上念司のレビュー一覧

  • 経済で読み解く 明治維新 ~江戸の発展と維新成功の謎を「経済の掟」で解明する~
    著者も最後に「ごめん」と言ってましたが、内容はほとんど江戸時代の話でした(笑)読めば読むほど、江戸時代はビジネスの天才がたくさんいたなと思ってしまいました。あと、学校で習った江戸時代はいかにも暗黒の時代であるかのように学び、でもなんとなくそれって違うよね~と思い始めていましたが、この本を読んでそれは...続きを読む
  • 経済で読み解く 明治維新 ~江戸の発展と維新成功の謎を「経済の掟」で解明する~
    読みやすくて面白かった。何より、受験の際に丸暗記させられた江戸幕府による様々な政策が、経済の観点から脳内で結ばれていくのが面白かった。

    明治維新が起きた理由を要約すると、以下の通りである。

    江戸幕府は2つの問題を成立時から抱えていたとのこと。
    1つは、石高制。食料である米が、役人への給料であり税...続きを読む
  • 経済で読み解く 大東亜戦争 ~「ジオ・エコノミクス」で日米の開戦動機を解明する~
    義務教育だけでは理解できなかった歴史を学ぶことができた。

    できごとは知っていても、なぜそれが起きたのか。
    どんな因果関係があったのか。
    経済の観点から見ると世界は繋がっており、繋がっているから政治の判断が影響される。

    良書です。
  • 経済で読み解く 大東亜戦争 ~「ジオ・エコノミクス」で日米の開戦動機を解明する~
    経済、特に財政・金融政策からいかにして戦争に突入したかをわかりやすく著している。個人的には知識の範囲内のことが書かれていたが、自分の頭の中で点として孤立していた知識がひとつにまとまったような感じがする。知識があろうとなかろうと、前者なら連関性が「ジオ・エコノミクス(地政経済学)」によってわかるし、後...続きを読む
  • 経済で読み解く 大東亜戦争 ~「ジオ・エコノミクス」で日米の開戦動機を解明する~
    大東亜戦争や世界大戦を経済的な視点から、観るという面白い試み。
    経済が困窮すると、いつの時代も過激な思想に取り憑かれるということよね。
    面白かったが、今もまだやってる人を見かけるね。この本を読ん書いてある様な事を。
  • 経済で読み解く 大東亜戦争 ~「ジオ・エコノミクス」で日米の開戦動機を解明する~
    通貨価値の安定とは、経済成長の“手段”であって、“目的”ではない。

    紙幣というただの紙切れに信用という見えない価値を持たせるには、価値があるという裏づけを必要とします。今はその国の信用度合いですが、それまでは金でした。

    金の量は制限があり、経済成長はほぼ無限に拡大していく中で、必ず通貨量とモノの...続きを読む
  • 「日銀貴族」が国を滅ぼす
    実は経済学に興味を持ったキッカケになった本。日銀の不作為は、今は結構知られている事だが、この当時は殆ど知られていない中で、タイトルに興味を惹かれ読むと、デフレの原因に対する問題点が的確に説明されており、彼の言い分は正しかったと言う証明になっている。
  • デフレと円高の何が「悪」か
    勝間和代氏のブレーンとして知られる著者が円高・デフレについて優しく解説する。
    著者は本書内でも断られているが、決して経済学をきちんと学んだわけではない。しかし、膨大な書籍を読み、その中から事象についてキチンとした根拠の示されているものを選び取りながら学んだことに基づいて本書を構成したそうだ。
    その結...続きを読む
  • 「日本経済ダメ論」のウソ
    データから読み取れる内容を元に経済政策を論じる三橋氏と勝間和代のブレーンとして知られる上念氏が対談形式で話を進めていく一冊。

    もはや歯止めなく、実名でガンガン批判していくさまは人によっては小気味良く映るが、人によってはやり過ぎと映るだろう。しかし、それすらも計算の上で本書は構築されている。

    それ...続きを読む
  • 「日本経済ダメ論」のウソ
    日本は資産があるのになぜデフレ(不景気)なのか。
    またそれをどうしたらいよいのか。

    なぜ財務省は増税をしようとするのか。

    また実はユーロという共通通貨にしたことはあまりよろしくなかった。

    などなど、マスコミでは伝えてくれないことが読み取れて興味深かったです。
  • 歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い~「まさか」というシナリオ~
    哲学者の適菜収さんの言葉で「橋下は古いタイプの左翼」と書いていたが、本書で細かく書かれている共産主義者(設計主義者)の手法が橋下徹のやり方とほとんど同じだと感じた。
  • 「日本経済ダメ論」のウソ
    三橋さんの本はよく読んでいるのですが、これは特に面白かったです。
    内容は三橋さんとほぼ価値観を同じくする上念さんとの対談です。

    デフレ期の増税はGDPを縮小させ、結果税収は減少する。
    財務省の権限が強すぎること。
    緩やかなインフレを実現するために紙幣を発行すればいいのに、それを拒否する日銀の話など...続きを読む
  • 「日本経済ダメ論」のウソ
    デフレ、円高で日本経済は最悪の状態であるが、日銀がお金を刷って、供給すれば、インフレ、円安になるということがいろいろな視点から書いてある。

    この本によると、マスコミが嘘、間違いばかり言っていることになり、それに惑わされている国民は何なんだという気になる。

    最近、新聞をよく読んでいないが、日経もダ...続きを読む
  • デフレと円高の何が「悪」か
    わかりやすい。話を単純化することが課題解決には重要、と改めて思う。単純化しすぎていて「本当に?」と思うところもあるが・・・経済に明るくない人にもオススメの一冊。

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    【読書メモ】

    ●デフレも円高も、政府と日銀が協調すればたちどころに終わらせることがで...続きを読む
  • 経済で読み解く地政学
    最初、ロシアと中国の話ばかりで、どうなることかと思ったけど、最後は日本にうまく着地した。
    まあ、2023年のこの状況を考えると、外国の話がロシアと中国に偏るのは仕方ないとは思うけど。
    最後は日本の明るい未来に言及してて、こちらも日本を明るく変えていきたいと思った。
  • 財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済
    岸田政権になり国民の様々な負担が増える中、国に向けられる視線というのは冷ややかになっています。
    感覚ではなく、具体的に何が諸悪の根源なのか?また、日本国の財政問題や社会保障問題の事実を的確に知るために役立つ本でした。
  • 経済で読み解く日本史 安土桃山時代
    ランドパワー、シーパワーの区分けがなるほどと思いました。陸地の国家の戦略と海上国家の基本戦略は異なっている。そのことを看過すれば敗北する………。
  • 論破力より伝達力 人を動かす、最強の話法
    好きな作家の本。
    コミュニケーション本は元々好きだが、少しテイストの違う切り口で、伝達力•論破力の高め方が説明されている。

    大義名分が大事。
    伝える人の聞く準備ができているか。
    相手にインセンティブがあるか。

    その他、仕事術的な論説もあり、読み応え充分だった❗
  • 経済で読み解く日本史 明治時代

    知識の整理に役立つ

    「金本位制=金(ゴールド)の保有量に応じて通貨を発行=デフレ基調」というカラクリはとても納得がいった。高校の日本史Bの教科書などだと、金本位制については記述があるものの、どちらかというと政治メインでの記述が多く、また中立な記述をしているためか若干わかりにくいが、本書では経済の面から政治についても言及...続きを読む
  • あなたの給料が上がらない不都合な理由
    面白かった。
    本業を頑張って、実績を積み、運良く引き上げてくれるのを待つ。
    リラルだと思った。職業選択を投資にたとえているのが分かりやすい。