感情タグBEST3
シリーズの続編
大石圭の作品はほとんど読んでるが続編書くのはたぶん初めてじゃないかな?
『女奴隷の烙印』の続編なのでそちらを読んでないと置いてきぼりを食らうので注意…。
登場人物の焦燥感を伴う心理描写やマニラの情景の説明がとても丁寧なので、止まらなくなりあっという間に読み終わってしまうこと間違いなしです。
Posted by ブクログ
今作は主人公サラサの心情描写がよく出てきて、単なるエロティックホラーではない印象を受けた。ラストも続編を思わせる終わり方で期待が膨らむ感じだ。
Posted by ブクログ
理不尽で救われない結末は大石作品らしい。しかし救われて欲しかったと思ってしまう。
あらすじ(背表紙より)
かつて奴隷として買われ、今では奴隷を売買する立場になったサラサ。彼女の頭を離れないのは、自分とともに売られ、行方がわからない妹アリアのことだった。その妹は、上海で、ある男に愛人として飼われていた。彼女の妊娠が発覚したことから、姉妹二人の運命は大きく動き始める。そしてサラサを襲う卑劣な罠とは?衝撃の展開から目が離せないサスペンス長編!文庫書下ろし。
Posted by ブクログ
サラサの妹が!
妹視点の生活が語られ…。
うーん。
あんまりアリア@妹には、人間的な魅力を感じないんだけど。
ともあれ、アリアは自分を買った男の子供を妊娠する。
それによって、物語は大きく動くのだけど、どう書いてもネタバレなので自粛。
サラサの選択は、やっぱり暴走する欲望の結果という気がする。
まぁ、彼女にはそれ以外に選択肢はなかったんだろうけどね。
と、まだ続きそうな、すごい陰謀の感じがしてます。
母になるであろうアリアの成長も期待されるし。
と、大石圭のあとがきが何気に好きです。
すごくまっとうで、誠実に生きている感じがする。
うん。
誠実に生きる、っていうのが人間としての矜持だと思うよ。