金原瑞人のレビュー一覧

  • アウシュヴィッツのタトゥー係
    ビルケナウを出てこれた奇跡
    その後ギタに再会できた奇跡

    諦めずに生き抜こうという信念

    ひとりを救うことは世界を救うこと

    私もまわりにいる人ひとりを救うことを心がけたい
  • アウシュヴィッツのタトゥー係
    昔アンネの日記を読んだこと以外では、ナチスやアウシュヴィッツについての作品に触れるのは初めてだった。アウシュヴィッツに収容されていた人たちが本当にただの人間だったことを初めて意識したかもしれない。アンネの日記は読んだことがあったけど、小学生だったのとイラストも交えてあったことで、どこか架空のキャラク...続きを読む
  • アウシュヴィッツのタトゥー係
    体験談を元にしたフィクション混じりのお話。
    主人公……すごい。いつ殺されるかわからない状況下で、少しでも生きられる仕事をつかみ取り、取引したり、助けたり助けられたり、恋愛したり。
    補足にあった、本編後の主人公たちも凄いです。

    全体的に文体が説明的というか、記録っぽい雰囲気を出したいのか、文章の語尾...続きを読む
  • アウシュヴィッツのタトゥー係
    第二次世界大戦のアウシュビッツでの出来事が描かれている。スロヴァキア人のラリはユダヤ人という理由でナチスドイツに連行されアウシュビッツに収容される。そこで連行されたユダヤ人に番号を入れるタトゥー係になり、役職を生かして外部の人間と繋がり食料や金品で収容所内で密かに活動する。収容所で同じユダヤ人のギタ...続きを読む
  • アウシュヴィッツのタトゥー係
    知っているようで、知らないアウシュビッツ。
    その中で賄賂が通用したり、愛する人と逢瀬を重ねる人達がいたことに驚く。
    ドン底でも生きることを諦めなかった若者たち。
    映画Life is beautifulを思い出した。
  • 人という怪物 上
    前まではトッドとヴァイオラのそれぞれの視点の語りだったのが、もう一人追加された。
    そのせいか主人公なのに影が薄くなったような…
    なんで円環なんだ?というのが少しわかりそうな気がしたけど謎は謎か…
    でも前巻までの絶望感は薄れていいる。希望もなくなってきてるけど、あれ…
  • 魔女の冬
    冬の王
    三部作の三

    ワ―シャの戦いは終わりを迎える。マロースカとメドベードとの関係にも変化が訪れる。領主の娘としては異色の心の少女は多くの出会いの中で自立した女性になっていく。
    ぎゅーーっと縮こまっているときも、うわーっと広がっているときも彼女はやっぱりワ―シャだった。

    それはとても気持ちのい...続きを読む
  • 天才たちの日課 女性編
    前作『天才たちの日課』の男女比を反省した著者は、女性アーティストに絞って新たに一冊書きあげた。ライフとワークのバランスに思い悩み、性差別と闘いながらクリエイティビティを発揮してきた女性たちの言葉に打たれる小伝集。


    ブログの書籍化であり、日課にフォーカスしたトリビア的な内容だった前作とは全く別物。...続きを読む
  • 天才たちの日課 女性編
    女性編。
    家庭のこともやりつつ作家や画家などアーティスト活動もできる人はエネルギーが無尽蔵にあるごく僅かの人だけで、あとはみんな自分の仕事に集中できるよう精神を整えるのに苦労してる人が大半な気がする。寝食を忘れて仕事に没頭するには一人の時間が必要だし、他人の世話なんて焼いていられないから、アグネス・...続きを読む
  • 熊と小夜鳴鳥
    小夜鳴鳥が馬の名前だとは思わないじゃん?
    精霊っぽいから姿を変えられるのかもしれないけど。
    両親を亡くした3人はこれからどうするのか。兄が大公に挨拶に行くから次巻の舞台はモスクワなのかな?
    しかしこんなに不美人を明言されてるヒロインも珍しい。カエルだのイタチだの酷い言われようw
  • 魔女の冬
    第3部 〈完結編〉
    堕ちた神父に煽動された暴徒たちによって愛馬を殺され、魔女として捕らえられて火刑に処される寸前でかろうじて異界へ逃れる…と、初っ端からまたしても満身創痍すぎるワーシャ。あまりにも強大で邪悪な敵に対し、17歳の少女がたった1人でどうやって立ち向かえばよいのか(やめておけばいいのに、な...続きを読む
  • ドリトル先生アフリカへ行く
    ▼大昔に岩波少年文庫でこのシリーズは楽しんだ記憶が。今回この新版は、作者のお子さんが手を入れて、「現在だと差別的と言われる箇所」をざっくりカットしたそうで。なるほど、「ちびくろサンボ」状態で、今のご時世だと展開がむつかしかったのかもしれませんね。こういうの悪くないと思います。ただ、確かに作者の子供、...続きを読む
  • マインクラフト こわれた世界
    交通事故に遭った少女ビアンカが、同じ病院内にいる子どもたちと共に「マインクラフト」というゲームの世界を探検し、現実と向き合っていく物語。ある4年生の2学期のベスト本。

    ゲームの世界に「現実逃避」するのではなく、むしろゲームの中に現実の悩みを持ち込み、仲間と共に向き合っていくというところがおもしろか...続きを読む
  • 問う者、答える者 下
    前と同じくここで終わるの…?
    というラスト。
    けど前よりは絶望感はない、トッドやってくれるんじゃないかなと思わせるくらいは成長している気がする。
    物語の時間経過が結構短いけど背も伸びたみたいだし精神的にも成長した感じはする…
    トッドがいつノイズを制御できるんだろうと期待してたがなかなか使えるようにな...続きを読む
  • 翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK
    若者向けの本が多く紹介されていて、読書が得意でない自分でも、この本なら読んでみたいかも、と思えるものが多かった。
    海外文学作家を知るきっかけが、書店に足を運ぶ以外にほとんどないので、訳者本人の推薦の言葉が読めるのは、とてもありがたい。
  • 顔のない花嫁
    自分のアイデアが具現化していく恐怖と花嫁の悲痛な叫びがひしひし伝わる。
    頭おかしい両親のせいで成仏どころか永遠に閉じ込められてたところに見世物にされちゃあ怒るわな。
    しかし、安心した後に最後ゾワッとしたんだけど結局捕まったってこと??いつでも捕まえられるからなの脅し??
  • 人という怪物 下
    スパクルである、1017の視点も入ってきて、話がいろいろ複雑になっており、話の展開が早い。
    プレンティス総統のトッドへの気持ちが凄すぎて、怖い。
    ノイズを使って相手をコントローしたり、攻撃したり、、、恐ろしい。
    トッドの成長ぶりがすごい。最初の頃のトッドは、ノイズを、制御することもできず、考えたこと...続きを読む
  • 人という怪物 上
    スパクルの反撃が始まり、新たにヴァイオラの仲間が現れた。
    トッドがノイズを制御し、相手を操ることを覚え、ヴァイオラの悪化する感染症。
    争いがいきに非悲惨なものか、人々の日常を破壊していっているのか、読んでいてつらい。
    トッドと、ヴァイオラのすれ違いも辛い。
    どうなるのか、下巻でちゃんと幸せになってほ...続きを読む
  • 問う者、答える者 下
    最後が衝撃的すぎて、、、
    プレンティス首長が怖いが、アンサー部隊のミストレス・コイルも狡猾すぎて怖い。
    この2人に翻弄される、トッドと、ヴァイオラ。やっと出会えたふたりなのに、また離れ離れになってしまった。
    デイヴィも辛い!!最初はほんと嫌なやつだと思っていたが、トッドに日記をかえしたり、拷問からヴ...続きを読む
  • 心のナイフ 上
    最初は全然面白くなさそうだったのに、ヴァイオラと出会い、追われることになった時からすごく話に引き込まれ、あっという間に読んでしまった。
    トッドが、おとなになるとどつなるのな、なぜ、追われているのか、女性がいないのか、謎がたくさんあり続きが気になる!
    犬の考えがノイズとして聞こえるのは、いいなー!動物...続きを読む