ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
人々の悩みに寄り添い、個人の物語に耳を澄まし続けた臨床心理学者と、静謐でひそやかな小説世界を紡ぎ続ける作家。二人が出会った時、『博士の愛した数式』の主人公たちのように、「魂のルート」が開かれた。子供の力、ホラ話の効能、箱庭のこと、偶然について、原罪と原悲、個人の物語の発見……。それぞれの「物語の魂」が温かく響き合う、奇跡のような河合隼雄の最後の対話。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
小説家・小川洋子さんと心理学者・河合隼雄さんの対談本。 最近、私のなかで対談本が、アツい。 この本を読む前に、村上春樹さんと河合隼雄さんの対談本を読んだ。 宙をただよう概念が、思いもよらぬところで、ふっとつながるような体験が、なんとも快感だった。 その熱量をそのままに、今回この対談本を手にしたので...続きを読むある。 個人的には、次の一節が、心に響いた。 「世界中にあふれている物語を書き写すのが自分の役割だとすれば、私はもうちっぽけな自分に怯える必要はないのです。物語は既にそこにあるのですから。」 小説家・小川洋子さんが、河合隼雄さんとお話しして得た気づきである。 書くときに、人はものを作り出そうとする。 けれども、作り出す必要はない。 なぜなら、物語は既にそこにあるのだから。 引用するのも畏れ多いくらい、私はとてもそんなレベルにはたどり着いていない。けれども、この言葉を読んで、スッと心がラクになる感覚が、確かにあったのだ。 書くことを考えたいときに、また読み直したいと思った。
知人のおすすめで手に取った、小川洋子さんと河合隼雄さんの対談本『生きるとは、自分の物語をつくること』。 この本はまさに、私の「読み、聴く」という営みが深く意味づけられる内容でした。 対談されているお二人は、小説家と臨床心理学者であり、「物語をつくる」という共通点をお持ちです。 臨床心理では、人...続きを読む々が自分の物語をつくるのを手助けする。 小説家は、意識的に物語を生み出し、それを読んで人が救われる。 「もしや私がやっていることは、本を読むことで、物語を豊富にストックし、他者の物語化の材料として差し出すことではないか」と自らの行いに輪郭をもらえた心持ちです
物語は既にそこにある。 小川洋子さんにかけられる「なぜ小説を書くのか」という問いは、私が人に「なぜ山に登るのか」と問われる時と似ているものかあった。「なぜ登るのか」と聞かれるのは「なぜ生きるのか」と問われるのに等しい。説明できないからこそ、自分は山に登っている……。なんて、私における山の存在って、小...続きを読む川洋子さんにとっての小説くらい、知らぬ間にこんなに大きくなっていたのか、と驚いた。 河合隼雄さんのトークセンスが光に光っていており、一気に大好きになった。今まで存じ上げなかったことがもったいないくらいに素敵な方。谷川俊太郎さんとバカ飲みしたエピソードだけでも面白かったのにその勢いは留まることを知らず、荒唐無稽文化財のところでトドメを喰らって思わず電車でニヤついてしまった。新幹線のくだりも好き。そういうユーモアのある人が新幹線を命名したのかな、とか想像。 『ブラフマンの埋葬』を読んでいたので、ぜひ続きの対談が行われてほしいところだった。きっと著者が一番そう思っていることだろう。
敬愛する御二方の対談は、読めども読めども、自分自身の未熟さばかりを思い知らされるものだった。どのように生きれば、人とこのような対話を交わせるようになるのか。。。10年後の自分よ、その片鱗でも分かるようになっていて欲しい...! とりわけ小川洋子先生のあとがきからは、小川先生のお人柄が文章からこれで...続きを読むもかと伝わり、随所でうっとりとしてしまう。 内容もさることながら、まるで水面にしとしとと降る静かな雨のように、優しく、美しく、やわらかな日本語が、体に染み渡っていく。
『小川洋子のつくり方』の中の全作品紹介を読んで興味を持った一冊。 大学で心理学を専攻した身として、河合隼雄はもちろん知っていたけれども、なぜかどうしても著書を読む気持ちにならず、当時周りがみんな読んでいたのに、何となく話を合わせて読まなかったわたし。 今この本に出会えて良かった。 '...続きを読む039;人間は矛盾しているから生きている、整合性のあるものは生き物ではなく機械です'' 矛盾を意識し、折り合いをつける。その折り合いの付け方が個性であり、物語だ、と。2人がそこで共感していて、共感し合えることが素晴らしいと思った。 その物語を小説にして見せてくれる小川洋子さんの作品は、だから心に響くのか。 「傍にいること」の章では、''苦しみ、悲しみを受け止め、一緒に苦しむけど、望みを失わずにピッタリ傍にいれればもう完璧''だ、と。 娘に対しても、仕事上でも、常に心に留めて行動すべき金言だと思った。 必要な時に必要な本に出会えるんだなぁ。
「生きるとは、自分の物語をつくること」 物語は、既にそこにある。 なんか、分かりそうな言葉だなと、最近感じる。自分の視野で見えているものは一時的で、その瞬間瞬間に過ぎないけれど、人が生きてるだけで、それは全く瞬間的でない。そこには間違いなく過去があって、歴史があって、今までとの繋がりがあって、多様な...続きを読む偶然が折り合った果てに、今の自分がここにいる。 何となく毎日を生きてると、すぐに忘れてしまうし、今この感想を書いている間も、自分が「そういった意味」で現実を見れているかと問われると、見たいように認知している部分があるし、確かとは言えないよなと感じる。 近代化学の発展から、合理的で効率的であることが求められる社会だけど、個人的には、そういう「物語」とか、その人がそこに存在してる理由,意味みたいなものが魅力的だと最近感じるし、それを社会の渦に巻取られて忘れてしまわないようにありたいと、思う。でも、自分は能力値が高い訳では無いし、中々難しいだろうなと感じてもいる。 だから、今を大事にしたい。最近、思い出に支えられていると感じることがある。それは全部事実だけど、母の愛だったり、家族の愛だったり、誰かの労りとか,「思い」であることが多くて、思いが形には見えないけれども、確かに存在するのだから、今を大事にしたいかな、とか考える。 うっちーにこの前言われた、「逃げてる」ってのもそうだと感じるし、相変わらず常時焦ってばっかな感じは拭えないし、「浅はか」なのだなと論理的に思うことも多々あるが、それでも、生きていけたらなぁと、思う、感じる。
対談の柔らかくあたたかい雰囲気が良い。 カウンセリングと物語の話もとても興味深いが、個人的には、河合隼雄さんの著書や対談を通して小川洋子さんが「なぜ小説を書くのか」という、若い頃には答えるのが苦痛だった問いに対して、「誰もが物語を作っているのだ」という気づきを得て答えを見つけていった、というあとがき...続きを読むの文章がとても素敵だった。
タイトルに惹かれて。金言だらけだった。人間はつらいときにその人なりの物語として落とし込んでいる。「個」は自分の知ってる範囲内。人間は矛盾しているから生きている。
内容を全く予想していなかったが、とんでもなく良き出会いとなった一冊。どのページをとっても河合隼雄先生の温かさ、目の前の一人の人間にぶつかる真剣さ、そしてプロフェッショナルに触れる事ができた。
優しい、柔らかい言葉の中に散りばめられたメッセージ。 分けられないものを分けてしまうと、大事なものを飛ばしてしまうことになる 噛み締める。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
生きるとは、自分の物語をつくること
新刊情報をお知らせします。
小川洋子
河合隼雄
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
サイレントシンガー
博士の愛した数式
試し読み
対談集 あなたが子どもだったころ 完全版
耳に棲むもの
こころの処方箋
決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)
大人の友情
約束された移動
作者のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲生きるとは、自分の物語をつくること ページトップヘ