大石圭のレビュー一覧

  • 殺人勤務医
    中絶の専門医である主人公が、歪んだ価値観により、日常に存在する悪いことをする人や、胸糞の悪いことをする人を自らの手で自宅の地下で殺すのを描いた物語。
    この手の小説なら殺すテンポがもうちょっと早くても良いと思うし、そこまでやることか?となることがあり感情移入できにくい。
    あと色んな方法で殺すのならもう...続きを読む
  • 死体でも愛してる
    良くも悪くも普通に面白かった。
    人の愛憎にスポットを当てた短編4つ(世界線は繋がってる)です。そこまでグロい描写はなかった。
    最後の主人公の章は、これまでの章の要素を入れてくれるのかな、盗撮盗聴ときたら食人くるか?とか期待したけどそんなことなかった笑
    途中、官能小説か?と思った。グロよりエロが好きな...続きを読む
  • 殺人勤務医
    最後がなぁ
    また刺されて殺されるオチかなと思ったがそうでもない。
    院長を殺すかなと思ったけど違う。
    残虐性も官能性もイマイチな感じがした。
    でも読みやすい。
  • 魚影島の惨劇
    大石圭さんにしては珍しい場面設定で、新鮮な感じを抱きながら読み進めた。でもストーリー展開はだいたい予想した通りだったので物足りなさはあるかな。
  • 殺人勤務医
    10年以上前に読んだ本を再読。
    主人公の古河先生がダークヒーローのような扱いにならないよう、配慮して作られているように感じた。
    一歩間違えば『DEATH NOTE』のキラのような存在になってしまいかねないが、そうではなく、あくまで私利私欲のために殺人を犯す存在として、ギリギリのラインで描かれていると...続きを読む
  • 蜘蛛と蝶
    平々凡々な日常を送っていた瑠璃子が、一希の出現により、今まで感じ得なかった幸福を感じる様になりますが、それを感じつつも一抹の不安、疑心暗鬼が芽生えて行きます。

    一希の事を信じたい気持ちと、不安が交差しますが、今の幸せを失くしたくない瑠璃子は見て見ぬフリを決め込みます。

    ラストが気になって一気読...続きを読む
  • 母と死体を埋めに行く
    大石圭さんの作品はかなり読んできたが、毎回同じような女性が主人公のような気がして、自分としてはちょっと飽きかけてきてるかも?ここらでビックリするようなストーリーを期待したいところだ。
  • 殺人カルテ~臨床心理士・月島繭子~
    大石圭の作品はかなり読んできたが、そろそろネタ切れになりつつあるのかも?と感じる作品だった。主人公は細身の美人、豪邸の地下室には女性を凌辱するための設備が整っているといういつもの設定。
    主人公の女性が臨床心理士という設定は珍しいと思うが、ストーリーがマンネリ化してきているようだ。もっと斬新なストーリ...続きを読む
  • 殺人勤務医
    自分も持ってるな…いや、きっと人って皆持ってるよ。
    ただ、実行するかしないかってだけ。理性や道徳ってのが働いてて『思ってもしないだけ』。

    『世のため人のため』や『正義』じゃなくて、ただ自分の琴線に引っかかった『気に入らない奴』ってだけなんだよね。

    それに至るまでの人格形成的なのも含め、単なるホラ...続きを読む
  • 殺人勤務医
    大石さんの作品を読むきっかけになった本だったと思う。

    ホラーではあるが、怖くはない。
    タイトル通り、殺人をライフワークとする医者の話。被害者は(殺されるほどではもちろん無いが)ある程度の胸糞行為をした人間なので、懲らしめ系が好きな人はスカッとするかも?
    グロ度も低めなので、読みやすい。

    他の方も...続きを読む
  • 愛されすぎた女
    グロ描写などなく安心して楽しめました!
    かなちゃんは良いところもあるんだけど、基本的にはお金大好きバカ女って感じでした!
    一郎も育った環境が悪くて歪んでしまって可哀想だなって思いました!
  • 殺人勤務医
    うーん、ギリギリ★3だけど、あまり気持ちのいい怖さじゃなかった気がする…
    グロいの好きだけど、中絶系が痛そうで痛そうで、お腹のあたりがムズムズしてた。
  • 殺人勤務医
    大石圭先生の作品は以前に
    人を殺すという仕事を読んでおり
    他の作品も気になりこの本を手にしました

    人工中絶についての歴史は
    なるほどと思いながら読んでいました
    私的にはグロが好きなのですが
    そこまでグロさはありませんでした。

    過去の虐待
    生きている事に値しない人間
    医師という立場で合法で殺人
    ...続きを読む
  • 死体でも愛してる
    4つの短編からなるオムニバスストーリー。
    語り手は基本取り調べ警官である主人公。
    全体を通して読みやすい文体で、人々の奥底に潜む狂気に語りかけるような物語でした、
  • 母と死体を埋めに行く
     文字通りの話。

     まぁ、毒な母親に育てられた女の子の話なんだけど…。
     なんとなくもやる。
     
     だからといって、別の着地点を望んでいるわけじゃないし、まぁそうなんだろうな、って思うんだけど、もやる。

     うーん。
     なんなんだろう。
     あまりに男連中がふがいないからか。
     それとも、結局は「お...続きを読む
  • 殺人勤務医
    怖い。
    ゆっくりゆっくり絞められるような怖さがあった。怖いのに、文章が読みやすいという罪深さ。

    病気の犬、幼い子ども、カラス、ヒヨドリを心配する心、ソメイヨシノの美しさを感じる感受性、その反対もまた激しい。

    恐ろしいことが繰り広げられているのに、たんたんと話が進んでいき、たんたんとコトが終わって...続きを読む
  • モニター越しの飼育

    その後が気になる・・・・

    ホラーというジャンルではない。軽い官能小説に近いかな〜サラッと読めて面白い。
  • 死体でも愛してる
    大石圭にしては珍しく、刑事目線からの短編集だった。誰の心の中にも少しくらい、この刑事のような一面があると思う。自分がこの立場になればどう行動するのだろう。冷静さを維持できる自信はなさそうなところが怖い。
  • 裏アカ
    ラストがイマイチはっきりせず不満は残ったが、主人公の自分を認めてほしい、自分の存在価値を確かめたいと思う気持ちは理解できるかな。
  • 子犬のように、君を飼う
    主人公の小説家が休暇で訪れたマカオでカジノ三昧、娼婦の少女を囲い金を湯水のように使い2週間程ホテルで一緒に生活して行く中で次第に恋愛感情が芽生えていくと言った話。 情景の描写が上手くマカオという街が目に浮かんでくるようだった。 とても現実離れしていてめちゃくちゃな生活ぶりの主人公だった。 後半帰国を...続きを読む