阿部暁子のレビュー一覧
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とてもキュンキュンする話だった。
恋は上手くいくことばかりじゃなくて、悩んだり傷ついたりしながら、実っていくんだなと感じた。
三角関係になった時に、どの人の恋を応援すればいいんだろうと、考えながら読ませてもらった。
シリーズ本になっていて、とても読みやすかった。Posted by ブクログ -
このシリーズ好き
前作の「どこよりも遠い場所にいる君へ」の続編
和希や幹也が出てくるんだけども思ってたよりもガッツリ登場する。
東日本大震災で両親を亡くし、息子を亡くした叔父叔母に引き取られ、自分は息子の代わりにされてるんじゃないかと自分という存在に疑問を持つ。幼い颯汰の抱く怒り、寂しさ、恐怖そ...続きを読むPosted by ブクログ -
4巻に比べて静かな展開の5巻だけど、とても満足。319ページの謎解きに衝撃を受けました。。彼の苦悩の一番はそこだったのね。。と。雪弥くんは香乃ちゃんに本当に救われたと思う。Posted by ブクログ
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お香に着物。和の趣に包まれた中で、人の心境を香りとして感じる力を持った女子高生の主人公が、ふれ合う人たちの葛藤やすれ違いを解消していく様がとても温かい。憧れの大学生、雪弥への想いも可愛らしくて読んでいて応援したくなる。
最近はハードな小説ばかり読んでいたからか、こういう作品に触れて年甲斐もなくほっこ...続きを読むPosted by ブクログ -
どこよりも遠い場所にいる君へ、の続編。前作のキャラクターが出てくるが、知らなくても特に問題ない。
むしろ前作を読んですでに重要な設定のことを知っていると、驚きが薄れるかもしれない。
個人的には前作がとても好きだったのでまたあの世界観に没入できたのは嬉しかった。Posted by ブクログ -
誰しもが何か一つのことを必死に追い続けている。登場人物はみんな何かに夢中だ。テニスの頂点を目指したり、最高の車イスを作ることを目指したり。性格は全く違うのに。
主人公の宝良は、とてもクール。試合前日に親友から応援メールが届いても「早く寝ろ」と返すくらいだ。でも、勝利に対する貪欲さは誰にも負けない。...続きを読むPosted by ブクログ -
The future can be built with our own hands, who continue to make efforts and wish.
未来は、努力をし続け、願い続ける自分たちの手で築いていけるのだ。Posted by ブクログ -
競技用車椅子を製造したいと言う夢を持つ主人公。
無事に憧れの車椅子製造会社に就職する。
中学からの親友がパラテニス選手として活躍しており、
刺激しあい成長していく2人。
とにかく真っ直ぐで素直に応援したくなる百花と宝良。
序盤から涙、涙。
電車内で読んでいたのだけれど、これは危険だと判断し
自...続きを読むPosted by ブクログ -
百花編も良かったが、こちらもいい。
もがいて苦しんで、それでも前へ進もうとしている登場人物たちがとても愛おしい。
頑張れ、よく頑張ったね、と思わず声をかけたくなる。
解説にも書いたあったが、泣ける箇所が何個かあるわけではなく、
何かもう常に涙がじんわりとしているのだ。
とてもいい本だった。Posted by ブクログ -
これはヤバイ。。猫番館の小湊さんも書いているアンソロジーを読友さんに教えてもらって購入。二本目の阿部暁子さんの話が良すぎて泣けてしょうがないです。。母とはたくさん共読したりして、仲良くしていたけど、父は仕事であまり家にいなかったこともあり、、、反省しました。一年以上会いにいけないけど、夏には会いにい...続きを読むPosted by ブクログ
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5話の話はどれも面白かったデンタルの友達こーゆーのもありかなと思った 狸と狐出会ってからずっと思い続けていた人と再会し夢のよう おじさんと俺お互いに初めて出会いその日に職を失った2人新たな人生に燃える2人最後まで責任を持つといったおじいさんは頼もしいPosted by ブクログ
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タイムリープとか好きじゃないし、オレンジ文庫ってティーンエージャー向けなんだけど、おもしろく読めた。途中のネットで人をたたく描写とかはちょっと息苦しい。Posted by ブクログ
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ヒロインの少女は猫に似た特徴のある目をした昭和からタイムスリップした女子高生。
性格を含めちょっと会いたくなるタイプ。
主人公はみんなと群れないクールな男子高校生。
導入や設定はどこか聞いたことのある割とありきたりではあるが、注目すべきは
◆ネットの誹謗中傷の酷さ
父親の過失致死事件を起こしたことに...続きを読むPosted by ブクログ -
宝良の様々な葛藤や母との関係などが宝良らしく描かれ読み応えあり!車椅子の方の日常のケアなどにも触れていて考えさせられた。小学生みちるにへの接し方が生ぬるくなく、さすが宝良!と心地よかった。臨場感あふれる試合の描写は迫力満点!Posted by ブクログ
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続いて宝良の話に入る。
宝良はSCCトレーディングという企業に所属するプロのテニスプレーヤーとなっているが、障がい者雇用率が来る3月に2.3%に上がる中、世の中の障がい者雇用の状況はまだまだ雇わなければならないから雇うという側面が多い現状。
ここに書かれている宝良の環境はかなり特殊な部類に入るが、...続きを読むPosted by ブクログ -
「どこよりも遠い場所にいる君へ」の4年後。
主人公は違うが、前作の人物たちも出てくる。
続編だけれどこちらから読んでも問題ない。むしろ前作の切なさが増すかもしれない。
震災で生き残った罪悪感と生きる意味を失ってしまった少年が迷い込んだのは未来。そこで出会った女性とまた会うことができたとしたら。
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