本田秀夫のレビュー一覧
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ソーシャルスキルと一言で言うと簡単だが、これを身につけさせるのは周りが根気よく付き合っていくしかない。
そもそも、ソーシャルスキルとは何か。
なぜソーシャルスキルを身に付けさせないといけないのか。
ソーシャルスキルを身につけると何が良いのか。
ソーシャルスキルを身に付けさせる為にどんな取り組みをし...続きを読むPosted by ブクログ -
ASDを扱う本の中では、対象者にかなり寄り添ったスタンスと、具体的支援が書かれている。
かなり広く浅い範囲まで対象を広げ、「苦手なことは無理して訓練などせず、得意なことを伸ばす」ことに重点を置く。
また、他の論文や研究結果に対しても鵜呑みに引用せず、解釈の幅があることをしっかりと記載している誠実...続きを読むPosted by ブクログ -
10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体という事で、自閉症スペクトラムについて分かりやすく書かれている。
これは、左利きの人の割合と同じくらいなんだと思う。
この疑いがある人が、生きづらいながらも何とか社会の中で安定して生活していけるか、考えさせられた。Posted by ブクログ -
いわゆるコミュ障とかおたくとかぼっちとかKYとかいったキーワードに心当たりのある人は、もしかしたら日常生活に重大な支障がなくても、自閉症スペクトラムに寄った立ち位置にいるのかもしれません。
じゃあどうすればいいの?というところにもう少し焦点があたってると良かったのですが、それはそもそもこの本が作ら...続きを読む -
自閉症に悩む親御さん達に手に取って頂きたい本ですね。
Dr.の関わり、家族の関わり、学区の関わり、行政の関わりすべてが必要です。3人の子供の例を用いて書かれているので、関係者には参考になる一冊と思われます。Posted by ブクログ -
気づかされる事が多い。
自閉症スペクトラムの課題を早期で解決する事により、学校・社会の様々な問題の解決に一歩近づく。Posted by ブクログ -
著者は自閉症スペクトラムを広くとる方で、その部分は同意しかねるところはあるが、本書は平易な文章で、自閉症スペクトラムについてわかりやすく書かれている好書だと思う。Posted by ブクログ
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勉強になりました。発達障害も名前が変わり、捉え方も変わっていくのだろうなと感じました。支援や制度を知り、一人ひとりが生きやすい世界を作っていけるといいなと思いました。Posted by ブクログ
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題名通り、「しなくていいこと」を辞めると人生が楽になることを例を挙げながら書かれている本。
発達障害と診断されないまでも、特性をもって生きている人にとって、他の人が普通にできることができずに苦痛に感じることもある。自分が「しなければならない」と思っていることは、本当にしなければならないことなのか?...続きを読むPosted by ブクログ -
読んでみて、これまで私は人の評価を気にして「しなくてもいいこと」を一生懸命やってきてたんだなぁと思い返してました。仕事やプライベートで何をすべきで、何をしなくてもいいことなのか、わかりやすく教えてもらえる一冊です。Posted by ブクログ
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大人が読むとそうだよなぁと納得する内容。
あきらめる=明らかにする
あきらめることは、決めることでもある
という内容が特に印象に残りました。
ただ、子どもが一人で学校で実践するのは難しいかもしれません。
子どもが実践するというより、まずは周りの大人が、子どもが自分らしく生きられるようにサポート...続きを読むPosted by ブクログ -
診断に至らないグレーゾーンの場合や、グレーゾーンにも入らないが、発達障害の特性がある場合を記述しようと工夫されているのが印象的でした。Posted by ブクログ
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10代は自意識過剰の時代。周りには同年代しかいないし、いろんな尺度で序列化されやすい環境。やればできるという幻想、周囲からの期待と自分の期待、現実から離れた希望を普通と思い込み、勝手に落ち込むこと多し。一方で、世界が狭いので(わざと見ないようにすることも)、自我を肥大させて、根拠もない自信をみなぎら...続きを読むPosted by ブクログ
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感想
発達障害に気づく。そこからは工夫と知恵で乗り越えられる。得意なこと苦手なこと。誰しもが持っている。特別に考える必要はない。Posted by ブクログ -
教育現場での発達障害児童の対応には、まだ様々な課題があるだろう事は推察できるけれど、書店でこの本を手に取った時に求めていたものは、その課題の中でどのように対処していったのかの臨床例を盛り込んだ内容だったので、正直期待はずれの感は否めない。
保護者と教育現場の歩み寄りのあり方とかも若干触れられてい...続きを読むPosted by ブクログ -
どちらかというと障害の社会モデルに立って、子どもの学ぶ権利を保障しよう、という趣旨と理解した。親が通常教育が望ましいと思っても、早くから支援教育を受けた方が子どものためには良いとの点、胸に刻みたい。Posted by ブクログ
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精神科医の立場からの考えが述べられており、学校現場的な視点で考えると全面的に肯定できる主張ではないと思う。
「学校の標準の幅が狭い」という主張は正論ではあるが、子どもたちそれぞれに合わせた支援や指導を行なっていくためには、今の現場はあまりにも忙しく、人手が足りていない。
保険的に特別支援学級に入級さ...続きを読むPosted by ブクログ -
親や幼稚園保育園小学校の教諭向けの本。
定型発達の子を持つ親にも参考になると思う。
子育てするうえで大事なことは、"親のやらせたいこと"ではなく"子どものやりたいこと"を優先すること。それには親の都合をどれだけ手放せるか、子どもの特性をどれだけ理解できるかが肝心である。
発達障害の支援において最...続きを読むPosted by ブクログ