守屋洋のレビュー一覧

  • 貞観政要
    明治天皇も元田永孚から進講を受けた書、唐の太宗と侍臣との問答集
    自分の根をどこに求め、花をどう咲かせるかを常に考え、ブレを少なくする自制心を持つことが肝要
  • 孫子の兵法
    今月に入り2冊目の「孫子」。

    訳文⇒読み下し文⇒解説の順で記述。
    十三篇の全文が訳出されている点が
    嬉しい。

    本書解説にもあるが、「孫子」は理想
    を語っている箇所はなく、全く偽善が
    無い。

    戦争は負けたら"死"あるのみの認識に
    立ち、勝つために「兵は詭道なり」で
    権謀術数を尽くし、戦わずして勝...続きを読む
  • <実説>  諸葛孔明 ある天才軍師の生涯
    史実の中の孔明とは
    孔明の実像を追求する類の
    本の中では好きな方。
    というのも、作者の書き方が
    柔らかみのある書き方だから。
  • [新訳]荀子 性悪説を基に現代人にこそ必要な「礼」と「義」を説く
    たいへん分かりやすく、読みやすいです。現代においても「礼」や「義」が大切であると感じました。また、現代において「礼」や「義」を具体的すると、どのようなものがあるだろうかと考えるきっかけになりました。
  • 中国皇帝列伝 歴史を創った名君・暴君たち
    中国の代表的な皇帝の中から秦の始皇帝、漢の高祖、武帝、後漢の光武帝、魏の武帝、隋の煬帝、唐の太宗、則天武后、玄宗、宋の太祖、明の太祖、清の康熙帝について書いてあります。
    読みやすいエピソードなどを交えて、創業と守成それぞれの統治者に必要な資質について考えることができ、面白かったです。
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法
    孟子と荀子の直接対比は、既に何度も行われていることであり、今それを行っても、目新しい発見は少ないと予想されます。(勿論それは無駄なことではありませんが)  それを考慮してか“はっきりと人の天性は善とは言っていないけれど、発言から判断すると性善説の立場に立っているといえる孔子”と“性悪説の荀子に学び、...続きを読む
  • 秘密の成功哲学 厚黒学 リーダーとなるためには腹黒く生きよ!
    面の皮の厚さの“厚”と腹黒さの“黒”の話.

    本屋さんでたまたま見つけて購入.
    本書の内容は,秦~三国鼎立時代にかけて登場する歴史上の人物に,それぞれどれほどの面の皮の厚さ,腹黒さがあったかを論じている学問の紹介だった.

    秦~三国鼎立時代は僕の一番好きな時代で,登場人物も歴史小説で馴染みのある人物...続きを読む
  • [新訳]孟子 「孔子の正統な後継者」が唱えた理想的なリーダーの心得
    自分が何より重要だと思っている

    おもいやりの心=仁

    が書いてあった。引き続き修身します。
  • 中国古典百言百話14 大学・中庸
    明治の偉人を足跡を追うと自然と四書五経にぶつかる。論語は読んでいるが他のはまともに目を通したことがないので手に取ってみた。
    大学、中庸だけかと思ったら、易経、礼記、書経、左伝からも、エキスを抽出してあり、思いがけずに美味しい内容になっていた。
    大学、中庸は論語とそう変わらない論旨だが、易経、礼記なん...続きを読む
  • 中国古典百言百話6 老子・荘子
    毎日、一項目ずつ位のゆっくりしたペースで
    ゆっくり吸収していくのにちょうどよく思います。
    近年生き方の指南であったり、癒しの本が大量に出回り、何がどうなっているのかうっとおしく感じる中群を抜いて清清しい本だと思いました。
    完結で明白。
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法
    性善説と性悪説の違いが分かりやすい本。性悪説の韓非子、もっと悪い奴なのかと思ったけど意外にそうでもなかった。それは当然!と同調できるレベルに思う。どちらかに偏るって言うより、その状況に応じてバランスよく振る舞うべきところ。グローバルビジネスでの性悪説ってどんな感じなのか是非体験してみたいとも思わされ...続きを読む
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法
    性善説といわれる「論語」、性悪説といわれる「韓非子」。双方の長所を備えていれば憂いなしとばかりに前半部分と後半部分にわかれて原文・読み下し文・注釈・解説が書かれている。こうやって古典を対比させて読んでみるのも面白い。
  • [決定版]菜根譚
    400年くらい前に洪自誠が記した処世術的な書物。仏教・儒教・道教の考えを取り混ぜながら君子の生きる方法を説く。全体的には「世の中は所詮馬鹿ばかりだから、あまり馬鹿に関わらず、関わらないようにしよう」という趣旨。
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法
    孔子と韓非子をバランスよく読めという事。しかし法家の思想は好きになれない。現実的には韓非子なのかもしれないが、理想は徳で世の中を治める。それを理想としてとことん追求してゆく、法家の思想は安全弁的に用意しておいて、できれば使わずにすめば良い。
  • [決定版]菜根譚
    人に指摘されると頭にきてしまうようなことも、すんなり受け入れられる。素直に胸に収められる。

    辞書のようにパラパラと読んでいくだけで楽しい。
  • 右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法
    副題 現代をバランスよく生き抜くための方法

    性善説を前提とする論語と、真逆の性悪説を前提とする韓非子。

    そのどちらが正しいかではなく、淡々とそれぞれのコトバを紹介、解説していく本です。

    あえて言うなら、その配合バランスは、読者に任せます、といったところ。

    論語に関する書籍は、何冊か読んでい...続きを読む
  • 孫子の兵法
    一度読んでみたかった名著。立ち位置としては、マキャベリの君主論に近く、超現実的。「勝てない戦争はしない」「兵士の現実的な扱い方」など。解説も多いので分かりやすい。解説者がかなり毛沢東よりっぽいのを感じるのが気になるが。。
  • 史記(6)歴史の底流
    滑稽列伝の東方朔の事が読みたかったのに載ってなかったのが残念でした…orz
    それだけが無念すぎるので☆4つでw

    遊俠の世界は触れた事がなかったので、学ぶところが大きかった。
  • 完本 中国古典の人間学
    500ページ近くある分厚い本ですが読む価値大です!読み継がれてきた歴史書のエッセンスがまとまっている感じですので、その中でも興味のある書物のものを一冊買って読まれるとベターかと思います!
  • 史記(1)覇者の条件
    すべてを網羅しているわけではありません(特に列伝)が、訳と原文と書き下しが揃っています。
    有名な話は載せているし、地図や年表、人物時点なども充実しています。