サイレンス

サイレンス

800円 (税込)

4pt

一気読み必至の偏愛サスペンス。
婚約者が雪深い孤島で突然失踪……、故郷の島には恐ろしい“秘密”があった。

深雪は婚約者の俊亜貴を連れ、故郷の雪之島を訪れる。結婚してありふれた幸せを手にいれるはずだった。ところが、祝宴の席で深雪は思いもよらないことを島民たちから知らされ、状況は一変する。やがて俊亜貴は行方不明に……。この島、何かがおかしい――。『暗黒女子』の著者が、人間の奥底にある執着心と狂気を描いた傑作サスペンス。

解説・澤村伊智

※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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サイレンス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    新潟の島出身のアイドルになりたかった女、深雪が、アイドルのマネージャーとして働きつつ同業界の男と付き合い、結婚するために実家に連れて行くのだが、というの流れのやや薄いのサスペンス。その男は、おそらく殺されて雪に埋もれているんだろうけど、深雪は地元の男と結婚して子をなし、幸せに生きているので、これはこ

    0
    2023年09月19日

    Posted by ブクログ

    表紙の女の人が不気味で…
    誘われるように本が手元に…(^◇^;)

    うちは、田舎ってのがないので、古い因習とか縁がないけど、息苦しさは何となく分かる。(おじいちゃんの代ぐらいに、勘当かなんかされて、実家とは切れてるような話を聞いたが…詳細不明…)
    でも、ええとこもあるんやろな。知らんけど^^;

    0
    2023年07月22日

    Posted by ブクログ

    基本イヤミス、たまにサスペンスめいた話だなーと思ってるとホラーが紛れ込んでくる。徐々に真相っぽいものがチラ見えするが、もやっと不気味な感じがずっと漂う。こういうの好きだし、この人の作品は全体的に好きな部類。

    0
    2023年01月16日

    Posted by ブクログ

    やっぱり秋吉理香子さん!
    どの本読んでも今のところ好きです。

    田舎ならではの窮屈な感じが伝わってきて
    なんとなく、わかる、わかる、ってなりました。

    身勝手男のだらしない感じもわかるし、
    それを好きな彼女の気持ちもほんとわかる描写で、ペースよく読めました。

    0
    2022年05月14日

    Posted by ブクログ

    4.2
    →今まで読んできた秋吉さんの作品はサスペンスという感じだったのですが、このお話は結末にゾクッとするホラー要素があったと感じました。
    都会と田舎での価値観の違いや、どちらでの生活が本当に幸せなものなのかを考えさせられる作品でした…

    0
    2022年01月26日

    Posted by ブクログ

    主人公が婚約者となる男性を連れて故郷の島に帰る。
    そこで、婚約者の秘密や島民の得体のしれなさが徐々に明るみになっていって…という話

    田舎から抜け出したいと思っていた主人公が、本当はそうした閉塞的な暮らしに居心地の良さを感じているというのも面白かった。

    婚約者がかなりのクズなので同情の余地はほとん

    0
    2021年11月23日

    Posted by ブクログ

    意外とないかも?・・・なミステリーの設定かもしれませんね。
    アイドルを目指したかった田舎の女子。
    でも、育った環境って、その人に染み付いていて、意外と抜けないものなのかもしれません。
    そして、そこが安心する場所になっていく。
    都会ぐらしで巣食われていく、人間の心の闇。
    皮肉でもあり、考えさせられるこ

    0
    2020年09月30日

    Posted by ブクログ

    表紙程の怖さは無いですが、サスペンスなんですね!?
    話が進んで行く中でホラーチックな描写が出てくるのですが、実際はホラーではない所が道尾秀介に通ずる物がありました。
    恋愛小説?不倫物語?青春の回想?のどかな田舎の町興し物語?色々な要素が入っていて、終始飽きること無く一気読み出来、読みやすい文章も良か

    0
    2020年08月05日

    Posted by ブクログ

    帯の「偏愛サスペンス」は、なるほど田舎に住む人の田舎への偏愛なのね。多かれ少なかれ現実にもありそう。田舎怖い。一気読み。

    0
    2020年05月27日

    Posted by ブクログ

    結婚の報告にと田舎の島へ帰省した主人公。しかし神のいたずらかその島から出る事ができない。そこにこの小説の怖さがある。田舎特有の狭苦しい価値観や風習がリアリティをもって描き出され、村社会の閉塞感がもつジワジワくる嫌な感じが主人公達を外へと向かわせる。島の魅力と相対するように島ならではの連帯感が恐怖を倍

    0
    2024年05月02日

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