河合隼雄のレビュー一覧
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日本におけるユング心理学の権威である河合隼雄さんと村上春樹さんの対談集。村上春樹さんの「約束された場所で (underground2)」の最後にも少し対談集があったのですが、それが面白かったのでセットで読みました。
村上春樹さん自体はかなり僕と違った価値観を持つ人だと思うのですが、その自分とは大き...続きを読むPosted by ブクログ -
私の人生の教科書がまたひとつ増えました。
大切な、大切な本になると思います。
あとがきで泣いてしまったのは初めてです。Posted by ブクログ -
児童文学と子どもたちがもつ豊かな世界について、臨床心理学者河合隼雄が現代を生きる私たちに向けて書いた文章を集めた著作。
とても読みやすく、かつ、胸に刺さる本だった。
読み始めてすぐ、ペーター・ヘルトリング作「ヒルベルという子がいた」について語られる文章を読みながら、涙が止まらなくなった。
ヒルベルと...続きを読むPosted by ブクログ -
言語で分析する方法は、下手をすると、傷を深くするときがある、と河合隼雄が話していて、逆に言語化することで、意識してなかったらことに気付くことで傷が深くなるのか、と思った。
伝えるのが苦手なのに辛いことがあると頑張って何を悩んでるのか言語化しようとしてたけど、無理に言いたくないことは言わなくていいって...続きを読むPosted by ブクログ -
いくつか興味深い点について振り返っていく
<コミットメントとデタッチメントについて>
コミットメント(献身、かかわり)とそのマイナス方向の性質としてのデタッチメントは、日常における全ての出来事(人間関係、仕事、趣味)についてかなり重要な意味がある。その関わりの深さで人生のシェイプが決まるよな、と...続きを読むPosted by ブクログ -
2019.9月。
河合隼雄さんと小川洋子さんの対談。素晴らしい。河合隼雄さんの懐の大きさ。人間力。包容力。すごいなあ。こんな方がいるんだなあ。もっともっと生きて、今の時代にいて欲しかったなあ。大切なお話。手元に置いておく。
人を助けに行く時はずっと相手と同じ強さになる必要がある。
キャッチボール...続きを読むPosted by ブクログ -
心理療法家の河合隼雄さんが素晴らしい児童文学の数々を紹介してくださる。児童文学は子どものための読み物ではなく大人にとっても子どもにとっても大切なものであるというメッセージが繰り返される。創元社がつけた帯は、現代人のたましいの危機は、ファンタジーと切り離されたときから始まった、と。
私は私のために児童...続きを読むPosted by ブクログ -
小川洋子さんも河合隼雄さんも、お話を聞くのが抜群にお上手なのだなと感じる。ひと文ひと文が心にしみて、癒される。Posted by ブクログ
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再読。
クライアント自身のもつ力を信じて
ただ、寄り添いアースとして存在する。
そんな存在に近づいていきたいです。
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本書は、四天王寺人生相談所が開催していた年一度のカウンセリング研修講座に、著者が講師として招かれ、実施した講演の記録をもとに編集されたものである。その研修の受講者は、学校の先生などの教育者であったり、学校カウンセラーもいたかもしれないし、これからカウンセラーになろうとしていた人かもしれない。
著者...続きを読むPosted by ブクログ