ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧

  • バーニング・ワイヤー(下)
    あらゆる要素が意外な形で結びつき完結に向かう快感。期待通りの結末なのに想定外。分野違いの犯罪相手のせいか後手に回りすぎなきらいはあるけど、スリラーとしては正解だし後から考えれば納得かな。
  • ウォッチメイカー 下
     すごいエンタメ小説を読んだなあ、と読み終えて思わず感嘆の溜息をついてしまいそうな、とにかく面白いミステリーでした!

     読み終えて、この『ウォッチメイカー』の下巻のイメージは、ボクサーが浮かんできます。鮮やかなツイストの連続、めまぐるしく変わる展開は、蝶のように舞い、蜂のように刺す、そんな身軽なボ...続きを読む
  • ウォッチメイカー 上
     事件現場に不気味な時計を置いていく連続殺人鬼”ウォッチメイカー”とリンカーン・ライムたちの戦いを描くサスペンス。

     リンカーン・ライムシリーズの中でも評価が高い作品だけあって、上巻から面白いです!

     被害者をなるべく苦しませて殺そうとするウォッチメイカーと、それを最新の科学捜査で追うライムたち...続きを読む
  • バーニング・ワイヤー(上)
     電気を使ったサイコパス。
     
     いかに現代社会が電気によって動いていて、いたるところに電気があるかを思い知らされた。
     なんで、リアリティありすぎて怖い。
     
     CIAやFBIは、ディーヴァー氏に「どういうテロが予想されますか?」って聞くべきだよ。

     そして、えっと驚く展開で…。
    ...続きを読む
  • バーニング・ワイヤー(下)
     電気を使ったサイコパス。
     
     いかに現代社会が電気によって動いていて、いたるところに電気があるかを思い知らされた。
     なんで、リアリティありすぎて怖い。
     
     CIAやFBIは、ディーヴァー氏に「どういうテロが予想されますか?」って聞くべきだよ。

     そして、えっと驚く展開で…。
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  • ソウル・コレクター 下
    データ、データ、データ、データ・・・・

    なんでもかんでもカードで決済しないようにしよう
    と思いました。

    おもしろくて2日で読みました。
  • バーニング・ワイヤー(下)
    ウォッチメーカーが何かしら絡んでいる、とは考えていたけど、まさかこんな展開だとはー!
    ライムの罠に気づかないなんて、ウォッチメーカーらしくないじゃない?そして、ついに捕まえられて、残念なような気もしてしまいました。
    銭形のとっつぁんが、ルパンを捕まえてしまったかのような…
    名探偵には必ず、心が通い合...続きを読む
  • バーニング・ワイヤー(上)
    どれだけ電気に頼った生活をしているか、金属に囲まれた生活をしているかを思い知らされた。
    トイレのドアノブに、ちょっと怖くなった。
    模倣犯が現れないことを祈る。
  • 007 白紙委任状(上)
     リンカーン・ライムシリーズのディーヴァーによる、007

     いやあ、想像以上に面白かった。
     でもって、流石ディーヴァー。どんでん返しをこうもってきたかと、感嘆しました。

     ある意味、007はテンプレートであり、ステレオであり、一つのベクトルなのだと思う。
     それらから、逸脱することなく...続きを読む
  • 007 白紙委任状(下)
     リンカーン・ライムシリーズのディーヴァーによる、007

     いやあ、想像以上に面白かった。
     でもって、流石ディーヴァー。どんでん返しをこうもってきたかと、感嘆しました。

     ある意味、007はテンプレートであり、ステレオであり、一つのベクトルなのだと思う。
     それらから、逸脱することなく...続きを読む
  • ソウル・コレクター 下
    “522号”を追う展開の他方、ライムが従兄弟と疎遠になってしまった経過等、本人の過去の物語が綴られるのも少し興味深い…

    本作では、ライムが“ルーキー”と呼ぶ若い巡査、プラスキーが活躍する。プラスキー…気に入っている劇中人物なので、少し力が入った…

    各種の個人情報を操って、様々な犯罪を繰り返す“5...続きを読む
  • ソウル・コレクター 上
    事件の起こった5月22日に因み、“未詳522号”と仮称、通称されることになった犯人の影をライム達は必死に追うが、他方で“522号”は反撃を試みる…捜査の過程で登場する<SSD>という、途轍もない情報関係企業…“情報”を武器に、異様な犯行を繰り返す“522号”の正体は?

    という物語なのだが、例によっ...続きを読む
  • ロードサイド・クロス 下
    本作は、関係者の聴取から“嘘”を巧みに見抜いてしまうキャサリン・ダンスの活躍という物語ではあるのだが、物語になっている“事件”は、複雑な現代の状況、「情報と人間」とでもいうようなテーマを打ち出しているようで、なかなかに興味深い…
  • ロードサイド・クロス 上
    前作の事件に関する“後始末”的な挿話が登場するので、シリーズの前作から読んだ方が善いのかもしれないが…独立作品として十二分に愉しい!!
  • バーニング・ワイヤー(下)
    いつもの通り、一気に読み終えてしまった。
    冷静に考えれば、随分無理な展開でもあるが、そこを読ませてしまうのが作者に力量か。
  • バーニング・ワイヤー(下)
    久しぶりのリンカーンシリーズ。今回はまぁ豪華な顔ぶれで、デルレイのこっそりファンの私は思わずニンヤリ。
    キャサリン・ダンスもチラチラと出てきて嬉しかったですね。

    個性豊かなライムの周りの人たち大好きだわ。

    事件はというと、私の単純な脳細胞では今回も推理は外れ・・・
    そしてウォッチメーカーのあいつ...続きを読む
  • スリーピング・ドール 下
    追う側、追われる側での出し抜き合い…ペルを巡る事件や人間関係を紐解くプロセス…逃走中のペルが起こす事件と、それを阻止しようとするダンス…息詰る対決がスピーディーに続く中、交通事故で夫を亡くし、2人の子ども達や両親と暮すダンスの日常も挟まり、実に豊かなドラマが展開する…そして終盤は“どんでん返し”の連...続きを読む
  • スリーピング・ドール 上
    “リンカーン・ライム”のシリーズは、事件発生当初に捜査側は容疑者をとりあえず<未詳>とするのだが…本作では「脱走犯ペル」と敵が明確で、正しく“対決”という感じで物語が進む…<未詳>に輪郭を与える展開も好いが…こういう「対決」というのも好い…大変に愉しい作品!!
  • 魔術師 下
    正しく“怪人”のような犯人―巧みな変装や“早変り”で姿を眩ませ、捜査陣を騙すことさえ試みて成功してしまう…読んでいて「途轍もない奴…」と思った…こんなのが実在したら…恐ろしい…―を必死に追う物語である。マジックショーのような鮮やかさで、次々と事件が発生し、「追いつき、逃れられ」という犯人との対決が続...続きを読む
  • 魔術師 上
    予測困難…或いは予測されることが巧みな“誤導”であるが故に、なかなか「先」が読めず、つい夢中になってしまう作品である…
    シリーズの中、なかなかにユニークな敵役の登場で人気が高い作品だというが、なかなかに夢中になってしまう…