秋吉理香子のレビュー一覧

  • 聖母
    秋吉理香子さんの作品は本作が初読み。

    いや〜凄かった!
    読後鳥肌が立って暫し放心状態になった。
    圧巻のラストとミステリーの醍醐味とも言えるトリックに見事に騙された。これが実に痛快で気持ち良い!!

    薫と真琴かぁ…
    これ以上はネタバレになるので我慢我慢…笑
    改めてタイトルの『聖母』の意味を辿りながら...続きを読む
  • 聖母
    ずっと読みたかった本、ようやく!
    序盤で気になる一文はあった。そのまま読み進めて終盤手前で、あ…気づいちゃったかも…なんていい気になってたら、真相は更に上を行くもので、まさに解説にあった通り。予想を超えてもらえてとっても嬉しい(笑)
    ところどころ読み返して、書き方うますぎと思った。
    そして最後。あの...続きを読む
  • 聖母
    読みやすく話の展開が気になり一気に読み進めました。色々ラストの想像を巡らせましたがやっぱり騙されてしまいました。予想外ですが自然と騙されてしまったので読んだあとすっきりとした気持ちになりました。
  • 終活中毒
    ゾッとする終活、理想的な終活、人生を賭けた終活…
    4人の〈終活〉に待っていたサプライズとは?
    40代女性―余命をSDGs活動につぎ込む資産家の妻に望むのは…(「SDGsな終活」)
    60代男性―妻の三回忌のため息子と家のリフォームを始めたが…(「最後の終活」)
    60代女性―ベストセラー作家の遺品に心を...続きを読む
  • 監禁
    監禁された夫とストーカーとの攻防にハラハラしながらも、由紀恵サイドの高峰夫妻とのやり取りには思わず涙してしまいました。

    ストーカーも撃退して夫は無事帰宅。舞衣子ちゃんも無事で良かった……しかしこの残ページ数……まだ何かあるのか?と思ってたらまさかの展開!
    博信って誰だよ!雅之さんは!?無事なの!?...続きを読む
  • 聖母
    皆さんのレビューを読んで興味を持ちました
    えぇぇーーッ?!そう来たかーーッ!!
    と、予想外の着地でした!(◎_◎;)
    ラスト25ページから話がわからなくなり、
    徐々に真実を明かされ、納得した様なしない様な、驚きの連続、そして少しずつ頭の中を整理して。。。
    お陰様で、刺激的な休日を過ごせました!(^O...続きを読む
  • 聖母
     もう、やられたー! の一語しかありません。
    内容の仕掛けやサプライズの驚きはもちろん、母性というテーマも濃密に描かれており、優れたミステリーに出会った感いっぱいでした。

     物語は、①娘のためには何でもする母・保奈美、②事件を捜査する中年刑事・坂口と女刑事・谷崎、③剣道部在籍の高校生・真琴、という...続きを読む
  • 終活中毒
    余命宣告された40代の資産家女性、妻に先立たれた60代男性、書けなくなっていた60代の小説家女性、売れない芸人の40代男性。
    それぞれの終活の話です。私は小説家の終活が1番読後感が良かったです。とても読みやすかったし、面白かったです。
  • 監禁
    わあああ、おもしろかったーーー、読みやすくてズンズン読んで読み終わってしまった!!!
    おどろいたねーーー
  • 終活中毒
    いやーおもしろかった。

    〝終活〟をテーマにしているので片付けの話かと思ったら、ん?なんだ?ミステリーか?と思わせるような物語もあり、心温まるような話もあり、なんだか笑いあり涙ありで、物語自体がさらっとしているので、一気に軽快に読めた。
    短編になっているので、それぞれの人の終活を垣間見る。

    P ?...続きを読む
  • 暗黒女子
    とあるお嬢様系のミッションスクールで文学サークルの会長・白石いつみが転落死。
    彼女に関わった5人+副会長で親友だった小百合の朗読小説がこの事件の真相を解き明かしていく…はずが…
    朗読小説を書いたメンバーそれぞれ後ろ暗いところがある人たちばかりのようなのが途中からわかってきたので、それぞれその人にとっ...続きを読む
  • 婚活中毒
    前に読んだ終活中毒が面白くて気になってた作品。
    この作品の方がブラックな感じで、1話が短いから何となく予想ができてしまうんだけれどどんでん返しが合って面白かった!

    理想の男が1番衝撃で印象に残ってるけど、婚活マニュアルとリケジョの婚活もめっちゃ面白かった!続きが気になってあっという間に読めてしまう...続きを読む
  • 聖母
    過酷な不妊治療の末に娘を授かった母親は近所で起こる幼児猟奇殺人事件に戦慄する。彼女は娘を守れるのか?終盤を仕事の休憩終わり間際に読んだのが悔やまれます。感想サイトを読んで改めて衝撃を受けました。映画化された『母性』も良いですが、こちらもおすすめです。(グロあり)
  • 灼熱
    医者である英雄と幸せな結婚生活を送っているかに見える絵里。しかしその結婚は彼女が英雄が元夫を殺した証拠を探すためだった…。真相を追う彼女が突き止めた英雄が隠していた真実とは?見事などんでん返しにやられた。
  • 鏡じかけの夢(新潮文庫)
    飯豊まりえさんの解説と被りますが、最初から最後まで安定の面白さです。鏡に宿る不思議な力…読めばわかるこの微妙かつ絶妙な「不思議さ」の感覚を是非味わってほしいです。全話◎なのですが、敢えて1番を選ぶとしたら最後の“双生児の鏡”ですね。ありがちとも意外とも感じられますが、なんとも言えないイヤな後味です。
  • ジゼル
    バレエなんてやったことがないし知識も皆無だけど、それでも面白くてグイグイ読めました。
    ええっ、この人が犯人なの?
    じゃあ、あの亡霊騒ぎは何だったの?
    と思わせるところから、どんでん返しと真相が。
    こういう話とても好きです。
    続編が出たそうなので、そちらを読むのも楽しみです。
  • サイレンス
    真相の解明や説明がなく仄めかしてあるだけ。
    それが、かえって不気味で怖い。
    いくら深雪の婚約者や朋子の恋人がクズだったとはいえ、まるで害虫を始末するかのように手にかけてしまったのだとしたら、まさに狂気だと思う。
  • ジゼル
    登場人物もそこまで多くないので、こんがらがることなく最後まで読むことができた。
    ジゼルの内容と同じように事件が起こっていくのが面白い。

    絢子や有紀子など、配役での嫉妬や激情の描写もリアルさが出ていてよかった。
    実際にいじめや嫌がらせは普通に起こっているのだろうなーと思う。

    花音は最後までずっとい...続きを読む
  • 鏡じかけの夢(新潮文庫)
    優美な独特の世界観に引き込まれた。
    磨けば願いを叶えてくれるという鏡を前にして、人間の欲望は果てしない。
    なんでも叶えてくれるとしたら、私なら何をどう願うだろう。
    考えるだけで恐ろしくなってしまった。
  • ガラスの殺意
    事故による高次脳機能障害を持っている柏原麻由子が人を殺した、と自首するところから始まる。麻由子は事故後、新しく記憶することが出来ない。麻由子は10分から20分くらいの記憶しか維持できず、その間にメモを残すことによって、記憶をつなぐ方法を得ていた。麻由子の脳機能障害の加害者である光治は彼女と結婚し、献...続きを読む