守屋洋のレビュー一覧

  • 史記(1)覇者の条件
    一巻からずっと読んでいくといにしえの中国にトリップ出来ます。
    項羽と劉邦のくだりは有名ですね。面白いですよ。電車の友です。
  • 史記(2)乱世の群像
    戦国四公使を中心に話は進む。(1)覇者の条件と比べると、こちらのほうがしっくり来る。特に信凌君については、自分とだぶる(ちょっとうぬぼれ)。信凌君のだれにでも壁なくつきお会うところ、王の命令を無視して義をとおしたところは、すごく共感する。
    このころの賢者には食客が数千人も集まったそうだ。その食客があ...続きを読む
  • 中国古典一日一言
    一日一言を1ページにまとめて解説し、レイアウトのセンスも内容のコンパクトさも、巻末の内容索引と出典ごとのリストも、まさにビジネスマンがそのエッセンスを学ぶのに役立つように工夫された一冊。
  • 史記(1)覇者の条件
    全巻完読していないので、ここに載せないつもりでいたが、TV-JAPANの探検ロマン歴史遺産で、始皇帝陵と兵馬俑坑を見てしまった後なので、とうとう登場してしまった。やっぱりホリエモンのように独房にでもいないとなかなか全巻読破は難しいとおもう。中国の古典にはいろいろな発見がありおもしろい。たとえば、徳川...続きを読む
  • 貞観政要
    人材集めの箇所
    礼につくして、謹んで教えを受ける。これは自分より100倍すぐれた人材がくる。

    頭ごなしに怒鳴りつけ叱りとばす。これでは下僕のようなものしかあつまってきません。

    など、人材の箇所は気づきが多かったです。
  • 貞観政要
    ビジネス系の雑誌でたびたび紹介される帝王学の名著。何度も登場するとなると気になる。

    人事は大事、とか、ダメなところを指摘してくれる人がいる環境を持て、とか、上に立つ人は自分を律して、足るを知るということを覚えろ、とか(だいぶ平たく言っているので、本当はこの100万倍は含蓄がある)様々な教訓が大宗の...続きを読む
  • 世界最高の人生指南書 論語
    論語の有名な文をピックアップし、それを著者が現代と結びつけながら解説していく構成。
    とてもわかりやすかった。
    孔子のような有名な人物であっても機会に恵まれず、成果を出すことに苦労したことに驚いた。逆に、孔子でもそれだけ苦労したのだから、私たちが君子となるためにはそれほどの努力を要するということだろう...続きを読む
  • 貞観政要
     唐の二代目太宗(李世民)が臣下らとのやりとりから政治の要諦を、呉兢が編纂したもの。太宗と部下との問答で、それぞれが短めにまとめられており、また本書は訳文の後に原文、書き下し文とも登載してくれているので分かりやすい。
     名君の誉れ高い太宗は、勿論ある程度美化と言おうか、後世の人々に読まれることを意識...続きを読む
  • [新装版]全訳「武経七書」3 六韜 三略
    六韜三略は初めてよみました。
    孫子と似たところはありますが今日のリーダー論やビジネス、生活に通ずるところがあります。
  • 貞観政要
    唐は隋の煬帝、秦の始皇帝の悪政、漢の高祖のいい面悪い面を分析し、反面教師にしたから、栄えた。創業から事業継続へのスイッチもうまく転換した。1400も前の中国の国政が今に通じるのは、人間って思ったより変わってないってことか。
  • 韓非子―強者の人間学
    戦国時代の思想家韓非の著作。諸葛亮孔明が劉備の亡き後、2代目劉禅読むように勧めた本でもある。徹底した人間不信の哲学。

    ずっと読んでみたいと思いながら、やっと手にした。凄い。何が凄いって、全く人を信頼しない、いつでも殺されかねないという自己防衛の論理。イヤミスのような読後感。時代も時代、国も国、自ら...続きを読む
  • 「老子」の人間学――上善は水の如し
    最高の善は水のようなものである。
    万物に利益をあたえながらも、他と争わず器に従って形を変え、自らは低い位置に身を置くという水の性質を、最高の善のたとえとしたことば。

    この老子のことばが理想で
    水のように争わずやわらかくしなやかに
    生きていきたいと思っています。
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)
    統治理論の名著。韓非子には、政治を実践する立場からの課題、解決策が書かれており、また現場のリアリティがふんだんに盛り込まれている。君主からすれば、先王の政、道徳による政治等の抽象的な儒家の説法より、富国強兵を真剣に考え、血なまぐさい政治現場を実際に見てきた韓の公子、韓非の法・術論を知りたかったのだ。...続きを読む
  • 貞観政要
    リーダーシップについて普遍的な内容が書かれていて素晴らしいと思うが、恐らく実在の本人像を美化して書かれたのだろうなと思う。
    これを読んでこんな聖王がいたのだと思い込むのはマンマとこの皇帝に騙されてます。
  • 貞観政要
    難しそうで敬遠していたのですが、いざ読んでみると結構面白かったです。

    李世民と魏徴の関係性がとても良いなぁと思いました。
  • 「貞観政要」がやさしく学べるノート――組織を「安定軌道」に乗せるにはどうすべきか?
    上に立つリーダーが持つべき姿勢や注意点を、中国の歴史から学びながら生かした、屈指の名君と言われた、唐王朝2代目の太宗李世民の話。人の上に立つものは一度は読むべき本。
  • 孫子の兵法
    自分の年齢が追いついたからかもしれないが、今までで一番わかりやすい、しっくりくる兵法でした。ビジネス視点での解説なのがすごく良いと思いました。
  • 貞観政要
    部下の言葉に耳を傾ける、自らの欲望を抑える、など一つ一つの教えはシンプルですし特別真新しいものでもありません。
    けれどこの貞観政要が説得力を持つのは、太宗がそれらを上から目線で語るばかりではなく、ときに踏み外しそうな太宗をまさに部下が諫め諭す姿がそのまま書き記されているところだと思います。
  • 貞観政要
    リーダーシップについて学ぶために、古典の名著を選書。

    中国史に名を残す名君(最高のリーダー)太宗が、
    部下からおもいっきりダメ出しをされて、それを改めるという事例集。
    ダメ出しを素直に受け入れる懐の広さが後世に名君として名を残すことになった。たとえ君主に昇り詰めたとしても、そこからの平安〜繁栄は未...続きを読む
  • 孫子の兵法
    言われてみると、「そうだよなぁ」と思う部分が多かった。
    戦争における心構えとして書かれているので、全てが今のビジネスに直接参考になるわけではないが、メタの視点で考えると学ぶべきポイントは多いと思う。