本村凌二のレビュー一覧

  • ローマ人に学ぶ
    ローマ人の知恵を知りたいのであって、著者の意見を知りたいのではない。
    それさえなければ★5だったのだが…。
  • 独裁の世界史
    独裁を含む様々な政体について、古代ギリシャローマと近代ヨーロッパを元に考察しています。
    要するに民主制でも貴族政でも独裁制でも、結局のところリーダーの素質と言わんばかりの結論で、まぁそれは納得です。

    気になるのは、古代と近代のヨーロッパだけの考察でよいのかということで、中国皇帝や現代の開発独裁、選...続きを読む
  • 宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか
    背景、歴史があって奥が深いなと思いました。また日本人は無宗教というわけでもないんだなということもわかりました。一部の新興宗教等によって宗教という言葉のイメージが歪められているように思います。それは信じることの力がものすごく強いからだろうな。
  • 競馬の世界史 サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで
    サラブレッド誕生前夜どころか紀元前の競馬事情から2015年までの、日本を含めた世界の競馬の歴史を、総合的にたどっていく本。

    競馬の逸話がふんだんにちりばめられている本です。それこそ「名馬とは記憶に残る競走馬」のテーゼがあるとしたらそれにしたがって、記憶に強烈に残るからこその競走馬そして競馬、という...続きを読む
  • 宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか
    いやー難しかったな
    ただ宗教が人間にどういう影響を与えているのか
    すこし理解ができた
    本文の最後あたり
    人間の弱さを理解していることが重要
    宗教的なものに触れていると人や社会に
    過剰な期待をしなくなるという一文が
    とても心に残った
  • 古代ポンペイの日常生活――「落書き」でよみがえるローマ人
    古代ローマの、市井の人間の痕跡が何千年という途方もない年数を経た今、こうして目の当たりにできることに感動する。さらにそこにいる人間が、今の人間と変わらず、日々の日常を営んでいたということに。
    十数年前は街のトイレや施設の壁に落書きってわりとあったように記憶しているのだけれど、そういえば最近はあまり見...続きを読む
  • 集中講義! ギリシア・ローマ
    2024.01.15 美術の話はほとんどなかったが、ギリシャとローマの違いがぼんやりながら分かる。
  • 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国
    ローマ帝国の通史としての時代の流れとともに、時代それぞれにある、多面性、多様な見方が現代をみる上でもヒントになりそう。
  • 教養としての「世界史」の読み方
    今から三千年前以降、意識が生まれ、人が責任感を持って物事を判断するようになって今まで、戦争と平和、繁栄と退廃を何度も何度も繰り返している。
    人間社会は繁栄すると必ず退廃していく。
    どうすればこの問題を解決できるのかという学びは、勿論、自分にも得られていないが、繁栄が当たり前になって、そのことに気づい...続きを読む
  • 競馬の世界史 サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで
    広くまとめてあり勉強になる。エクリプス、セントサイモン、ハイペリオン、ネアルコ、ノーザンダンサー、ニジンスキーなどなども登場してにやけてしまう。
  • 教養としての「世界史」の読み方
    乾燥化すると、人々が水辺に集まってくる。少ない水資源を知恵を絞って活用しようとする。環境が厳しくなったことで文明が生まれた。四大文明。

    ギリシアの民主政は100~150年間ほどで短期間。僭主政の期間の方が長い。民主政は4万人ほどの少人数だったから可能だった。▼サラミス開戦。下層民が戦争参加。発言力...続きを読む
  • 集中講義! ギリシア・ローマ
    ギリシア史・ローマ史それぞれの専門家が講演・対談されたものを元にまとめたものなので、書物には書かれていなさそうな生の情報に触れることができたように思う。
  • ローマ帝国 人物列伝
    人物でたどるローマ史。建国まだ日の浅いころから、キリスト教が国教化されまた誰の目にも帝国の衰亡が明らかになったころまでの、その時々のローマの姿を、三十二人の人物像を通して描き出した一冊。

    個々人の記載はあっさりとしているが、まあまあ主要なところは押さえられており、千年を超えるローマの歴史をさっとな...続きを読む
  • 教養としての「ラテン語の授業」―――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
    古代ローマでの価値観や生活をラテン語を踏まえて語っている。韓国の様子も垣間見ることができて面白いが、ラテン語を学べる本ではない。あくまで「ラテン語の授業」の本だと思う。
  • 教養としての「世界史」の読み方
    久しぶりに歴史物ということで読んでみました。ローマ史をご専門とされている本村先生の著作ということもあり、ローマ史やギリシア史などに関する記載が多かったですが、歴史に学ぶということや、過去の出来事と現在の出来事の関連性など、色々と考えながら読むことのできる作品だったと思います。
    この書籍に記載された本...続きを読む
  • 教養としての「ラテン語の授業」―――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
    ラテン語を材料にした人生訓の本だった。
    外国で暮らす際の心の対応力は、参考になった。
    (若い時に知っておきたかった)
    面白かったのは、ヨーロッパ言語は水平型の言語なので、ある程度の年月を過ごせばため口で話すことができる、韓国語はそうではない、という指摘。
    日本語も同じで、どんなに親しくなっても年長者...続きを読む
  • 東大名誉教授がおしえる やばい世界史
    世界史上の偉人とされる人たちのすごさだけでなく、ヤバさが笑える。ある意味、そのくらい突き抜けていないと、歴史は変わらないのかとも思う。
  • 教養としての「ラテン語の授業」―――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
    解剖学の授業で初めて触れたラテン語の響きと気高さに,何となく魅力を感じて,独学でちょっとだけ齧った経験もあり,興味深く読んだ.
    途中からややキリスト教の教義的な内容が深まっていき,これは「ラテン語の授業」じゃなくていいな.とも.
  • 教養としての「ラテン語の授業」―――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
    ラテン語にまつわるエッセイ集みたいな感じ。
    ラテン語の文法の説明も少しは出てくるけど、ラテン語の解説書では全くないので要注意。
  • 東大名誉教授がおしえる やばい世界史
    世界史の有名人物の概要と、裏話を紹介。

    意外なエピソードから、世界史の人物に親しみをもてるようになるのでは。

    和田ラジヲの絵がかなり面白い。