小川仁志のレビュー一覧
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あるさえない青年に、ビジネスコンサルタントと哲学者が人生論を享受するという内容は、「夢をかなえる象」という本と内容が似ている。とてもわかりやすい口調で、青年の悩みに答えるという形で幸福論やら、何故、働くのやらと哲学の本質に切り込んでくるところは読み応え十分で、本家の「夢をかなえる象」よりも説得力があ...続きを読むPosted by ブクログ
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参考になること多い。
複数の哲学者が登場し、一般的に多い悩みを解決していく。目次を読んで、当てはまるなら読んでみる価値あり。Posted by ブクログ -
ホッファーの「仕事にとって大切なのは、余暇、収入、運動、間暇のバランスである。」
老師「足るを知る」
アラン「幸福は他人に対しても義務である。なぜなら幸福は伝染するからだ。」
「悲観主義は感情、楽観主義は意志によるもの」
ベルクソン「あらゆる知覚はすでに記憶なのだ。」
ユング「午前から午後に移行する...続きを読むPosted by ブクログ -
哲学の入門といった感じの内容です。中学生や高校生には役立つと思います。ある程度の知識のある方には若干退屈かもしれません。
著者の先生は少し左寄りな感じですので、左嫌いな方は読まない方がいいかも。私も左嫌いなんですが、すぐに左なものにイラッとするのは何故かと考えさせられたりして、それなりに収穫はあった...続きを読む -
"この本は、まさに事典。そして、わかりやすい。この本を片手に哲学書を読みたくなる。ヘーゲル、ウィトゲンシュタイン、カントなどなど。
難しいことを何も知らない人にわかりやすく伝える技術も学べる。"Posted by ブクログ -
『哲学』の本…テツガクってムズカシそう…理解できるかなぁ?…と、思ったけど、この本は面白かったし、読みやすかった。
過去の死んだハズの偉大な哲学者が現代の悩みについて授業してくれるストーリーが◎
テーマごとに分かれているのも◎Posted by ブクログ -
筆者の小川仁志さんの経歴が面白い。京都大学を出て、伊藤忠に入社して、司法試験合格目指してフリーターに転身するも挫折、名古屋市役所に勤め、名古屋市立大学院大学院にはいり哲学の道へ。哲学に関する本も70冊くらい出している?ので、哲学でご飯を食べていると言っても良いかもしれない。
高尚な所に行くのでは無く...続きを読むPosted by ブクログ -
大学時代に何気なくとった授業の中でけっこう心に残っている分野。
きっと正義というごく当たり前の問題が意外と奥深いからなのだろう。
とてもとっつきやすいです。さわりとして。
疑問から始まって論理が展開されます。
かつて何らかの形で学んだこともある方も、そうでない方もオススメです。Posted by ブクログ -
とても良かった。一部の学問研究者による哲学用語の独占を打破して、「みんな」に広めようという著者の信念が滲み出た一冊だった。ペラペラめくっているだけでも、愉快なイラストが楽しい。基本の基本として、知識の確認のために、再利用したくなる。Posted by ブクログ
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チェック項目6箇所。本書でご紹介したテクニックや発想を用いることで、私は本当に一瞬で100のアイデアを出し、一瞬で1000人の心をつかんできました。アイデアを出すためには、立ち止まってしまってはおしまいです、新しいものを追求し続けることが求められるのです、そのための原動力となるのが、ジョブズのいう意...続きを読むPosted by ブクログ
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フランスの思想家トクヴィルによって「自らの手で、
を求め、手段に拘泥せずに結果に向かい、 形式を超えて根底に迫る」として紹介され たアメリカ人哲学のプラグマティズムが学べる一冊。
特にアメリカでの政党政治に対する考え方や、哲学における取り込まれ方など多面的 なジャンルにおけるケースに触れられる。
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声に出すと怪訝な顔をされちゃいそうなタイトルですが、「頭がよくなる」とは「多面的に物事へ切り込み目に見えない本質を掴めるようになる」ことと定義し、そのためのツールとして、弁証法、否定弁証法、構造主義など「哲学」のアプローチが学べる一冊。
哲学というエンジンを手に入れると、如何にリベラルアーツ・教養...続きを読むPosted by ブクログ -
村上春樹、伊坂幸太郎、森博嗣の小説が好きな理由として、登場人物の何気ない台詞に哲学があるから。
僕が本を読む理由はほとんどこの哲学を知りたいという点だけかも知れない。
学生の頃から何が素晴らしい人生なのか、何が正しくて、優しいとは何か。ずっと今でも考えている。
こんなにも真剣に人生を考え、とことん...続きを読むPosted by ブクログ -
道徳が教科になって、どうやって評価するの?とは何となく思っていた。関東で育った自分が子どもの頃の道徳の時間って、教室で「おおきくなるこ」とかいう、「中学生日記」の小学生版みたいな(たぶん、ちがったかしら)テレビ番組を観て、あと何をしてたのか…全然記憶にない。そんな程度だったから。
この本の中では、倫...続きを読むPosted by ブクログ -
普段馴染みのない抽象的な哲学が我々の人生そのものと密接に繋がり、かつ先人達の教えを如何様にも応用可能である、ということを身近な相談事例から説明してくれる目からウロコの一冊。Posted by ブクログ
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プラグマティズムとは何か?そのアメリカの建国の歴史の背景から生み出された思想、しかも意識せずに生まれながらにして身につけている考え方、ということが易しく記述されている。日本でいえば「罰が当たる」といった気持ちの構造に似ている。このプラグマティズムを基本的な思想として位置づけたときに、アメリカ人の魂の...続きを読む
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これまでどんな論が存在し、派生し、現在どのようになっているのかを網羅的にまとめてくれた一冊。
「どのような社会が適当なのか?」を考える上で、良い入門書となりました。
書籍も多く紹介されていて、勉強のための指南にもなります。Posted by ブクログ -
こういう本を待っていた。難解な用語、なじみ深い現象。哲学に一歩置いたところから、興味を持った人間を哲学の世界に近づけてくれる本。内容はともかく、何度でも読める本が評価されるのであれば、本書はよいものです。Posted by ブクログ