小田理一郎のレビュー一覧

  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方
    「システム思考」の解説書。
    ビジネス書的な問題解決を扱ってるはずなのですが、書きぶりからアプローチから、非常にユニークな本、という印象を受けました。「システムとダンスを踊る」って表現は面白いです。

    そこまで難しい言葉では書かれていないはずなのですが、どういう訳か読みきるまで時間がかかりました。身に...続きを読む
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
    「大金持ちをランチに誘え!(大量行動の原則)」、著者枝廣淳子さんが書いているとのことで興味を持ち手に取りました。
    出版されてから10年近く経ちますが、ご紹介されている手法・システム思考は色あせずわかりやすく簡単で興味深い事象ばかりでした。
    すぐにでも実践できること、訓練づけることで身のためになるので...続きを読む
  • 社会変革のシナリオ・プランニング ― 対立を乗り越え、ともに難題を解決する
    南アフリカのアパルトヘイト撤廃プロジェクトなど、政府や企業が複雑な社会問題解決に取り組む際のファシリテーターとして国際的に活躍する著者が、自らの経験の集大成として「変容型シナリオプランニング」のノウハウをまとめた一冊。

    変容型シナリオプランニングとは、単なる予測やビジョンの作成ではなく、現状のシス...続きを読む
  • もっと使いこなす!「システム思考」教本
    システム思考とは、物事の見えている部分だけでなく、要素のつながりをたどって、全体構造を見ること。そのことによって、真の解決策を見つけるための考え方。

    物事がうまくいかないのは、自分が悪い、あの人が悪いではなく、構造に問題がある。構造を見抜き、構造を変えることで、それぞれの役割が、よい影響をもたらし...続きを読む
  • もっと使いこなす!「システム思考」教本
    枝廣淳子、小田理一郎著「システム思考教本」東洋経済新報社(2010)
    *当然様々な人生経験をしている人、職場経験をしている人はたくさんの暗黙知を持っています。
    *自分のメンタルモデルが生み出す思い込みや暗黙の了解を克服できなければ、状況を見誤っていることにすらきづかず、同じ過ちが繰り返されることにな...続きを読む
  • もっと使いこなす!「システム思考」教本
    セミナー受講してきたのでちょっと一言。因果の糸は一本ではないと常々考えてはいたが、実際はループとして考えていなかった。
    因→果
    因→果
    因→果

    ご覧のとおり直線的思考をいくつかまとめてロジカルに考えてたつもり
    になってただけだった。
    この自分の思考パターンを実感できたことが一番大きかった。
    ループ...続きを読む
  • もっと使いこなす!「システム思考」教本
    ■システム
    ①システム思考は「繰り返し起こる問題は、人が悪いのではなく、構造に問題がある。自分や他人を責めるよりも、その状況を繰り返し引き起こしている現在の構造を見抜き、構造を変えることに注力したほうがよい。」と教えてくれる。
    ②Think globbay, act locally(大局で考え、足元...続きを読む
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
    経営課題や複雑な課題を整理・分析する上で、
    「MECEやロジックツリーだけでは不十分ではないか?」
    「問題はもっと複雑に絡み合っているのではないか?」
    と思い悩んでいる時に出会った本。
    「世の中はルービックキューブ」というくだりは妙に納得。

    この本で紹介されている「システム思考」や「ループ図」は非...続きを読む
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
    『システム思考』の解説書。とある問題に対して、さまざまな事象のつながりを考えるためのツールを紹介している。
    今の自分にすぐ必要なものではなかったので、ひとまず『システム思考』というものの存在を知識として知っておく。
    「レバレッジ・ポイント」を探すというのは、「仕掛学」に通じる考えだと思った。仕掛けの...続きを読む
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方
    物事をインプットとアウトプットのフローと、その差が生み出すストックの変化で考えようとするのが、システム思考。

    システムには、自分を安定化させる作用や、暴走させる作用をもつものがある。

    つながりと、時間軸の変化を追うことが大事
  • 敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法
    力(主張する)と愛(関わる)の両方を交互に使う必要
    話し方は4パターン(ダウンローディング、ディベート、対話、プレゼンシング)
  • 共に変容するファシリテーション――5つの在り方で場を見極め、10の行動で流れを促す
    ・ファシリテータはグループがたどるプロセスの責任を引き受け、グループは取り組みのコンテントの責任を引き受ける
    ・グループが硬直と支配によって身動きが取れなくなり始めたら、水平型である自主性と選択の多様さに向かうように多面性に重点を置く。分裂と行き詰まりに陥り始めたら、垂直型である協調と団結に向かうた...続きを読む
  • 共に変容するファシリテーション――5つの在り方で場を見極め、10の行動で流れを促す
    垂直でも水平でもうまくいかない改革
    両者を行き来しながら上昇させるイメージ

    心を開き、タイミングを見極め
    理解しながら仕える
    パートナーシップを大事にすることができれば
    味方は増え、前進できる

    ますます困難な複雑な課題を解決するために
    意識したいことが学べました。
  • 社会変革のためのシステム思考実践ガイド――共に解決策を見出し、コレクティブ・インパクトを創造する
    活動は意図しない結果を必ず伴います。「意図しない」ものにどうやって気づくのか?システム思考はその手助けになる気がしました。実際に手を動かしてループ図を作ってみて何か発見しないと、読んだだけでは決して納得感は得られない感じです。
  • 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する
    経営においてディシプリンがどう繋がっているかよく整理されている。

    以下、印象的なフレーズ
    ・学習する組織は「いかに私たちの行動が私たちの現実を生み出すか、そして私たちはいかにそれを変えられるか」ということを人々が継続的に発見し続ける場である。
    ・ビジョンは具体的な目的地、望ましい未来像である。目的...続きを読む
  • 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する
    課題を目先のことと捉えず、システム全体から解決しようとするアプローチが実に示唆に富む。「最強組織の法則」とは全く違う本を読んだ印象を持った。(本間)
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方
    ・物事を別の視点から見る。つまり、あれが間違いだと決めて分析するのではなくこれが間違いかもしれないと疑うことが大切。
    ・システムのフィードバックループは誰でも理解できる。それを世の中の状況に置き換えて思考できる人こそ一流。
    ・私達は出来事に目を向けすぎている。さらに、その出来事が起きた理由はある出来...続きを読む
  • 学習する組織 ― システム思考で未来を創造する
    本書の前提となる5つのディシプリンのうち、志の育成とされる自己マスタリーと共有ビジョンは今日的にはキャリア自律として扱われる領域で、パーパスマネジメントの考えと概念が近い。日本の組織、働く人にジワジワと浸透している。

    内省的会話の展開とされるメンタル・モデルとダイアログも1on1やキャリアコンサル...続きを読む
  • 「学習する組織」入門 ― 自分・チーム・会社が変わる 持続的成長の技術と実践
    いいことはたくさん言っている気がしつつ、正直読みづらかった…入門書でこれだと原書はもっときついんだろうなと思った笑。自分なりにまとめると、大事なことは3つ。

    ひとつは、自分を理解すること。何のために生きているのか、そこに向かって正しく進めているのか、を問い続ける。

    ひとつは、複雑なことを複雑なま...続きを読む
  • なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? ―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
    問題のつながりから、レバレッジポイントを見つけ出すのは、なかなか面白そうですね。難解な仕事が楽しくなるかもしれません。