鈴木マサカズのレビュー一覧

  • 「子供を殺してください」という親たち 11巻

    正直、救いようがない

    精神疾患の患者を見ていると、正直、救いようが無い人が結構いる。
    どうにもならない…。
    そういうのを病院へ…というのも判るが、病院だって手を焼いている。
    スタッフだって人間だから。
    暴力を振るわれたこともある。
    黙って泣き寝入りしろって?
    限度がある。

    押川さん、自分の子供が精神疾患患者に刺されたら...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 10巻
    「ひきこもり」について取材に来た記者をきっかけに、押川は、以前事務所に押しかけてきた自称“ひきこもり”青年を思い出す。面倒をみた末に青年が見せた真の顔とは!? そして、女三代、旧家の娘からのSOSや、入退院を繰り返す息子の話も…。
    ノンフィクションコミック第10巻。

    積極的に当事者グループに参加す...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 11巻
    以前に相談を受けた母親から息子・哲平の再依頼。入院措置から回復を目指そうとしたが、暴れた哲平によって押川が傷ついてしまう。「他人事」な父親の姿勢に呆れながら、それでも抵抗しない押川。彼には、この仕事での「覚悟」を決定的にした過去の出来事があった……。
    ノンフィクションコミック第11巻。

    前巻に引き...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 12巻
    親を一方的に使役していた息子の原因を解き明かし、自立の道へ。そして押川の転機になった歌舞伎町のホステスの話も収録!
    ノンフィクションコミック第12巻。

    子供を無視して世話を焼かず、しつけをしないのも立派な虐待。
    まず親が、自分軸を持った大人にならないと、子供はまともに育たない。
    ワルの男に引っかか...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 1巻
    家族や周囲の教育圧力に潰れたエリートの息子、
    酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘…。
    現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てる――!!
    様々なメディアで取り上げられた押川剛氏の衝撃のノンフィクションを鬼才・鈴木マサカズ氏の力で完全漫画化! ...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 5巻
    実吉の紹介で受けた案件は、婚約者との失恋などから精神を病み引きこもりなった美佐子を、父親が決めた精神病院に移送する仕事だったが、父親から事前に聞いた事情と現実に齟齬があった。
    父親は、何故か押川氏がドアを開けて気づいた異変を知っても、警察や救急の介入を嫌がり、警察や救急の介入を許した押川氏を逆恨みし...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 7巻
    押川剛 率いる(株)トキワ精神保健事務所は、病識のない統合失調症やアルコールや薬物の依存症、精神疾患の疑いのある長期ひきこもりなど、精神科医療とのつながりを必要としながら、適切な対応がとられていない子供を抱える親からの依頼で、対象者を説得し医療につなげることを主な業務にしている。
    今回は、精神疾患で...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 3巻
    今回は、失恋から元カノに対する殺害欲求などの強迫観念に取り憑かれた由伸、薬物依存などの問題行動を起こしているキヨシのケース。

    一見すると特殊なケースに見えるキヨシのケースだが、生活に苦労してこなかった中流家庭が陥りがちな、世間体から子供の尻拭いに走り回る両親に依存している一方で、反抗心が歪な形で親...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 2巻
    統合失調症がきっかけで引きこもりになった晴美と母親のケース。
    音に過剰反応したり監視妄想などを患う卓也と母のケース。

    娘の春美を恐れて言いなりになる中で、娘の監視妄想などに取り込まれる母親の世間体を恐れた反応、娘の支配から離れて暮らすようになると今度は娘の春美がいないように話題を避ける母の言動、躾...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 4巻
    薬物依存症のキヨさんは、親兄弟が裕福なせいで金銭的に親兄弟に依存し、世間体から親兄弟がキヨさんが薬物依存であることを隠し精神病院に入退院を繰り返している為に薬物依存が重篤化してる。
    公務員試験に合格したが、キャリアアップを狙った資格試験に落ち続け、精神障害の疑いがあるけど、両親は互いに責任を擦り合い...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 8巻
    第8巻は、前巻からの「引きこもりアンダーグランド」完結編。
    そして、医療ではなく民間療法や宗教に縋り金を使い果たした挙句に精神保健所に縋る相談者の話、夫が自分に毒を盛っているなど妄想や問題行動を繰り返す妻の話。
    一番近くにいる家族が、子供や妻の現状を受け入れられず、中途半端な情や金をかけることで、医...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 6巻
    弟に負担を与えている誠一郎が、長期入院出来る病院に繋げられた押川氏は、誠一郎と海に行く。
    押川氏は、高校生の頃に交流していた精神病院の患者の思い出を思い出す。
    精神病院を逃げ出した穣は、引きこもりで嚥下障害や右手の指が麻痺するなどしていて、一度は押川氏が精神病院に繋げた青年。
    彼の日記や所持品を、検...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 9巻
    夫が、自分を殺そうとしているという妄想で、問題行動を繰り返す「夫は殺人犯」完結編がメインの9巻。

    夫が、妻の異変に気付かず、世間体や中途半端な情をかけて、精神病院への入院など医療に繋げられない家族の問題がここでもあるのが、闇が深い。
    表紙が、インパクトありすぎな9巻。
  • ケーキの切れない非行少年たち 3巻

    許せない!!!!!!!!

    知的障害?
    発達障害?

    それで幼い女の子に性犯罪?
    許せない!!!!!!
    どんなにマンガの中で「認めて」みたところで、娘を持つ親として、絶対許せない!!!!!

    それで少年院でのうのうと過ごす?
    ふざけないで!
    どこかにまとめて閉じ込めておいて!!!
  • 「子供を殺してください」という親たち 4巻

    こういう父親、いるわ

    こんな父親、いる。
    ムダに偉そうにするヤツ。
    男に多い。ってか、男だけ。
    女に対して威圧的で、自分オンリーなヤツ。
    母親は黙って後ろを付いていくだけ。
    時代は変わりつつあるが、高齢男性はこのまんま。
    女性に対して威圧的。

    子供のことは母親任せだから、何も出来無いし、する気もない。
    読んでて、腹立た...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 11巻

    毎回考えさせられる

    リアリティーがありすぎて読むたび怖いけども定期的に読み返してしまうマンガです。
    こういう状態になった子供がいる家庭は本当にどうするのがいいんだろう。確かに親からしてダメでそのせいでそうなってしまった場合もあるだろうし、それはとても可哀想なんだけど、こういうすごい病状までいってしまうと…。
    今のところ...続きを読む
  • 「子供を殺してください」という親たち 1巻

    家族の闇を映す作品

    家族は安心安全みたいなのが長年刷り込まれているけど、そうではない家庭もたくさんある。
    家庭内暴力、引きこもり、虐待、病気(先天、後天性含む)に貧困

    その安心安全で守られ近隣も当事者もそうは思っていない。
    自分もネグレクトを受けた側で近隣は知ってて目をつぶってました見て見ぬふりをしていました...続きを読む
  • ケーキの切れない非行少年たち 5巻

    多くの方に知ってほしい

    思慮の欠ける、軽率、非常識と思われる犯罪者に、適切な支援や理解が必要だった人がいるということを知ることができました。
    犯罪は決して許されないことですが、適切な支援があれば罪を犯すことのなかったであろう人に、必要な支援や教育、周囲の理解が広く行き渡ることを望んでやみません。
  • 「子供を殺してください」という親たち 5巻

    現実としてこういう世界がある

    …んだろうなとは思いました。
    ただ個人的には、親の在り方に非常に問題がある場合はともかく、病的な問題で子供が周囲を振り回し被害を広げているのに子供だけが被害者のように描かれているのは納得できませんでした。
    真面目に生きてる人間(親や兄弟)が、病気というそれだけの理由で振り回され被害にあっているの...続きを読む
  • ケーキの切れない非行少年たち 3巻

    布川先生、素敵。。

    布川先生にキュンキュンします。こういう漫画に不適切な感想かもですけど。あんなに男前で優しくてダンディーで知的で!苦悩するところも切ない。布川先生を裏切った出水許せないわー。なんぼ知的障害でも幼女にイタズラは許せない。布川先生、独身だったらいーな☆きっと美人妻と優秀なお子様がいそうだけど。