飯間浩明のレビュー一覧

  • 日本語をつかまえろ!
    日本語に関しての言われてみれば確かに気になる話がたくさん。対象は小中学生くらい向けなのかな。知らなかったことやなるほどと思うようなこともあり、大人が読んでも十分楽しめる。「とても」が大正時代より前は「とても~ない」という形で使われていた、室町時代には「とても」は「どうせ」の意味で使われていた、という...続きを読む
  • 日本語をつかまえろ!
    「どんぶらこ」はモモ専用なの? 五十音はどうやってできたの? 「おいなりさん」は食べ物? 「考えときます」って本心? 辞典の編さん者が、身近にあって気になることばの面白さを綴る。『毎日小学生新聞』連載を書籍化。

    分かりやすい。これの少し大人版も読んでみたい。いつかぜひ!!
  • 伝わるシンプル文章術
    言いたいことは伝わるし、良いことなのだが、9割が水増しコンテンツ…。

    ・伝える文章
     →解釈の余地を残さない(↔︎議論を起こしたい文章)
     →オリジナリティは不要
     →クイズ文が有効
    ・クイズ文:(背景→)問題→結論→理由
    ・クイズ文の種類
     1.yes no型
     2.How型 課題解決方法
     3...続きを読む
  • 日本語をつかまえろ!
    オノマトペから最近の言葉まで。
    イラストを交え、面白くわかりやすい。
    小中学生が読めば絶対面白い。
    もちろん、大人が読んでもいいと思う。
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    一般的な新書みたいな感じの書籍だと思い、読んだことのある本の章から読み始めたので、著者が話に入り込んで言葉を収集してることが最初わからずとまどってしまった(笑)
    いろんな話の中に言葉ハンターのおじさんがうろうろしていて、それに気付いているキャラクターや気付いていないキャラクターがいて、想像すると面白...続きを読む
  • 知っておくと役立つ街の変な日本語
    変な言葉を探して街歩き。
    変だから間違いという訳でなく、
    どうして生まれたのか、どのように変化したのか、
    あぁ言葉ってホントに生きているんだ、と感じました。
    むしろ変わらない言葉なんて殆ど無いのかも。
  • 日本語をつかまえろ!
    私たちが何気なく使っている言葉はこんなに不思議。

    毎日小学生新聞の連載をまとめたもので、日本語についての色々なコラム。知っていることが多いけれども、子どもに向けて書かれているのを頷きながら読んだ。

    新しい擬態語・擬音語「ふぁさっと」について、日本語で「ふぁ」のつく言葉は確かになかなかない。「ばえ...続きを読む
  • 伝わるシンプル文章術
    論文の書き方の本、と言っていいと思う。

    私自身はアメリカの大学で
    「背景説明→問題→結論→理由→理由を支える証拠→想定される反論→反論に対する再反論→結論の確認」
    を習ったなぁと思い出した。今でもこの形式が一番理に適ってると思ってる。
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    本を読むときに知らない言葉や読めない言葉があったらどうしますか?
    辞書を引く?ネットで調べる?それとも読み飛ばす?
    私は辞書アプリ(新明解国語辞典)で必ず調べるようにしていますが、以前は漢字と前後の文脈でなんとなく意味を分かったつもりで読み進めていました。

    この本は純文学からライトノベルまで15の...続きを読む
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる
    『舟を編む』を読んだときも思ったけれど、子どものときにこの本に出会っていたら、何かしら選択が変わる人もいると思う。

    辞書の意味って考えたことがなかったかも。私にとっては「正」を調べるものだった。そして、それはネットでできること。

    今は「ワードハンティング」をしている自分に気付く。
  • 知っておくと役立つ街の変な日本語
    <目次>
    第1章  ついつい目が留まる
    第2章  一見平凡だけど
    第3章  現代語の磨かれ方
    第4章  業界用語漏れ出系
    第5章  コピーライターの奮闘
    第6章  外来語の冒険
    第7章  不思議な表記
    第8章  地域の息づかい
    第9章  言い回しの問題
    第10章  今ではもう昔

    <内容>
    『三省堂...続きを読む
  • ことばハンター 国語辞典はこうつくる
    飯間さんの辞書に関する本はどれも面白いけど、これは小学生向きに易しいことばで書かれた本。
    内容は大人向けのものと基本的には変わらないものの、わかりやすいので、読むのが苦手な子どもでも大丈夫かな、とも思うが、そもそも辞書ってどんな風に作るのかと疑問や好奇心を持ってる時点で、子どもとして知的レベルは高い...続きを読む
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術
    著者が、辞典編纂のため、あらゆる日本語を「用例採集」して考え・感じ取った、ちょっと工夫した表現、人間関係もよくなることばの使い方について、事例を交えて紹介・提案しているエッセイ。
    少し思ってた内容より、感覚的な話が多い気がしますが、役に立つところもありました。

    役に立つポイント
    ・否定的な表現に形...続きを読む
  • ことばから誤解が生まれる 「伝わらない日本語」見本帳
    前半は日本語の音声、文法、語義、状況から生まれる誤解を例を挙げて書き連ねている感じで流し読みしたが、5章は表現意図に焦点を当てていて、自分も思い当たることが沢山あり、興味深く読んだ。

    こちらでは褒めたつもりが相手は逆の意味で捉えていたりすることがよくあって、これではいけないと思いつつも、自分なりの...続きを読む
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術
    辞書編纂者ならではの、普段言葉を使う上でのちょっとしたコツなど。「とても」や「せいぜい」の意味の変遷など、知っているとネタとして使えそう。散髪時の髪の長さを伝える方法として、奥さんから言われたという「写真を持っていけば?」というアイディアは、某理髪店のアプリで機能としてあるようでやっと時代が追いつい...続きを読む
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    ふだん何気なく読み飛ばしている小説の言葉づかいの面白さを感じさせてくれる。それにしてもさりげなく用例の確認をしているが、膨大な資料に当たっているわけで、感嘆する。それが苦ではない方がこういう仕事をされるのだなと思うと、ちょっと羨ましい。
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    「ことばは生きている」を実感させてくれる一冊。どーでもいいような言葉をしっかりと見つめる姿勢に感心した。言葉に徹底してこだわった労作。好きな人にしか受け入れられない一冊です。
  • 小説の言葉尻をとらえてみた
    んもうっ、飯間さん、好きっ。

    プロローグ
    第1章 桐島、部活やめるってよ(朝井リョウ)
    第2章 風が強く吹いている(三浦しをん)
    第3章 残穢(小野不由美)
    第4章 オレたちバブル入行組(池井戸潤)
    第5章 チッチと子(石田衣良)
    第6章 桜ほうさら(宮部みゆき)
    第7章 横道世之介(吉田修一)...続きを読む
  • 辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術
    「舟を編む」が出版された後なので、辞書編纂者の書いた本に興味がわく人が多くいるだろうことを予想して出版されたと思われる本。
    まあ、日本語の常識を今一度確認してみるには読むといいかと。
  • 三省堂国語辞典のひみつ おまけ付き
    なるほど、著者の言うとうり三省堂国語辞典の宣伝用であるが、三省堂国語辞典の編纂の苦労がよくわかるし、その特色も理解できる。
    小説などとは違い、書評という形では表に現れない書物だけに本書のように編者が自己評価する形もありだと思う。同時に他の国語辞典の編纂に関してもその内情を知りたい。