上念司のレビュー一覧
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この本を読むと、デフレがなぜ良くないのかが、ほんとうによく分かる。
デフレと円高がどう自分たちの暮らしに影響するのかを具体的に説明してくれている。また歴史を振り返って説明してくれ、今の状況は昭和大恐慌に匹敵する恐ろしい状態であることがよく分かった。
日銀と政府はデフレ脱却のための効果的な策をなぜ打た...続きを読むPosted by ブクログ -
輸入小麦などの価格上昇に伴うパン等食品の値上げ、ガソリンの値上げがあって、生活実感的には全然デフレじゃなかったときも本当はデフレだった等という経済の基本がよく分かった。経済初心者にはわかりやすくて良かったです。Posted by ブクログ
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戦国時代を経済的視点から読み直すというのは面白かった。各時代で書けるという1粒で2度も3度もおいしいネタだ。Posted by ブクログ
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『日本経済を滅ぼす「高学歴社員」という病』というタイトルにひかれて手にとってみました。
序盤から、「日本のタブーというか『常識』」にふれています。
(以下引用)
「誰も意見を言わないのに、何となく事がきまっていく」会社には「会議」という不思議な儀式があります。
(中略)利潤追及するという会社の目的...続きを読むPosted by ブクログ -
このタイトルはやや語弊があって実際は、経済史・江戸時代編といったところ。歴史にストーリーを与えて解釈するのはマルクス主義の十八番だったけど、その影響もあって長らく日本では圧政&貧農史観で江戸時代は理解されていた。
一方歴史の教科書は、年表を文章にしただけの単なる固有名詞の羅列。そこで有効な武器になる...続きを読むPosted by ブクログ -
著者自身が何か、統計操作が確実に行なわれている、
決定的証拠をもって分析したのなら、少しは納得しますが、
ただ新聞の一面を根拠に、論を展開していくのは無理があると思います。
誰の目にも明らかですが、中国の躍進は目覚ましい。
もともと、日本と政治制度も、国の成り立ちも全く違う国です。
始終権力闘争を...続きを読むPosted by ブクログ -
流し読みでしたが、江戸時代の人々が生活を、シゴトを楽しんでいた様子がありありと浮かんできて!とても楽しい気分になりました。もちろん勉強にもなりましたが、うまくフォーカス絞れば映画化も可能なのでは?
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1000兆円近い借金を抱える日本国が、実は500兆円もの金融資産を保持していることを明らかにしている点だけでも価値ある一冊。換金できないインフラや不動産も含めると800兆円もの資産をもっているらしい。なんと、日本国の財政はほぼバランスしていた!
…ということで、日本財政を安泰とするのが本書の趣旨なの...続きを読むPosted by ブクログ -
「マスコミ情報をうのみにしないこと」
まさにその通りです。
しかし一般人には、
政府や大新聞が隠している「本当の日本経済」を見抜く眼力を持っていないため、
独自の判断をするのが難しいところでしょう。
何事もまずは疑ってかかり、
「違う見方はできないかな」
「立場を変えてみたらどうかな」
「他の...続きを読むPosted by ブクログ -
上念氏による「経済で読み解く歴史シリーズ」の第三弾です。今回は私が長年興味を持ち続けている「織田信長」を経済の面から解説しています。
中高で学習した、かすかな記憶では彼は先駆けて、楽市楽座の導入(既得組織の座の解体)、関所の廃止等があったと思いますが、この本ではなぜそのような政策をとったのか、また...続きを読むPosted by ブクログ -
いつの時代でも、重要な価値観、衣食たって礼節を知る。
国民経済をしっかり維持発展させることが、無謀な戦争に巻き込まれないようにするための為政者の鉄則だ。
金本位制、基本的に金の保有量でもって、通貨の量を調整する、そんなことでもって、無限な人間の欲得から発する経済活動をコントロールできるわけがない。
...続きを読むPosted by ブクログ -
今日は晴耕「雨読」改め 「雪読」です。一般庶民に現金で税金バックしてください。私はお酒に消費することを約束します。決して貯金はしません。財務省お願いします。Posted by ブクログ
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アベノミクスや黒田バズーカの強い賛同者の本。国家は個人と違い永久的なのだから大丈夫なのだと。莫大な借金してでも景気上昇を図るべきとし、財政緊縮は大誤りと断ずる。財務省と大新聞に悪態つく。私など後者の緊縮派だったから心配になっちゃう。結局ロジックは把握しきれなかったんだが、正しければ目から鱗ものだろう...続きを読むPosted by ブクログ
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財務省がイニシアチブを取りたいがために日本の財政や経済は悪いという誤った情報操作をしている。新聞やテレビは財務省の与える情報を鵜呑みにしている。という前提でデータを基に説明。非常に説得力があり、分かりやすい。日本はまだまだ沈んでないことがよくわかった。マスコミの言うことを信用し過ぎないことも大切だ。...続きを読むPosted by ブクログ
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日本の経済はこの先どうなるか?悲観的に見ている方も多いかと思いますが、実情はこの書籍を読めば分かります。新聞やテレビから流れているニュースも鵜呑みにするのではなく、もう少し自分で考える必要性は当然の事、色々な書籍を読んで知識を得るのも大切。この書籍の内容も、経済に疎い人でも分かりやすく書かれていて、...続きを読むPosted by ブクログ
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▼第2次世界大戦に到った経緯を金融経済の視点からザックリ考察していった良書です。経済知識のない人でも理解は難しくないと思います。
▼ザックリ言うと、人間は余裕がある時は過激に思想には簡単にはなびかない。貧すれば鈍す。社会も同じく景気が悪くなると単純化した過激派の勢力が大きくなる。
▼大戦前アジア...続きを読むPosted by ブクログ -
この本はネットで見つけた本なのですが、タイトル名を構成している「本当は世界一の日本経済」という文言に目を惹かれました。この本の著者は今までに何冊か読んできているので、いい加減な内容ではないと信じて読みました。
このタイトルには、その前に枕詞があり、それが、「財務省と大新聞が隠す」とあります。最近の...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸時代の話がほとんど。なぜ明治維新が起こったのかを経済学アプローチで行ったため。百姓による経済活動、廻船業の発達による物流網の整備、資本主義社会の成熟。石高制による弊害、米価下落、飢饉、災害による幕府財政の逼迫、それに対する各対応策。改鋳による金融政策、藩札の発行。ほとんどの藩が負債を抱えていたこ...続きを読むPosted by ブクログ
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勝間塾に入塾して上念さんを知ることになり、歴史に興味がある最近ですが、明治維新と経済というキーワードで書かれた著書はなかなか面白い視点でした。
世の中が幸せになるのは、個人個人の生き方にもよりますが、国や地域などの大きな規模で考えると経済の発展が直接的に幸せにつながるという考えにつながりました。...続きを読むPosted by ブクログ -
高学歴社員がいる企業に勤めていますが、本社に書いていること(現状維持行動)が日常的に見られます。
振り返ると自分自身もそんな現状維持行動をとってしまいがちです。
「予想できるリスクに対応するビジネスで消耗するのではなく、真の不確実性に立ち向かって市場を創る人になりたい」
そう思いました。Posted by ブクログ