溝口敦のレビュー一覧

  • パチンコ「30兆円の闇」
    う~ん、闇が深い業界ですね。

    著者の綿密な取材に基づく裏社会のルポルタージュはいつ読んでも圧巻です。よくもまぁここまで書けるものだと感心してしまいます。

    2004年当時の市場規模で30兆円。

    レジャー白書2010によれば、パチンコの参加人口は1720万人、2009年の市場規模は21 兆650億...続きを読む
  • パチンコ「30兆円の闇」
    週末家から見えるスロット店の行列が気になって、
    この本を借りました。

    恐るべしパチ産業。
    このお金を有効に使えたら。。。むずむずします。

    しかし一番感服したのは、この著者の取材の深さ。
    危険な取材もされているようで、その気概が読み手にも伝わってきました。

    この人の他の作品も読んでみよう。
  • 続危ない食品(小学館文庫)
    テレビ等マスコミで「健康」と言われている食品の危険性を指摘しながら、巷の健康ブームに物申すといった感じの一冊。確かに消費者がマスコミが流布する健康情報に踊らされているといった側面は否めない。
  • パチンコ「30兆円の闇」
    世の中不況だなんだかんだ言われながら、パチンコ産業は衰えません。30兆円ですか、、、自動車産業に匹敵するほどの市場規模なんですねぇ。

    お役所のお金の無駄使いの問題が事細かに報道される昨今ですが、このパチンコに関する警察行政や警察官の天下りとかについては、テレビ番組などで取り上げられることはありませ...続きを読む
  • ドキュメント 五代目山口組
    偉大なる首領(3代目)、悲劇の暴君(四代目)。 それに比べて地味な感が拭えない5代目ではあるが何故彼が”5代目を襲名”し”山一戦争”を集結させたのかが詳しく書かれている。 3&4代目の本は既に読んだが5代目は記憶に新しいので「へぇ〜」と妙に感心させられた・・・。興味のある方は是非!
  • 暴力団
     初版が十数年前の発行で社会情勢が変化してきており、現在のヤクザ像と若干離れているが、その当時に、現在の暴力団の衰退と半グレの台頭を的確に予測しており、またリアルなヤクザ像の描写は、反社取材の第一人者として的確な洞察力を感じた。本書を読むまで、溝口さんの著作は割と暴力団側に立った目線で書かれているの...続きを読む
  • 喰うか喰われるか 私の山口組体験
    学校で習った歴史は、勝者の歴史だったり、権力者の歴史だったりする。
    刺されて負傷したり、編集部が暴漢に襲撃されたり、息子さんがつけ狙われたりしながらも続けた、暴力団幹部たちへの取材を振り返る、自伝的ノンフィクション。読んでいると昭和のヤクザ映画的効果音が聞こえる、マッチョな内容。
    50年にわたる暴力...続きを読む
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)
    衰退していくヤクザ。ヤクザと半グレ。
    食品からオリンピック〜政治やメディアまで近年のヤクザ事情がなんとなく分かった。
  • パチンコ「30兆円の闇」
    ギャンブル自体はやればやるほど胴元の期待値どおりに負けた状態に陥るわけだけど、それでもやりたい人は自分の判断でやれば良いと思います。
    ただ、警察官が汚職まがいの行為でパチンコ業界から甘い汁をすっているというのが真実なら、それはきっちりと取り締まってもらいたいです。
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)
    基本的に暴力団が衰退した現在を前提とした対談なので犯罪集団とか任侠といったイメージの話は少ない。法規制によって暴力団はもう何もできないという認識を基調とした話がメイン。
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)
    ヤクザが絶滅危惧種としても、半グレみたいな集団は結局残ってしまう。暴力や恫喝の思考、根絶はなかなかに難しいわけですね。
  • 闇経済の怪物たち~グレービジネスでボロ儲けする人々~
    すっきりせんな。
    グレージビネスもはわかるが、やっぱり「被害者」は存在するわけで。
    確かに、心意気とかビジネスマンとしての目は堅気にも役に立つ部分はあるのだろうが、やっぱり、すっきりせん。
    最後の、モロヤクザ、脚色も勿論入っているだろうが、こう言う、あるのかないのか分からない「任侠」ってのが一番すっ...続きを読む
  • 職業としてのヤクザ(小学館新書)
    著名な暴力団ルポライター二人による対談形式のヤクザ講座第2弾。ヤクザないない方がいいに決まっている。しかし世の中からアンダーグラウンドな世界を無くすのは無理。日本式マフィアのヤクザは必要悪なのか、、と改めて考えてしまう。
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)
    ヤクザの本業は喧嘩。
    ヤクザは衰退するだろう。
    江戸期以来ヤクザは男伊達を売る「半」社会的な存在だった。
    半グレは経済犯罪を専門にするアングラ。シノギ以外の分野では法的に堅気であり、暴対法も暴排条例も適用されないり
  • シャブ屋の懺悔 西成密売四十年
    彼が間接的に覚醒剤を売ることで殺した人数って数え切れないだろう。

    そこらの大量殺人犯など比べ物にならないくらいの人数の人生を狂わせ、あらゆる面で国家に悪影響を与えてきたにもかかわらず、死刑にならないのはよく考えたら不思議。

    懺悔したくなったのは理解できるが、罪深すぎてどうすれば救われるのやらって...続きを読む
  • 細木数子 魔女の履歴書
    細木和子ってヤクザと繋がりがあったというより、本人がモロにヤクザでだったのですね。 悪をテレビから追放した著者の功績は大きい。
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)
    面白い。本書はヤクザに詳しいライター2名が語り合う対談形式の新書となっている。
    本書を読んで実感したのはヤクザも経済社会の中の一部であるということである。そのため日本経済が衰退する現在では、ヤクザ社会も衰退の道をたどるのは仕方のないことである。
    私たちいわゆる気質の一般庶民はヤクザが衰退するのは非常...続きを読む
  • 暴力団
    シノギ、上納金など、暴力団独特の仕組みについて、簡単に書かれている。
    名前を借りることで円滑に違法行為を行うことから、フランチャイズに近いという表現はなるほどと思った。

    暴力団に対しては法的な締め付けがキツくなり、利益の上がる活動ができなくなり、経済的に追い込まれ、それに伴い新規組員も減っていく落...続きを読む
  • 細木数子 魔女の履歴書
    えらく悪く書いているけれど、それは当時テレビで持ち上げられていたからそれに対抗するためだろうとは思う。
    この時点で地上波から姿を消した細木さんも引き際を知っていて上手だと思った。
    勝負は引き際が肝心。勝負師としての勘は有ったのだろうと思う。
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)
    対談形式で、ヤクザ(というより暴力団)の話を軽いタッチで読ませる。暴力団の歴史や資金源、人材、現在の状況について網羅的に触れられているので、一冊読むとなんとなく基礎的な知識が身につくようにできている。
    自分は、読んでみてあらためてヤクザや闇社会にそこまで関心がないのが分かった。間接的に流通などで関与...続きを読む