溝口敦のレビュー一覧

  • 喰うか喰われるか 私の山口組体験
    ライター鈴木智彦氏が尊敬しているライター溝口敦。彼の半生のドキュメンタリーは実に人間臭くて、読み応えありました。
    反社会組織との着かず離れずの関係は、傍観者としてはとても惹かれるものです。
    色々勉強させてもらいました。
  • 暴力団
    当該団体・組織のことがよくわかる。劇画、マンガ、小説、ドラマ、映画等で、「不良」、「半グレ」、「やくざ」等を美化するようなものが多すぎる。うんざりである。そんなものに関わることがいかに恐ろしいことか。実態を知ることのあり方を改めて認識した。
  • 山口組四代目 荒らぶる獅子
    決して反社会組織を肯定し賛美するような代物ではない。
    溝口先生の書物を読むのは2冊目だが、あくまでも我々が知らない世界の事実だけを伝えるものである。

    驚かされるのが、その取材量である。
    生まれ故郷の旧友や恩師にまで取材しており、そこから起こされる文章はあたかも実際に見てきたかのような内容である。
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  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)
    ヤクザと基本的人権・憲法の話は面白かった。

    ラベルで暴力団を排除した先には何があるのか。
    何でも有りのアングラ組織や海外マフィアの世界ならないように、警察のバランス感覚を望む。
  • 細木数子 魔女の履歴書
    某氏を番組降板に追い込んだ(とされる)本。
    まあ見たまんまの人物。
    この溝口という人は度胸あるなあ。
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)
    「教養としての〜」という意味は、ヤクザと
    いうものを一つの産業というか、業種として
    考えた場合に、現代社会の中でどう位置付け
    されていて、これからどういう未来が待って
    いるかを知る行為を指しています。

    もちろん反社会的勢力では有りますが、実は
    オレオレ詐欺グループとは一線を画している
    点などは、意...続きを読む
  • 細木数子 魔女の履歴書
    作者の溝口敦さんの『暴力団』がとても面白かったので、この作品を手に取りました。

    細木数子は、その言動の品のなさから大方予想はついていたが、とんでもない経歴だった。簡単に言うと、水商売~売春~ヤクザの流れ。

    占いもなんの根拠もないインチキで、当時本買ったりテレビみて「大殺界だからマンション買うのや...続きを読む
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)
    他の同様な内容を扱った本を読んだことがないので、内容について比較はできませんが、普段耳にするようなことについて触れてあり、なるほどと思うこともありました。
    読み物として面白い一冊です。
  • 溶けていく暴力団
    2013年に出版された本。2013年というと山口組分裂前になるが、この本に書かれた通りのことが起きている。ヤクザのシノギは先細り月々の会費にも苦労する始末。ところが組織のトップは危機感が薄く会費の取り立てをやめようとしない。外にシノギを求めることができないから組織内での利権の取り合い。よってもって分...続きを読む
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)
    ヤクザの思考特性が興味深かった。警察から逃れられるように法律めっちゃ読むところとか、いかに楽して稼ぐのを考えるところとか、ある種逃れ続ける人間にとっては参考になる。衰退に向かう存在とは言え、アンダーグラウンドの怖さがなくなる社会もそれはそれで締まりがないような気もする。
  • 詐欺の帝王
    今なお正体が定かでない,2chで有名なオレオレ詐欺集団のトップ,工藤明夫と思われる人物を取材した本.詐欺の内容が興味深かったこともさることながら,溝口敦の取材力に驚いた
  • 新装版 ヤクザ崩壊 半グレ勃興 地殻変動する日本組織犯罪地図
    半グレが大きな社会問題になっている。半グレは振り込め詐欺や危険ドラッグ、凄惨な暴力事件、タカリなど市民生活を市民生活を地獄に陥れる犯罪の主役になった。危険ドラッグなどの薬物は思考能力や倫理観を減衰させ、犯罪に手を染めさせることにも使われる。

    半グレの半は正真正銘の暴力団構成員ではない半端者という意...続きを読む
  • さらば! サラリーマン 脱サラ40人の成功例
    20190717


    40人の脱サラ起業家たちのエピソードがサラッと紹介されている。

    どれも小規模事業で、収入的には厳しそうだが、サラリーマンをやめて後悔している人は居ないようだ。

    老後の不安を払拭しながら自分の城を持つことはやりがいがあるのだろう。

  • 溶けていく暴力団
    溶けていく暴力団。溝口敦先生の著書。暴力団や反社会的勢力の現状をわかりやすく解説した良書。溝口敦先生の取材力と文章力の高さには感嘆するばかり。
  • 細木数子 魔女の履歴書
    細木数子を目の前にしたら、普通の人は、何も言えなくなってしまうだろう。
    くぐってきた修羅馬が違うし、もはや、怪物と言っても過言ではないと思います。

     普通の尺度で、この人を測ることはできないかもしれません。
    もちろん、この本を見れば、細木氏を、悪人だと誰が読んでも、思いますが、
    本人は、全く思って...続きを読む
  • 薬物とセックス
    ■覚醒剤の薬理作用には男女の違いがある。効果は女性の方により強く具体的な形で現れる。その差を自分の利益に結びつけようとする男がいる。覚醒剤を享楽目的で使うケースが増えてきた。
    ■依存性薬物の分類
    ①モルヒネ型(抑制作用,アヘン,モルヒネ,ヘロイン,コデイン)
    ②バルビツール酸系催眠剤及びアルコール型...続きを読む
  • 細木数子 魔女の履歴書
    妻妾同居の家に生まれ、中1でポン引きに立つ。青年俳優との恋に破れ、玉の輿婚家を3カ月で飛び出し、クラブのママ、暴力団総長の姐さん、負債歌手の後見人に。パクリ占術本で先生と呼ばれ、大物思想家の親族と婚姻訴訟。鑑定と墓石・仏壇販売で蓄財し、恫喝と罵倒で「視聴率の女王」となる。本書は、細木の絶頂期に「週刊...続きを読む
  • 詐欺の帝王
    かなり面白かった。
    興味を持った人は読んでおいた方が良い。
    闇金を発端としたオレオレ詐欺、その歴史やシステムがどのようになっていたかがわかる。
    とてつもない巨額なマネーが動いていた。

    詐欺を行うものの心理やテクニック、手口を知っておく事で詐欺にかかりにくくなるだろう。

    表社会でも裏社会でも大きな...続きを読む
  • 闇経済の怪物たち~グレービジネスでボロ儲けする人々~
    「まず朝早く起きて、やりたくないと思った仕事から始める。」

    覚醒剤の購入場所を知りたければ、裁判所に行けばよい。
    ポスティングチラシに5円をつける。

    きわどいラインのビジネスだからこそ慎重に。
  • 続・暴力団
    清原逮捕や少し前なら餃子の王将事件など、暴力団絡みの事件は多い。けれどもそもそも暴力団という組織がなぜ存在しているのか?彼らはどうやって食っていっているのか?よく「必要悪」などと言われるが、実際のところどうなのか?自分自身が暴力団とかけ離れたところにいるために彼らに対する知識は驚くほど少ない。本書は...続きを読む