金原瑞人のレビュー一覧
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心が瑞々しい時期に出会うと良い本がある。2000年以降に出版された新しい世代作品95冊を紹介しているガイダンス本。ワクワクできる作家・作品との出会いを期待。Posted by ブクログ
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待ちに待った
そして世界的大ベストセラーになると信じて疑わない(もうなってる?)スカンダーの第2巻だぜぇ〜
もう、めちゃくちゃ詰め込まれてますw
めちゃくちゃ詰め込んだうえに次巻への引きもすごい
あと1年も待つのかよ!っていう
今回感じたのは、スカンダーと仲間たち、めっちゃおこちゃまやん!ってこ...続きを読むPosted by ブクログ -
ヘイゼルは16歳.甲状腺がんが肺に転移して,酸素ボンベが手放せないまま,もう三年も闘病をつづけている.骨肉腫で片足を失った少年オーガスタスと出会い,互いにひかれあうが…….生きて人を愛することのおかしみや喜びをまっすぐに描き,死をみつめながら日々を送る若者の生々しい感情をとらえた,傑作青春小説.映画...続きを読むPosted by ブクログ
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登場人物が人生について語る部分が興味深かった。
英国の紳士階級の気取った会話もおもしろい。
シンプルな文体で読みやすい。主人公に共感すると読みにくいかも。いつかまた再読したい。Posted by ブクログ -
壮絶な人生を読んだ後のこの文章は、尊敬という言葉では足りない。
自分の人生わ他人のせいにしてはいけない。自分の人生は楽だったと言った人は過去に一人もいないが、人生を愛せば少しは楽になる。人生を憎めば、生きていられなくなる。だから、わたしは優しくあろうと努力する。わたしは苦しい思いをしてきたが、ナチ...続きを読むPosted by ブクログ -
イギリス海岸沿いに住む幼いダンとユーナの兄妹が近くの牧草地の丘で『真夏の夜の夢』のお芝居をしていると、妖精パックが現れる。
パックは、プークが丘の近くにある海岸都市ペベンシーに関わりのある歴史の人物を呼び出して、彼らの物語を語らせる。ペベンシーは小さい都市ながらもイギリスの歴史的に重要な役割を果たし...続きを読むPosted by ブクログ -
これってもしかしてあれじゃないですか?!
1〜2年後に「あー、スカンダーシリーズね。そうね、自分はわりと早い段階でチェックしてたかな」って言えちゃうやつじゃない?(マリモさんのおかげ)
1〜2年後に「なんて言うのかな。鼻が利くっていうの?ほら自分もけっこういろいろ読んでるからさ、なんとなく分かる...続きを読むPosted by ブクログ -
ナチスドイツ下によるユダヤ人の迫害。人は何故そこまで残酷になれるのか。アウシュヴィッツ強制収容所での凄絶な体験を経て、100歳生きた著者。彼は誰も憎まない、でも許してはいない。もし許せば
無惨に死んだ六百万人のユダヤ人を裏切ることになるからだ。
不幸を他人のせいにはしてはいけない。人生はいつも幸せと...続きを読むPosted by ブクログ -
テーマとなる自由と束縛は、互いに相反する概念としていつの時代も問題となっていますが、この作品ては今や自由の国と称されるアメリカの古き時代の学園を舞台として、自由を愛する生徒側と管理教育主義の学校側との対立構図を表す、とても考えさせられる内容です。自由と束縛とのバランスはある程度均衡を保っていないと世...続きを読む
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3年前、アウシュビッツの地を踏んだあの時のことをありありと思い出した。壮絶な体験が書かれた一作であるのに、「幸せ」「美しい」という言葉が作品全体に散りばめられていて、エディさんの人柄が現れている。知性と人格、そして人脈がこの人を生かしたんだな。生かしたというか、それがあったから彼は生き延びた。生に貪...続きを読むPosted by ブクログ
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財産も、家族も、人としての生活も希望も全て奪われて、どうしてナチスへの憎しみを乗り越えられるのか。
あまりにもひどい経験を、重くなりすぎない筆致で一つ一つ重ねていく。一つ一つの経験を深掘りしたら、普通の生活をしている私たちは目を塞ぎ、本を閉じてしまうと思う。
自宅の郵便受けを見に行った親戚がゲシュタ...続きを読むPosted by ブクログ -
フィリップという医者の息子が、母親を亡くす場面から始まる彼の半生を描く物語。
「月と六ペンス」でも思ったが、モームは「人間」の描写がとても上手い。
人の美しさ、醜さを現実的に表現しつつ、読む側が飽きずに読めるよう話がどんどんと展開していく。
「月と六ペンス」の主人公ストリックランドを想像させるセリフ...続きを読むPosted by ブクログ -
アウシュビッツの生存者の話を初めて読んだ。
何が起きたか知る必要があるとは思っていたが、あまりにも悲惨で目を覆いたくなる現実から目を背けていた。
けれど、この本のタイトルと表紙から明らかなポジティブなメッセージを見て、読んでみた。
読んでよかった。
人間はここまで残忍になれるのかと信じられな...続きを読むPosted by ブクログ -
今まで読んできた本の中でもっとも衝撃を受けました。アウシュビッツから生還した著者の語る言葉は、想像を絶する話ばかりで、胸に重く残るものを感じます。
私はどちらかというと、性善説を信じて生きてきた人間ですが、この本を読む限り、人間はとことんまで残酷にもなれるのだということがよくわかりました。
それ...続きを読むPosted by ブクログ -
甲状腺がんが肺に転移して酸素ボンベが離せないヘイゼルと、骨肉腫で片足を失ったオーガスタスの二人は、がんと闘う子供たちのサポートグループの集会で出会います。
お互いに病気を抱えているからこそ、同情されることや「異質な存在」として見られたり扱われたりすることに敏感ですが、互いに相手のありのままを理解す...続きを読むPosted by ブクログ