大石圭のレビュー一覧

  • モニター越しの飼育
    リベンジポルノの怖さとか、負の連鎖とか現実にありそうでこわっ。と思いました。

    でも、最終章には…
  • 死体でも愛してる
    短編集で読みやすい。狂ったようで普通な考えというか。取調べをする刑事の心の描写に違和感があったし、取調べをするうちに人を殺すんだろなーと読み進めると案の定、妻に手をかけた。殺してしまいたいくらい人を愛することは幸せなのかもしれない。
  • 殺人勤務医
    最初タイトルだけを見て、大量殺人を行いつつも表では医者として振る舞っている人の話なんだろうな、と思っていた。
    これは半分正解で、半分不正解だった。

    あの医者は、医療行為は、ある意味”大量殺人”であることを否定しきれない。
    既に人権を得ている人の為に作られた。

    そしてこの作品の描写を読んでいるうち...続きを読む
  • 殺人カルテ~臨床心理士・月島繭子~
     臨床心理士月島繭子のもとには、今日もわけありの患者がやってくる。

     主人公が美人なのは、お約束なので…。
     でも、このコミックみたいな表紙は、かえって損している気がするのだけどね。
     
     個々の短編は、おお、って結末で面白かった。
     まぁ、こういうパターンなのね、ってなるとステレオなんだけど。
    ...続きを読む
  • 奴隷商人サラサ~生き人形が見た夢~

    シリーズの続編

    大石圭の作品はほとんど読んでるが続編書くのはたぶん初めてじゃないかな?


    『女奴隷の烙印』の続編なのでそちらを読んでないと置いてきぼりを食らうので注意…。

    登場人物の焦燥感を伴う心理描写やマニラの情景の説明がとても丁寧なので、止まらなくなりあっという間に読み終わってしまうこと間違いなしです。
  • 邪な囁き
    現実にこういう人居たら怖いなと思いゾッとしました。いわゆるサイコパスみたいな感じですかね?
    さすがに主人公がこんなに犯罪してるのにバレないのは少し現実味が無かったですが…この話の中の警察は無能なんですかね?
    最後のシーンが少しあっさりしてましたが読みやすくて面白かったです。
  • 甘やかな牢獄~奴隷商人サラサ~
     妹を助けるため、自ら奴隷として売られたサラサ。
     「女奴隷」シリーズ完結編。

     売られた先は、産油国王夫人で、当然王の相手しろよ、てなる。ついでに、夫人は国王暗殺を狙っていて…。
     サラサはクーデターに巻き込まれる。

     っても、絶対へこたれないサラサなので、どんな逆境になってもへんに安心感があ...続きを読む
  • 殺人勤務医
    主人公のバックボーンを追うストーリーと、殺人行動の対比が面白い。
    また、中絶専門医という設定も面白い。
  • 奴隷商人サラサ~生き人形が見た夢~
    今作は主人公サラサの心情描写がよく出てきて、単なるエロティックホラーではない印象を受けた。ラストも続編を思わせる終わり方で期待が膨らむ感じだ。
  • 女奴隷は夢を見ない
    大石さんにしては美しい。
    サラとの物語が良くて、自分の生き方を
    どんな形で受け入れても、生きてるだけで
    良いって思える人になりたい。
    おぞましくて、アナザーストーリーが見たい。
  • 湘南人肉医
    いやぁ〜残念。

    冒頭から変態美容整形外科医(小鳥田優児)が人肉に取り憑かれ、ただ己の欲望を満たす為に殺人の虜に。

    一度その禁断の味を体験した小鳥田はシェフばりの料理テクニックを駆使しながら人肉を食し、彼女(被害者)を自分の中に取り込む毎にエクスタシーを感じる。

    徐々に欲望は増大し、顔見知りから...続きを読む
  • 小説 恐怖新聞
    高層マンションに住んでる女子大生が主人公ということで、ちょっとどうかなと不安だったけど、意外と違和感がなかった。原作の力もあるのかもしれないけど、けっこう面白かったです。
  • モニター越しの飼育
    この作品は、大石圭氏が描く、大石圭氏ならではの純愛物語なのかもしれません。結末についてはちょっと物足りなさを感じます。卑劣な教師への罰が省略されています。「モニター越しの飼育」、2018.8発行。
  • モニター越しの飼育
     ネット社会の落とし穴に、落ちていく女。

     一人は、固い高校教師で自撮りした欲情的な写真をばらまくと脅される。
     一人は、恋人だと思った男によってリベンジポルノを落とされる。

     大石圭なので、女は知性も教養もあるのに、歪んで、危うい。
     歪みの根源は、結局のところ育った環境というか家庭にある。
    ...続きを読む
  • 女奴隷の烙印(らくいん)
    妹の娘の難病治療の費用のために自らを売った、井上沙織、30歳。プロダクションの社長と妹に騙され売られた篠原茉莉香、27歳。医学部の学生のとき父の借金のかたとして売られ、今は逆に奴隷商人となって売られた女性をマカオで、マニラで、オークションにかけている許サラサ、30歳。人身売買、闇の奴隷市場の様子、奴...続きを読む
  • 奴隷商人サラサ~生き人形が見た夢~
    理不尽で救われない結末は大石作品らしい。しかし救われて欲しかったと思ってしまう。
    あらすじ(背表紙より)
    かつて奴隷として買われ、今では奴隷を売買する立場になったサラサ。彼女の頭を離れないのは、自分とともに売られ、行方がわからない妹アリアのことだった。その妹は、上海で、ある男に愛人として飼われていた...続きを読む
  • 人を殺す、という仕事
    スラスラと読みやすくてそれなりに面白かったけどミステリーのつもりで読んじゃうとかなりモヤっとする。殺される人たちってなぜ選ばれたのかとかいろんなところになんでってところが残されたままだった。
    長女が犯されるシーンとかあまりにも悲惨すぎて必要だったのかなぁとか思うし神様が人類に罰を与えるのに七夕祭りで...続きを読む
  • 百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ
     古物商を営むニーナは、ビスクドール、ブリュ・ジュンを買い付ける。
     が、それは「持ち主を死へをいざなう」といわれるいわくつきのものだった。

     ブリュ・ジュンって何?
     って便利な世の中でぐぐれば見られる。
     確かに、普通のビスクドールとは違って表情がとってもアンニュイ。こんな表情でいわく...続きを読む
  • 60秒の煉獄
    予想を大きく裏切り、とても面白かった。大石圭作品は大昔に読んだきり、なぜか良い印象がなかったのだが、間違った認識を改めたい。そして本作を読んだ人は必ず想像するだろう、自分は60秒で何をするのかを。
    あらすじ(背表紙より)
    「あなたに特別な力を授けます」。天使か悪魔か―謎めいた美少女が人々に授けたのは...続きを読む
  • 湘南人肉医
    名前はよく見かけていたけど、意外に初読みの作家さんだった。
    美容整形外科医の主人公が、女性を殺してはその肉を食べる…というとんでもない変態紳士のお話なのですが、人肉のお料理描写がすごーーくおいしそうなのであんまりグロさは感じないどころか、実際美味しいのかな?とか思ってしまった。さすがに、この本に「食...続きを読む