飯間浩明のレビュー一覧

  • 伝わるシンプル文章術
    非常にわかりやすい。

    普段あまり本を読まない人でも、「なぜ分かりやすい文と分かりにくい文があるのか」というのが理解しやすい。

    また伝わりやすく分かりやすく説得力のある文章をつくる必要がある人(卒論を書く人とか、レポートを書いたりするとき)や、会議で重要な案件を話し合いたいときなんかの構成づくりを...続きを読む
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる
    著者は三省堂国語辞典の編纂社。街で、新しい言葉や使われ方を探す様子が面白い。誰でもできそうで、だけど実例を読むとやっぱり鋭い感性が必要だということが分かる。
  • 伝わるシンプル文章術
    読み手に伝わる文書術を学ぶためにまず1冊読んでみた。
    本書はクイズ文という型について解説されており、
    読み手にどのように内容が伝わるかが理解できるものだった。
    「受け取り方が人によって変わってしまうのは筆者の責任」
    という言葉には恐れ入った。

    この本を読むことでどの本の著者も読み手に自身の考えを伝...続きを読む
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる
    『三国』(『三省堂国語辞典』の略)編さん者が書いた、国語辞典の作り方の本。書名は、作者が常日頃、言葉を探しているから、つまりワードハンティングしているひとからきている。めずらしな、知らなかったなと思う言葉に出会ったら、写真を撮っておく作業だ。
    国語辞書は皆同じではない、時代で意味がある変わっていく ...続きを読む
  • 知っておくと役立つ街の変な日本語
    朝日新聞の土曜版の連載記事で著者の視点の鋭さを感じていたが、まとまった形で読めるのは楽しい.江戸時代の日本語は現代人には読めないが、わずかに語句の一部が残っていることを知り、言葉の面白さを実感できた.
  • 知っておくと役立つ街の変な日本語
    辞書を編纂されている方の本です。
    日々の生活の中で気になる言葉を記録し続けているという働く大人の鏡です。
    自分の好きなことや、自分の仕事に誇りを持って、それを極めようとする。あるいは、その好きを貫く。そんな生きる姿が美しい。
    そういった大人になりたいと思える本です。

    また、本当に変な日本語が紹介さ...続きを読む
  • 遊ぶ日本語 不思議な日本語
    日本語に関する面白い話が満載で、楽しめた.第3章の「変わる日本語」が良かった."やせませんー?" "なやましい" "生きくれよ" など なるほどと納得できる説明が素晴らしい.日本語に対する感性がひと味違う人なんだと思った.
  • 知っておくと役立つ街の変な日本語
    タイトルに惹かれて購入。
    著者の飯間さんが折りに触れてご説明されている「“変”を批判するのではなく楽しむ」という言葉そのままに街に溢れる変な日本語を紹介している。
    言葉に対するこだわりと愛を感じる一冊だった。
  • 知っておくと役立つ街の変な日本語
    飯間氏の優しさと真面目さがにじみ出る
    ネットや若い人向け雑誌でしか見ないような、一見アホっぽい言葉もバカにせず解読?解明?していくのがステキ
    なるほど、こんな風に言葉をひとつひとつ丁寧にとらえて、辞書はつくられるのか
  • 辞書を編む
    映画と原作の後は、実際の編纂の現場を見てみよう。これがなかなか面白い。ちなみに我が家の国語辞典は「三国第7版」です。
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる
    子ども向けという事でわかりやすく書かれてある。

    「言葉はとても不安定な通信手段」
    「言葉は理由があって生まれる」
    「ふつうにかわいい ふつうにおいしい(無条件においしいという事)」2019/08/20
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる
    国語の辞書を作る仕事、世の中に出回る言葉を集め、皆がわかる、伝わる言葉でそれを説明する。略語や同じ言葉でも意味が変わって使われるようになったものを説明したり、それはそれは大変なお仕事。児童書だけあって、とにかくよみやすい。
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術
    日常出会うことばに意識を向けて観察してみよう。
    ちょっとした意味の違いを大切にしてことばを使い分ける。
    気になったことばを辞書で調べてみる。
    できれば複数の辞書にあたって見てみる。
    ことばはどんどん変化するもの。
    そうした変化もふまえ、楽しき言語生活を送るための知恵が満載。
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    辞書編纂者による、「言葉探し」という視点からの、新しくて面白い「小説」の読み方。
    言語感覚を磨きたい人に、うってつけの方法。
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    辞書編集者が小説の中から気になる言葉を拾う。この言葉は他でも使われているのか、いつの時代から使われているのか、この地方でこの言い方をするのかなど、言われなければ気にも止めずに流していることを深堀りしている本。面白かった!
  • 辞書を編む
    ・飯間さんの三省堂国語辞典と言葉に対する愛情に和む。
    ・辞書の違いは語数くらいだと思っていたけど、方針があることに気づけた。
    ・辞書作りの難しい点がわかる。たとえば、「右」をどう説明するか、「恋」をどう説明するか。時代の変化や、媒体の変化に応じて説明も変わってくるなど。
    ・とりあえず三省堂国語辞典が...続きを読む
  • 辞書を編む
    先週6月11日、NHKの「プロフェッショナルー仕事の流儀」でも取り上げられていた飯間さん。
    番組でもワードハンティングや、データの整理、語釈執筆などの様子が紹介されていて、まさに本書での通りだったわけだが。
    『三国』への愛に溢れ、相当饒舌な印象さえ受ける。
    あ、勿論、悪い意味ではなく。

    本書は、辞...続きを読む
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    言葉は生き物で、小説は時代を写す鏡。

    国語辞典編纂者の著書が小説、しかも最近の本の中から、移りゆく言葉の用例採集をいていく。後書きに曰く、『物語を楽しむための小説の中で「ことばを発見する」という楽しみ』が伝わってくる。

    よく「誤用」とされる語句があるが、著書は単に誤用と決めつけることなく、これは...続きを読む
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    面白かった。
    言葉の採集という意味では
    なんか変な使い方、と思うものも
    興味深い使用例になっちゃって。
    合わせて様々な用例が出てくるのも
    感心したし、興味深かった。
    三分の一は読んだことあったけど、
    そんなこと全く意識して読まなかった。
    言葉オタ的愛情にほっこり。
  • 辞書を編む
    まず、書評をば。
    読みやすく、辞書編纂への思いが感じられる。愛のある一冊。
    これから先、有難さを頭の隅に感じながら、辞書を引かせて頂きます。

    そして、著者 飯間氏に届けたい。
    作中のパート「紙の辞書はなくなってもいいか」で、紙のよさを示す部分があります。

    僕が書斎からデジタルを排除し、紙の辞書を...続きを読む