本村凌二のレビュー一覧

  • 独裁の世界史
    独裁制、民主制、共和制などの政治体制に
    ピックアップして世界史を断片的に解説され、
    とても楽しく読める本です

    それぞれの政治体制の共通点や相違点などが
    はっきりと分かり、今日の各国の政治体制と
    比較しながら読むとなお理解が深まると思います

    特に、独裁制に興味がある人、独裁者になりたいと思っている...続きを読む
  • ローマ帝国 人物列伝
    共和制ローマからローマ帝国まで、時代の変遷にあわせて代表的な人物を説明した本。奇をてらう内容ではなく、教科書に出てくるような人を丁寧に解説してくれている印象で、とても読みやすい。逆にマニアには物足りないかも?
  • 独裁の世界史
    独裁は絶対悪なのかを歴史を紐解き考察している一冊。
    これまでの独裁政、民主政、共和政について詳細に解説され、それぞれの可能性を検討しています。
    得手不得手や安全危険は各々にあり、独裁について感情で否定せず理性で理解することが重要に思えました。
    古代ローマの期限付き権力者の独裁官のような仕組みは、非常...続きを読む
  • はじめて読む人のローマ史1200年
    世界史の知識が皆無だった私が、カエサルや剣闘士やコンスタンティノープルの陥落など部分的に興味を持った中で、歴史あるローマの全体像を知りたいと思い手に取った一冊。

    現代使われている英単語の語源などの解説も途中に入っており、あれもこれもローマから来ているのかと思うと一層興味が増した。

    これを足掛かり...続きを読む
  • 独裁の世界史
    民主主義の走りがアテネから、というくらいにしか知らなかったが、古代ギリシャでも政治の形が色々模索されていたのは興味深かった。
    そして、民主主義とはもとからポピュリズムで問題を抱えているものなので、共和制や独裁制から学ぶべきこともあるというのが面白かった。最後はハラリの言うデジタル独裁にも言及されてい...続きを読む
  • 教養としての「世界史」の読み方
    歴史を順番に説明していくような教科書ではなく、「こういう切り口で各地域の歴史を比較してみると」というものなので、飽きずにわくわくして読めた。

    西洋と東洋で、君主に対する見方が異なるのが、なるほどと思った。西洋では、君主は民衆に姿を見せパフォーマンスをし、人気を集める必要があった。そのため、民衆に近...続きを読む
  • 馬の世界史
    面白いな、これ。
    馬と人類の歴史的な絡みを通史だけでなく、独自の視点でまとめています。
    何も全てを欧州の視点で世界史を俯瞰せんでもいいというのは、その通りと思うし、それに馬が果たした役割、という視点が面白いですね。
  • 教養としての「世界史」の読み方
    四大文明の背景にあるのは世界の乾燥化。ローマ時代のトイレは、日本の江戸時代と同等の清潔さ。などなどかなり面白かった!
  • 英語で読む高校世界史 Japanese high school textbook of the WORLD HISTORY
    平易な文で読みやすいが、文章の質や正確さまで評価できない。某ecサイトレビューで誤訳の指摘があるので、山川の英訳本も手に入れたい。
  • 30の「王」からよむ世界史
     「30の歴史シリーズ」5冊目です。
     前作に引き続き世界史ということで、今回も世界地図と世界史の図表を隣に置きながら読みました。王の歴史は、近代までの歴史に通じ、王個人に迫ることは、その時代、国、その周辺に迫ることに繋がります。国家の創始者、国家の最盛期、国家の終焉の王など、それぞれ違いますが、そ...続きを読む
  • 東大名誉教授がおしえる やばい世界史
    うんこをしながら命令するルイ14世、ムチで拷問されすぎて気持ちよくなるロレンス…

    誰もがアホな一面を持ってバランス取ってるんですね。こういう本、好き^_^

    子どもにも薦めたい本だし、ヒトラーが入っていないのは著者の良心か。
  • 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国
    ローマ帝国史について、一冊で振り返るには最適の書。塩野七生さんのローマのシリーズにて、細かく読み進めていたが、久しぶりにこの一冊で振り返ることが出来た。
    地中海史は、奥が深い
  • はじめて読む人のローマ史1200年
    この一冊にローマについて、コンパクトにまとめられています。大変読みやすく、わかりやすく解説されてました。
  • 教養としての「世界史」の読み方
    以下、本書より。

    【かつて人は神々の声に従って行動していた】
    人間社会では、宗教は常に大きな問題です。
    宗教というと、神にすがって救いを求めるものという印象が強いようですが、歴史を見ていると、決してそれだけのものではない事がわかってきます。

    プリンストン大学の心理学教授ジュリアン・ジェインズは、...続きを読む
  • 東大名誉教授がおしえる やばい世界史
    以前読んだ「やばい日本史」があまりにもおもしろかったので世界史も購入。
    相変わらず、歴史の中にはやばい人が溢れている……。
    誰もが聞いたことにあるエピソードから、「まさかこの偉大な人がこんなことを……」というエピソードまでたくさん載っています。
    もちろん和田ラヂヲさんの素晴らしいイラストも!
    歴史が...続きを読む
  • 教養としての「ローマ史」の読み方
    ローマ帝国という
    同じ名前を冠している間に政治制度が何度も変わるという
    日本史付きの私からは奇妙に見えたローマについて興味を持ち、なぜ政治制度が変わり、強国になり、滅んでいったのかの理由が知りたくなり読み始めた。

    全部を通じて

    インフラの老朽化による経済の縮小、衰退
    トップの無能さによる国家の力...続きを読む
  • 教養としての「世界史」の読み方
    非常に面白かった!
    「ローマ史には人類の歴史が全て詰まっている」ー読んでみてなるほど、確かにそういう一面もあったのだなという気がしてくる。読みやすい文章に説得力がある。
    古代の人々は神の声が実際に聞こえたのではないか、という考証は興味深かった。
    ただ、たまに検証された「定説」なのかこの著者の「主張」...続きを読む
  • 教養としての「ローマ史」の読み方
    「ローマ帝国滅亡の原因」をこの本では、いくつもの事象が折り重なって起きたであろうという事から、交響曲の様だとして述べている。
    大きくは、3つ。経済の衰退、国家の衰退、文明の変質。

    「経済の衰退」では、メインに奴隷を据えて、戦争によって得た時代から、捨て子などによる供給、人口減少から一般人が小作人と...続きを読む
  • 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国
    塩野七生のローマ人の物語はリアルタイムで読んだので、ずいぶん経ってからのローマ史復習だったが五賢帝の後〜ローマ滅亡までがわかりやすく面白かった。コンパクトでわかりやすく、登場人物も理解できた。
    ローマ人の物語は全巻通じて面白いけど五賢帝までが特に面白かった記憶がある。
  • 教養としての「世界史」の読み方
    世界史を俯瞰する時のモノサシ、考え方を著者の専門であるローマ史を中心に事例を通しながら解説。

    恥ずかしながら、ローマ帝国の盛衰を初めて知る。
    宗教の対立、民族移動の背景等も、原因は案外シンプルでありだからこそ根深く、今日になっても解決は至って難しい。

    歴史は現代のフィルターを通してみる、という事...続きを読む