上念司のレビュー一覧
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シリーズ4作目。日清戦争から日露戦争に至るまでの経緯と、どのように戦費を調達したのか、について丁寧に記述した1冊になっていますね。世論によって国策が変わり、国が思いもしない方向に流れていくというのは、どの時代も同じだというのを感じてしまい、軽い絶望感みたいな感覚を抱いてしまいました。
また、経済的...続きを読むPosted by ブクログ -
給料が上がらないのは首を切られないという保険料を払っているから、というのにはなるほどと思った。
給料爆上げは見込めないが終身雇用という最強のアイテムを保持するのか、リスクを取って転職して大きなリターンを得るのか、自分のライフプラン次第なのでしっかり設計する必要があると改めて考えさせられた。Posted by ブクログ -
・最初は「給料上げたきゃリスクをとって起業しろ」みたいな感じだったので、そういう話かと思っていたら、最後でそうではないことが分かった。ビジネス本にしては結論が最後にくる珍しい構成。
・第三章の「大マスコミが煽る“平均賃金の嘘”に騙されるな!」は勉強になった。
・全体的に文章がラフすぎて読んでて気にな...続きを読むPosted by ブクログ -
デフレ・インフレ・円高・円安についてわかりやすく書いていた本。
どうすれば日本経済が良くなるのか?をリフレ派の意見として著されていた。Posted by ブクログ -
10年ほど前に出版された上念さんの本。デフレ脱却には金融緩和すべしという超基本的なことをおさらいできた本であった。また、産業政策の効果というものについてあまり分かっていなかったが、マクロで見るとたいして効果ないんだなと分かった。
経済記事なんか読むと、日本の経済を立て直すには、上述した産業政策や...続きを読むPosted by ブクログ -
平成時代の経済を概観できる本。わたしはバブル崩壊の真っ只中に生まれたので、バブル期の狂乱以外は経験してきたので、非常に面白かった。郵政民営化、消費税増税、リーマンショック、東北大震災の復興増税、民主党政権のグダグダぶり、など様々な政治的・経済的なターニングポイントがあったが、学生時代の当時はそこまで...続きを読むPosted by ブクログ
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お金と物があれば経済理論をはてはめて、そのときの人がどのような生活を送っているのかわかるのが面白かったです。
また、シリーズを読んでいきたい。Posted by ブクログ -
学校の日本史で宗教の名前を教わった意味がやっとわかったような気がしました。宗教が経済にどのような影響を及ぼしているかを学べて面白かったです。Posted by ブクログ
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国際政治学者の篠田英朗氏と経済評論家の上念司氏の対談本。
コロナの不安だけを煽るマスコミを尻目に「日本モデル」を冷静に評価する。日本のマスコミは政府の成果は無視し、至らないところだけを批判する。コロナだけではなく、安倍政権批判や憲法9条問題にも通じる。
篠田氏の「国権の発動たる戦争」と国際秩序を守る...続きを読むPosted by ブクログ -
平成の不況も政治の問題だった。当たり前と言えば当たり前のことだが、政治は我々の生活を左右するのだ。著者のようにしっかりとかつ分かりやすく経済政策を訴えることができる政治家が少なすぎることが残念でならないのだが、選挙を通じて私達の声を上げていくことは、やはり大切なことなのだ。
コロナの大変な時代を迎え...続きを読むPosted by ブクログ -
経済の視点から日本史を見ると、当時の各勢力の考えがわかって面白かったです!
歴史上の出来事の「意図」をもっと教えるべきという考え方にも共感できました。Posted by ブクログ -
現行憲法の特に9条を国際法との整合性を切り口に解読する篠田の論理的な解釈は、伝統的憲法学者による情緒的、哲学的な説明よりもはるかにわかりやすく、納得的だ。
今や一部の(重鎮の)憲法学者も篠田の解釈に近づいているらしい。
コロナ状況は本来専門外のはずだが、客観的データに基づく著者たちの分析は、一部感...続きを読むPosted by ブクログ -
妻に勧められてダラダラと読み始めた本。
でも、面白かった。
以下印象に残ったこと。
・徳川家は400万石しかないのに、3000万石の日本全体を統治しなければならなかった(各大名から税を徴収していない)。
・江戸幕府の敗因は「米本位制」だったこと。米を年貢として徴収し、それを売却して現金を得る。そ...続きを読むPosted by ブクログ -
この本から学んだこと
・金持ちの条件は一年働かずに暮らせること
・収入源は3本の柱で。投資においても分割通い
・買い方はドルコスト平均法(市場の値段にかかわらず一定の金額を買い続けること)
・メディアの嘘に騙されないために、簿記の知識は持っておいたほうが良い
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篠田先生の憲法学の本を読んで感動した上念さんが仕掛けた対談本という感じなのかな。
タイトルそのまま。
武漢コロナと、憲法改正問題と、財務省への批判。
リスクコミュニケーションのコントロールと、クレーマーの利権。
憲法改正問題は、篠田先生の一連の本の方がもちろん詳しいが、十分にエッセンスは伝わる...続きを読むPosted by ブクログ -
既得権益の維持により、どう国民へしわ寄せが来るのかを上念司ならでは切り口で解説している。既得権益にしがみつくものは国の成長を考えず、今あるものから吸い上げる事しか考えていない事がよくわかった。Posted by ブクログ
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「設計主義」という考え方に初めて触れた。
著者の設計主義に対する懐疑的立場に極めて納得でき、今まで、なぜ とある(設計主義的)考え方に対し、反感を抱かずにはいられなかったのか 見事に説明してもらえた気分。
自分の気持ちを他人が論理を用いて説得的に解説できることってあるんだ、、、と感慨深かった...続きを読むPosted by ブクログ