河合隼雄のレビュー一覧
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魚を、魚の大きな目を怖がっていた少年が、ある日海岸近くに迷い込んできたイワシを見つけ、その美しさに、イワシの存在に好奇心をかき立てられ、海の神秘に魅了される。
そんな少年は、海やその住人たちへの深く果てしない愛を深めていきながら、物理学者になり、フランスのスピーチ大会でイワシについて熱く語り優勝し、...続きを読むPosted by ブクログ -
神秘的すぎてフィクションなのか、ノンフィクションなのかわからない。
裏付ける名前の付け方とかあって、こんなにすごいのか、と。
表紙の絵が可愛くて惹かれて読んだけどとてもよかった。Posted by ブクログ -
本屋でたまたま目についた。常々シェイクスピアをコンプリートしたいと思いつつ、いつも他の本の誘惑に負け、シェイクスピアが後回しになってしまうことを気にしていたからか。
シェイクスピアの戯曲のうちの11作について、翻訳者の松岡和子氏が原書での言い回し等を例に出しながら様々な質問を投げかけ、それに対し河...続きを読むPosted by ブクログ -
河合先生の話はもちろん、谷川さんの鋭い質問力に敬服する。内容としては、箱庭療法が興味深かった。精神医学的に症状がない方たちの作った箱庭。素人目に強烈なものでも、それ単体で診断されるわけではない。作られるまでの経緯、人形等の配置や有無で、病気の人とそうでない人の大きな違いがあるのは印象的。最後、谷川さ...続きを読むPosted by ブクログ
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誰しもが少なからず、精神的な病、瑕疵やしっくりこないことを持っていると思うのですが、この本にはそういったものを解消したり、緩和したりするためのヒントが書かれているように感じました。Posted by ブクログ
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河合隼雄という人物に触れなかった人生が恥ずかしい…。文化界の大家であると、経歴を見ずとも実感させられた。"おひさまにあててポカポカふくらんだ座布団のよう"な人。
対話集なので軽やかにさらさら読めるが、さらさら素通りすることはできない言葉が詰まっていた。
小川洋子、河合隼雄ともに、本当に厚みのある人...続きを読むPosted by ブクログ -
ヴォーヴォワールの老いについてをテレビで紹介していて、ふと気になり読んでみた。赤瀬川の老人力みたいな無理矢理賛美の本でもなく、若者でも読める人生エッセイ。再読したい。Posted by ブクログ
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心理学者で文化庁長官の河合さんと、優しい小説を書く小説家の小川さんの対談。
河合さんの死去で、もっと読めなかったのが残念。
一神教のキリスト教圏と、多神教の日本との、厳密さと曖昧さの違いについて語られていたのが面白かった。
キリスト教圏の人は、厳密さ、厳格さの中で生きていて、例えばポルノを見な...続きを読むPosted by ブクログ -
カウンセリングは、とにかく、聴くこと、という原則を、具体例で肉付けしてます。言葉に表し難い感覚的なことを、高い表現力で述べられています。実用的であり、かつ、読み物として面白いです。Posted by ブクログ
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「父性の復権」で、主張されているような、昔の日本の父親にように戻れ、ということに、なんとなく違和感を感じていたが、本書では、そのような父親像を痛快に否定してくれる。
明治の父親は強かったからとあれを真似しようと思ったら、大きな間違いを起こすことになります。あれは、父親がいばるための制度であったのに...続きを読むPosted by ブクログ -
2009年刊行。
カウンセリングと倫理、友情、時間、家族等について講演した記録。
最近カウンセリングを受けて、正直うさんくさく、一体カウンセリングって何なわけ?と思って手に取った本。なかなか含蓄に富んだ内容だった。
わたしをカウンセリングしたカウンセラーにも読ませてやりたいと思った。
正直、流派...続きを読むPosted by ブクログ -
まさに入門としてオススメの本だけど、実際にカウンセリングをするとなると、ここに書かれていること以上に投影の問題など知っておかなければいけないことはたくさんあると思う。
読んでいて、カウンセリングにおいて何が大切かを色々と考えることができたので得たものは大きかった。
読みながら感じたことのメモ
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