ちょっと自虐史観的な…
沢山の資料を引用して、流れるように呼んでしまうのは、流石の半藤さんの著書です。
世界の動きと日本の動きを分かりやすく説明しており、昭和史好きならオススメします。
しかしながら、若干自虐史観的な記述が以前の著書より目立ちます。
日本、ドイツ、ソ連だけが悪いのではなく、イギリス、フランスも世界各地で問題を起こしていましたが、その事にはあまり触れていない(昭和史がメインだから仕方ないのですが)ので、世界史をあまり知らない方が読んだら、アメリカ、イギリス、フランスは理性的で正義の国と思い込んでしまうのではないかと。