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私たちは何かの行為をしたあとで「われ知らずにしてしまった」ということがある。無意識の世界とは何なのか。ユング派の心理療法家として知られる著者は、種々の症例や夢の具体例を取り上げながらこの不思議な心の深層を解明する。また、無意識のなかで、男性・女性によって異性像がどうイメージされ、生活行動にどう現れるのか、心のエネルギーの退行がマザー・コンプレックスに根ざす例なども含めて鋭くメスを入れる。
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Posted by ブクログ
意識と無意識の統合について知りたいというのが読み始めた動機。 読んでいる最中、よく夢を見た。 自分の無意識に何があるのか、少しずつ意識できている感がある。 次の本は河合隼雄さんの「影の現象学」。
ごく短い本だが、ユング心理学という今まで考えたこともなかった世界へと思考を飛ばしてくれる。 一般に大学などで教えられる心理学は認知心理学や社会心理学といった、データや実験に基づいた文理融合型の学問、というイメージがあるが、この本で扱われるユング心理学は全く異なる。 そもそも深層心理や集合的無意識と...続きを読むいう概念自体が実験・観察に基づいて発見されたというよりは仮説的に観念されたものという感じだし、その裏付けとして所々に挿入される実際の患者の夢もあまりにも荒唐無稽で、こんな夢を見る人が本当にいるのか、と疑いを挟みたくなる。 総じて今までの自分の常識や固定観念からは受け入れ難い思考法で、これは科学といえるのか、とすら思った。 しかし、そのように一笑に付すには惜しい説得力が本書にはあった。 思うに、ユング心理学はある意味では非常識な学問であり、だからこそ現在の心理学のメインストリームは認知心理学を始めとする自然科学的な実験を重視しているのだろう。 だが、そういった「まっとうな」学問では当分辿り着けない遥かな神秘を人間の意識は宿していて、その一端を、一足飛びに垣間見る可能性を有するのが、ユング心理学なのではないか。そう考えて、信じてみたくなるような魅力を持つ一冊だった。
"無意識" ってすごく不思議だと思いませんか。「気づいたらやってた」「そんなつもりじゃなかった」みたいなことって私はすごくあって。自分の意識が向かない未知の領域に、常々恐怖に似た感情を抱いてました。 . オンライン社会の今、個人が「意識」できる領域は、ますます小さくなっていて。少...続きを読むしでも無意識領域への働きかけができたら、最強だな!と思っていました(そう、映画「鬼滅の刃」のように…)。 . 本書によると、物質にエネルギーがあるように、心にもエネルギーがあるらしく。なにやら、無意識に働きかけるには、そのエネルギーコントロール(ユング的には夢分析)が鍵となるようなのです!「引き寄せの法則」が一時話題になったように、占いも潜在意識に働きかけるからいいんだよね。あ、今エネルギーが退行してるな〜前向きだな〜なんて意識しながら、少しでも自分の無意識領域を認知できるようになればいいな。とりあえず、明日から見た夢をメモしまーす! . 追伸 読むのにものすごいエネルギーを費やす本だったので、要注意です!笑 . #無意識 #鬼滅の刃 #無意識領域 #深層心理 #心理学 #ユング #フロイト #無意識の構造 #57刷 #河合隼雄
ヒステリーとは心理的な問題が身体的な症状に転化されたもの トラウマと抑圧 こだわりを持つ時、人は意識の円滑さを失う エディプスコンプレックス→父を殺し母を愛そうとする心理 器官劣等 カインコンプレックス→兄弟間の競争意識 メサイヤコンプレックス→自分の劣等感から抜け出すために親切の押し売りをする 普...続きを読む遍的無意識と個人的無意識 イメージやシンボルは自分たちの考えを具現化したもの リビドー→心的エネルギーは性的エネルギーに還元されること 創造的退行 劣等感と向き合うことが大切 夢は、現状をはっきりさせた上で分析を行う
私はそろそろ、社会の中で闘っていくためのモデルとなる父親像を求める時期に入っている、ようだ。なのかな。
ユングが深いのか、著者が深いのか。人間や自分自身をよりよく理解するための無意識の構造について、興味がつきない。無意識を理解するには、個人個人の心の構造だけでなく、社会や文化の知識や洞察も不可欠。文学作品や神話もとりあげつつ、人の心や世界の捉え方の不思議に迫る。難解な箇所も多く、いずれ再読したい。
この名著が上梓されたのは1977年。今から40年前である。人の半生分の長さほど昔に書かれたという事実は、評価する上では考慮すべきでしょう。評価などと生意気な、とお叱りを受けるのは当然、自分でもおこがましいと思っています。 こんな前置きを書いておきながらですが、いやはや素晴らしい。特に後半。 ユングと...続きを読むいう人の研究が進み、ある程度の普遍性を得ている現代では特に驚きがあるわけではないでしょうが、ここには生きる指標がありました。 人生を、とくにその後半をいかに生きるか、答えだと思っていたことに確信が持てました。
無意識についての全体像が分かりやすく説明されている。 特に自我と自己についての捉え方は、禅の教えに繋がるものを感じてもう少し知りたいと思った。 でももう一歩知りたいところまでは書かれないからユング心理学入門を読もうかなと思った。
"意識と無意識。無意識の構造を探るため、夢の分析をしたり心理療法で心の奥深くを探ったりしてきた人がいた。フロイトさんやユングさん。 彼らの研究を平易に我々日本人向けに解説して下さった本。"
感想 無意識の驚異の能力。その姿を眼前に鮮やかに描き出す。無意識は心身二元論に残された最後のフロンティアか。脳科学の知見も交えて議論したい。
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