることができた。
  • 卑怯者の島 戦後70年特別企画
    考えさせられる良い漫画。

    誰が卑怯者か、誰が敵か、誰が幸せなのか…。キリスト者としては答えは知れたことだが、世の人はもがきつつ叫ぶ…。
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病い
    小林よしのりの本を読むのは久しぶりだ。

    本書はフランスに行って民主主義とフランス料理について考えたもの。
    SEALSなどの学生運動で「民主主義」を守れ、と叫んでいるのが、我慢ならなかったのだろう。かつて、エイズ薬害問題で運動を主導する形になり、その後参加した若者たちに活動をやめて日常に帰れと叫んだ...続きを読む
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病い
    本当は理解し、不満が有れば動かなければならない、国、歴史、民主主義を分かりやすい漫画で情報を伝えてくれるのでついつい読んでしまう。また、不勉強で反論意見の情報も多く持たないので、ついつい著者の言っていることに、「ふむふむ、そうだよな」と思ってしまう。

    「民主主の原則は直接民主主義だがユートピアだ。...続きを読む
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論
    天皇家は、約2650年ほどの歴史があるといわれている。しかし、実際に存在や皇位が確認できるのは、1300年ほど前までらしい、天皇は現在、約130代目で世界に類を見ない。この事実が、日本人のDNAに、しっかりと刻まれているのだ。正月の皇居一般参賀で「天皇陛下万歳!」と旗を振るなど・・・国民が群れをなし...続きを読む
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論
    久しぶりによしりんを読んだ。そういえば自分の右翼的な考えのおこりはよしりんによってだったなぁと。その後中国で生活したり(よしりんが怒りますね)紆余曲折。これもひとつの思想だと思って客観的に読めるようになった。
    本書は昭和天皇の戦時、戦後を追って書いたもの。私も昭和生まれで昭和を背負っているので、昭和...続きを読む
  • 新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論
    やはりマンガだと嚥下するのが楽ですね。
    とても分かり易く、入ってくるのが良いです。

    戦うってことはお互いの言い分や理由、目的があって当然ですよね。国と国、民族と民族の尊厳や存続を掛けているんですもの。
    日本やアジアとっての大東亜戦争、アメリカを含めた太平洋戦争がどんな理由から、何を目的として始まっ...続きを読む
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病い
    著者である小林よしのりさんが近代民主主義発祥の地、フランス旅行で立ち寄ったレストランでフランス料理に舌鼓を打ちつつ、現在の日本に蔓延る”民主主義”信奉に強烈な一撃を食らわせた作品です。欧米と日本の民主主義の違いが歴史的背景やそれが基盤となっている国民性の違いであるという事等が描かれており、凄く勉強に...続きを読む
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 民主主義という病い
    フレンチはやっぱり女に食べさせるものだ。女が喜ぶ姿を見て楽しむものである。

    民主主義=善、独裁=悪ではない、という歴史をフランス革命が起きたフランスでフレンチを食べながら振り返る体裁。

    エリートによる寡頭制のほうがいいのではと。
    大衆が間違え続けてきた歴史からも。

    Brexit後に読んだが、目...続きを読む
  • 孤独を貫け
    おぼっちゃまくんやゴーマニズム宣言でお馴染みの小林よしのりさんと本のソムリエである清水克衛さんの対談本です。清水さんが小林さんの大ファンという事で対談のオファーをされたとの事ですが、お二人の共通の趣味ともいえる「読書」を通じ政治、現代の若者、ネトウヨ、ネトサヨ等について熱い議論を交わされています。サ...続きを読む
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島
    感情と論理は、対になる概念なのだろうか。
    「感情的にならず論理的になれ」とか。「お前は理屈っぽい人間だから人の感情が理解できないんだ」とか(これはあまりにも暴論か)。
    感情と論理を対概念として、オルタナティブの様に扱う人は多い。

    しかし、本書はそれを否定する。感情は論理を規程しうる、ということから...続きを読む
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島
    哲学は観光に似ている。
    いい意味での無責任さと軽薄さ。

    読書もそんなものじゃないだろうか。
    有限の時間に対しての情報量の多さが、暇の過ごし方に対する自由を奪っている気もする。
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論第二部 愛国志士、決起ス 上巻
    大久保利通を始めとする明治政府は、西洋の価値観を取り入れ、朝鮮に対して軍事力を背景とした威圧外交を行い、王道的な政治を捨て去った。主人公である頭山満らは、西郷隆盛野目指した王道政治を取り戻すべく第2の明治維新を目指し、武装蜂起を起こそうとした。
    日本が朝鮮に無許可で砲艦を用いて、測量して挑発し、その...続きを読む
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論第二部 愛国志士、決起ス 上巻
    不平士族の乱は、単純に血気盛んな若者が、新時代に着いて行けず起こした乱だと思っていたが、そうではないという事がよく分かった。
    元来の日本人の大切な精神を守ろうとしていたのだと。
    日本人の原点ともいうべき箇所を見つけられたように思う。
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島
    「感情の劣化」、確かにその通りやと思いました。

    東さんが書かれてるように、小林さんと宮台さんの意見がすごく一致してる状況は喜んでいる場合じゃない。
    それだけ社会がヤバくなってると捉えないといけないのもよくわかった。

    面白い対談になってます。
  • 卑怯者の島 戦後70年特別企画
    著者は本当に日本が好きだなと。

    女の愛国心と戦後の場面で、改めて竹内浩三骨のうたうのすごみを再確認しました。
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島
    たちまち理解できないほど小林氏と宮台氏の深い知識・経験と洞察による非常に感銘を受けた鼎談集である。特に宮台氏の発言については再読した上でより深く理解していきたい。
  • 卑怯者の島 戦後70年特別企画
    特に政治的な主張とかはなくて、ただ淡々と戦場の人々の心理を描くんだけど、なかなか読み応えあって面白かった。
  • 新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論3
    3を読むのは初めてだなぁ。これまでよりも文字が少なくて、コマ割も大きい気がする。アメリカのイラク戦争反対を描いたもの。アメリカのイラク戦争失敗は今や常識だもんな。ほんとよしりんは天才じゃないか。欧米の植民地支配のことが出てきたけど、ほんと野蛮だ。こんな過去を持つ国が何をえらそうに、と思う。キリスト教...続きを読む