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Posted by ブクログ 2009年10月04日
心理療法家の目から見た猫の登場する作品の猫の役割・解釈を紹介した本。
猫には様々な顔がある。
長靴をはいた猫のような賢くて調子の良い面。
エジプトで見られるような神としての神秘性。
逆に西洋にあったような魔女の化身と見られるような妖しさ。
ネズミを弄る残酷性。
我侭な女性のような独立性と妖艶さ。
そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月13日
本当に尊敬する人には先生という言葉をつけたくなる。面識がなくとも、自分の中の一部になった(なってほしいという願望も込めて)気がして、先生、と呼ぶ。
これはユング研究で有名な河合隼雄先生が猫を語る本である。古今東西様々な物語の中に登場する猫という存在を通じて、その猫に人間が託したものを解説してくださる...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月23日
通してずっと面白い!というわけではなかったが、興味を引く箇所多数。村上春樹訳の空飛び猫、大島弓子の漫画、ポールギャリコ、谷崎潤一郎やコレットの、男と女と猫の話、などは原作を読みたくなった。牝猫と男性と同居するのは危ないのか?私の知ってる、猫と相思相愛な関係を築いている人というのは女性ばかりなので、ピ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月26日
猫。
「猫を通して、人間のこころについて考える」というコンセプトの本です。
でも、純粋に猫の本の感想文として読むこともできるかもしれません。
実際、わたしはこの本を読んで、「セロ弾きのゴーシュ」を読んでみたくなって、読みましたから。
猫は猫であるだけなのに、なんと多くの「人間についてのこと」を教え...続きを読む
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