守屋洋のレビュー一覧
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中国古典の名言が沢山収録されています。すでに知っている名言でも解説を読むと、少し理解が違っていたり、再度心に刻むことができます。どれも素晴らしい示唆を含んだ名言であり、いくつかは今の自分にぴったりの言葉であったりします。また時を置いて読むと、その時の自分の状況で違う言葉に感じ入るのだと思います。常に...続きを読むPosted by ブクログ
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性善説(孔子)か性悪説(韓非子)かを問う人間学の本。
哲学書とも言えるかもしれない。
自分はどちらかと言えば性悪説に拠って立つ人間だと思っていたが、如何に自分が、もっと言えば日本の教育が孔子の論語に影響されているかを実感。
でも、共感するのが多かったのはやはり韓非子w
そうは言っても、韓非子みた...続きを読むPosted by ブクログ -
・君主を説得する難しさは、相手の心を読み取った上で、こちらの意見をそれに適応させること、この1点につきるのである。
・昔の聖人である堯・舜・湯・武のとった方法を、現在の世の中でそのまま手本にするものが、新しい時代の新しい聖人に笑われることも、またたしかである。聖人とは昔にとらわれ一定不変の基準に固...続きを読むPosted by ブクログ -
貞観政要とは、貞観の治で知られる唐の太宗の政治の要綱である。この太宗は、中国の歴史上、特出した知性を行った皇帝の一人である。過信からの諫言を奨励したことでも良く知られる。家康の言った通り、諫言は難しい。部下からの正しい指摘をあるべき姿勢で聞くことが出来る人は少ない。言い訳や、無視はまだいいほうで、逆...続きを読むPosted by ブクログ
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孫子・呉子は全訳、尉繚子・六韜・三略・司馬法・李衛公問対・
孫ぴん兵法は抄訳です。
個人的に読みやすく、また尉繚子・六韜等は全訳に拘らず「一冊で済ませたい」と言う方には良いと思います。Posted by ブクログ -
孫子関連の一連の書をもっと掘り下げて読んでみたいと思うようになりそうな一冊。
さらっと読めて、よく知っているものも多いので一家に一冊あるといいかも。Posted by ブクログ -
史記をよんでいたので、話の内容は理解していたが、ここまでストイックにリーダーとしての事例と、部下としての事例を列記されると、すごく引く思いがした。しかし、やはり良くできた内容、なるほどと思うことしきりでした。判断がにぶったり、したときにまた読む本になると思う。
韓非自身は身の振り方が悪く殺されてしま...続きを読むPosted by ブクログ -
諸葛孔明について、演義などの伝説の孔明と現実の孔明の違いを正確に浮かび上がらせようとする1冊。
何故、孔明は司馬懿仲達に勝てなかったのか?
実際に孔明は軍略に長けていたのか?
孔明の基本理念や構想・戦略は?
こういった事について、一つ一つ丁寧に解説してくれており、非常に解りやすいです。
孔明が好きに...続きを読むPosted by ブクログ -
史記を読み始めた。覇者の条件ということで、王様を中心とした国運営について、話が描かれている。へえとおもったことに、中国にも大儀名文的なことがあること。に日本独特かとおもったが、やはり人間どこもおなじだな。それにしても古文をもっと勉強したおけばよかった。Posted by ブクログ
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2024/04/19読破
一言 老子は好き。この本はあまり好きではない。
感想 老師が好きなので読み始めました。期待値が高すぎたか、あまり得られるものがありませんでした。
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「曲全」
「始めは処女の如くにして、敵陣、戸を開き、後には脱兎のごとくにして、敵、防ぐに及ばず」
これは最初...続きを読むPosted by ブクログ -
道…それは単なる言葉・概念なので、それこそ自分を意味なく縛り付けてしまう気がした。
知っていても知らないふりをせよ、知識の獲得の否定、…一見、現代の日本で一般的なあるべき論(老子の教えが流行った時代でもあまり違わなかっただろうけど)とは逆のことが述べられ、面食らうが、実はあえてそう振る舞うことで、ひ...続きを読むPosted by ブクログ -
武経七書の一つ。李衛公問対だけ時代が新しくて前代の武将などの評論などもあり面白かった。あと兵法書で一番は孫子というのには賛成。Posted by ブクログ
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「論語」と「韓非子」、どちらも大事な気がするものの、その土台のそもそもの人間観が違うので、それぞれをどう位置づけるかは難しいところ。
そんなことを思いながら、読んでみた。
が、残念ながら、あまり役にたたなかった。
著者は、「論語」のほうにより共感していそうだが、「韓非子」についても、「そういう...続きを読むPosted by ブクログ -
「武」とは「戈」を「止」めるということ。すごく納得させられた。武は相手に振りかざすものでは決して無い。戦わずして勝つことをいの一番として掲げる兵法書であるが故、戈を交えることを避け、止める方向に考えるというのは見事だと思う。Posted by ブクログ