河合隼雄のレビュー一覧
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人間の心がいかにわからないかを骨身にしみてわかっている者が、「心の専門家」である、と私は思っている。
要は、本気でやっているかどうか
人間が生きていく場合、ある程度、モノがないほうが生きやすいのではないか
私たちの言語表現能力には限界がありますから、実際の体験、実際に起こっていることのほんの一部しか...続きを読むPosted by ブクログ -
この本は大好きで、何度も何度も読み返しています。
この書棚に未登録だったことに、ちょっと、驚きました。
この本の中で紹介されている、
谷川俊太郎さんの『みみをすます』
がすべてを語っているように感じていて、時間がとれないときは、この詩だけ読み返したりしています。
河合先生の言葉に触れていると、...続きを読むPosted by ブクログ -
以前「心の処方箋」で河合隼雄さんの本を初めて読んだ。ゆるやかな物腰で、はっとさせられることが時々ある。本書はさらっと書いてあるので、箇条書きしてまとめにくい。
良いと言われることを全く断言することがないこと、要するに人や自分の見方・感じ方に絶対はないし、いいところもあれば悪いところもあるし、絶対的な...続きを読むPosted by ブクログ -
カウンセラーの入り口に立った人、一歩足を踏み入れた人にとって、大変に役に立つ本です。カウンセリングの原点を深く理解できると思います。聴くことの意義、カウンセリングの限界、なによりも相談援助におけるカウンセリングの占める位置や他職種との違いなど「実技指導」を通して丁寧にお話しされています。40年以上も...続きを読むPosted by ブクログ