三田誠広のレビュー一覧

  • 高田馬場ラブソング
    三田誠広の小説をたくさん読んだわけではないのですが、こういうスピード感のある小説も書くんだなぁと思いました。どことなく、「夜は短し歩けよ乙女」のスピード感と似ています。
    短時間でさらっと読めて、読後感もよく、割と好きでした。高田馬場もなつかしかったな。
  • 春のソナタ
    やばい100冊読破無理かも・・・と、焦りを感じる今日この頃。『いちご同盟』『永遠の放課後』に続いて、『春のソナタ』。作者の知識の広さに圧巻を覚える。音楽にしてもスポーツにしても深く詳しい。今回の本が三部の中で一番内容的に重かったかな。主人公のこのあとを考えるだけで苦しくなる。今、自分が両親二人をうし...続きを読む
  • 永遠の放課後
    清々しい展開な青春小説。同作家の『いちご同盟』を読み、読んでみようと思った本。『いちご同盟』と同じく、控え目な主人公は、友達の幼馴染に恋をする。ただ、自分の気持ちを伝えずに抑え込んでしまう。紗英がずっと長い間、想い続けた主人公に対する愛がでかいなと感心する。
  • 永遠の放課後
    いちご同盟を書いている、三田誠広さんが書いた本です。
    いちご同盟は正直あまり楽しめなかったけれど、
    永遠の放課後は物凄く楽しかったです!あっと言う間に読み終えてしまった。
    切ない三角関係。けなげに思い続けるヒロイン。
    ひょんな所で繋がっている人間関係。
    人が人を色々な形で想う。素敵だと思いました。
  • 永遠の放課後
    中学生のころ「いちご同盟」にハマったのを思い出しました。三田誠広さんの青春小説は、話が定番かもしれないけど、雰囲気が最上級だと思います。タイトルのつけ方もセンチメンタルでいい感じ。
  • 永遠の放課後
    大学生の「ぼく」は中学生の頃からの親友の恋人の紗英に思いを寄せていた。
    しかし、親友との関係を壊したくない「ぼく」は思いを告げられないでいた。
    そんなとき、才能を買われ、活動停止中の人気バンドのボーカルにスカウトされて...
  • 永遠の放課後
    いちご同盟の作者の本。今度は大学生編です。ただし、いちご同盟を読んだ時のような純粋な心で、この本を読むことは出来ませんし、本の内容自体もそのようなつくりにはなっていないと思います。それでも、いちご同盟を呼んだことがある人は読んでみてください。
  • 春のソナタ
    ?1998年11月
    ? 高校生のバイオリニストの直樹は、音楽を愛しながらも、ピアニストの父と同じ道を進むことをためらう
    そんなある時、美貌の早苗に出会った
    その時から彼の生活に明らかな変化が起きる
    高校生の愛と自立、人生の試練を流麗に描く青春小説。
    今思えば「のだめカンタービレ」みたい。雰囲気は笑い...続きを読む
  • ワセダ大学小説教室 深くておいしい小説の書き方
    別に小説を書く気はないのですが、三田さんの天気のよい日は小説を書こうが面白かったので読んでみました。小説家を志している人の世界が垣間見えました。へ〜!!(古・・・)というような指摘されないとわからない、小説家にとって大事な観点が提示されていて、この観点は読者として持っていても損はないな〜
    そんなこ...続きを読む
  • 迷宮のラビア
    初め読んだとき、一時期社会問題になった彼の教団を思い浮かべた。それを意図して書かれたわけではないらしいが・・・救いとは?考えさせられます。
  • 春のソナタ
    『いちご同盟』の続編的小説。
    音楽は言葉を超えて想いを伝える。父と子の愛、男と女の愛、様々な愛の形がジンとくる。
  • 十七歳で考えたこと
    読み始めてすぐに、良書であることを知る。
    感触というか直感というか、どんどんはまる感じがびしばし。
    こういう本と出会うのは久しぶりです。
  • いちご同盟
    公文推薦図書シリーズ。
    若い時に読むと込み上げてくるものがありそう。
    どちらかというと親目線で見てしまったので、最後の直美のお父さんの長いセリフにグッとくるものがあった。いろんな登場人物が出て来るが、直美にとっては何故か一番縁の薄い主人公の存在が一番大きくなっていく。そのプロセスはとても繊細で読み応...続きを読む
  • いちご同盟
    恵まれた環境にいるくせに、自殺に魅かれる良一のへなちょこ具合が腹立たしい。
    それに対して直美のお父さんは素敵!辛いときでも穏やかな笑顔が見せられる人。強い!!こんな人になりたいなぁ。

    全体的に口調が文語体一直線な感じがあってぎこちない印象。
    中3とは思えない発言だよー。
  • いちご同盟
    四月は君の嘘を読んでから気になったので読んでみた。
    物語自体は読みやすくさらっと読めた。
    タイトルの意味を理解した時は思わず感心した。
    リアルな中学校後半の時期の人間模様と、身の回りの雰囲気を見事に描き、まさに生きることとはどういうことなのかを考えさせてくれる、いい題材だった。
  • いちご同盟
    再読。さすがに死には直面はしていないが、中学時代の心の揺らぎを思い出させる。何度も読み返す本のひとつ。
  • いちご同盟
    主人公のデリケートでおとなしい性格が自分とダブった。あと、酔っぱらった父親が愚痴をこぼしたところが印象深かった。
  • いちご同盟
    直美の死を受けて、前向きな2人の考え方がすごく大人びてて立派だなと思った、いちご同盟が素敵な言葉。15歳はこんなに大人びているんだろうかと少し疑問も残る
    重たい話だけど、最後はどこか希望が持てたような前向きに感動を与えてくれた本でした。
  • いちご同盟
    何回か違うところで名前を聞いて、ずっと読みたかった本。
    四月は君の嘘ってこの小説をモチーフに描かれたんだったかな?
    それくらいお話が似てた。
    自分が中学生高校生だったらもっと刺さったのかもしれない。
    風のようにさらっと吹き抜けていく小説だった。
  • いちご同盟
    何故イチゴ同盟なのか。最後にその真実が語られます。生きるとは何かと答えの無い問いをこの本で少しでも考える人が出ます様に。