本村凌二のレビュー一覧

  • ビジュアルマップ大図鑑 世界史
    古代から現代2020年までの地図が当時の名称でカラーで載っていて最高だと思う。その時起こった大きな出来事や写真などもあり、わかりやすい。
    私は古代エジプトを見つかったから読んだのだけど、周辺地域(シナイ半島、カナーン地方、アムル地方、ヒッタイトなど)周辺地域も載っていたので気に入った。
    ついでに他の...続きを読む
  • はじめて読む人のローマ史1200年
    ローマにまつわる7つの「なぜ」を解説しながらローマの歴史を概観している。扱われるのはローマ建国から西ローマ帝国の滅亡までの1200年。文章が非常に読みやすく明快なので、ローマ史の入門書として非常に適した一冊になっていると思う。参考文献が記されていないのが玉に瑕。参考文献欄は内容の根拠を示すだけでなく...続きを読む
  • 教養としての「世界史」の読み方
    audiobookにて。

    「今を理解するために歴史が役に立つ」ということの意味を始めて理解できた。
    さすが専門家の丁寧な解釈はもちろん、それを一般の教養としてのどう読み解けば良いのかを丁寧に教えてくれる良書。

    学校で教わる歴史は、それぞれの時代、地域をぶつ切りにして覚えるだけの受験のための勉強。...続きを読む
  • 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国
    人類の経験のすべてが詰まっていると言われる古代ローマ史について。
    以下、本書より。

    【ローマ人の特異性】
    なぜローマ人だけがあの巨大な帝国を築く事ができたのだろうか。
    異邦人であるポリュビオスだけではなく、古代でも現代でも誰もが興味をそそられる問題である。
    ローマ人とはどういう人々であるのか、とい...続きを読む
  • 教養としての「ローマ史」の読み方
    ローマ史を概括 塩野七生氏の衰亡史へ行く前に全体像を理解することは大事
    偉大なローマ史も前半から5賢帝ぐらいで終わり 以降は蓄えを食いつぶしていた
    今の日本と同じようにも思えた 歴史は繰り返す
    歴史を学ぶ意義 必然のプロセスがある
    exローマは帝国になり、ギリシアは都市国家で終わった 知識レベルはギ...続きを読む
  • 教養としての「ローマ史」の読み方
    ローマ史に特化した本を読んだのが初めてだったせいもあるが、初学者にもわかりやすく、興味をそそる。頁数もやや多いが、読み始めると、あっという間。
  • 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国
    ローマ帝国史をコンパクトにまとめた一冊。

    単行本の時に読んだが、文庫化したのを機に再読。やはり非常に面白い。

    たぶん、単行本時代に本書を読んだのが一番最初のローマ帝国本だと思うのだが、それから何冊か類書を読んだためか、初読時よりさらに面白く読めた。

    そのうち再々読する予定。
  • はじめて読む人のローマ史1200年
    塩野七生「ローマ人の物語」シリーズ読破を挫折した身として、1200年のローマ史を新書本1冊でまとめてくれるのは非常にありがたい。

    ローマはオオカミに育てられたロムルスによって、紀元前753年に建国される。東西に分裂し、紀元後476年に西ローマ帝国が滅亡。本書では、その期間をローマ史として取り扱い、...続きを読む
  • 教養としての「世界史」の読み方
    奴隷のせいでローマが衰退した、二分心、中国とEUの類似点、ローマやギリシアの欧米人の位置付けなどなど勉強になった。読んだあとでもローマよくわからん感がまだあるからまた別の本も読みたい。グローバルスタンダードの教養は古典と歴史だそうなので、古典にも触れないといかん。「ローマの歴史の中には、人類の経験の...続きを読む
  • 宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか
    ウクライナ戦争について、一般的に民主主義対権威主義の戦いだと言われているが、実は西欧世俗キリスト教対ロシア正教という宗教戦争だという視点。
    西側の民主主義における“人権”は“神権”が変異したもの。つまり“人権”は実は西側の世俗化キリスト教の価値観。それを押し付けられたプーチンが西欧の同性愛やLGBT...続きを読む
  • 教養としての「ラテン語の授業」―――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
    哲学の授業のようでスラスラ読めた。
    ラテン語を本格的に教えてくれる訳では無いが、ローマの時代の歴史などと絡めた説明がとても面白かった。
  • 教養としての「世界史」の読み方
    「教養」として現在までの歴史と国のあり方がわかりやすく、とっても面白い本でした。

    「唐=漢文化」だと思っていましたが、実際には唐王朝は漢人ではなく胡族の王朝、というような「へえ!」もいっぱい。

    疫病(ペスト)の蔓延が元の滅亡を加速させた、というところ、コロナの蔓延が世界にど...続きを読む
  • 教養としての「ラテン語の授業」―――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
    ロタ・ロマーナ(バチカン裁判所)の弁護士をしている著者が、自国の韓国の大学でおこなったラテン語の講義の記録をもとにした書。今の時代、教会の裁判所とはどんな役割を担っているのか、ちょっと想像できないがそれはさておき。ラテン語の文法の話も出てくるが、それ以上にラテン語のさまざまな言葉を通じて、歴史、宗教...続きを読む
  • 宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか
    本書の本村氏と佐藤氏の共通の認識は、複雑な現代を読み解くためには近代的な知識ではなく、前近代的な知識をより活用していくべきだといわれている。それは「近代の限界」はある意味で「人知の限界」なのではないか、という観点から、人知を超えているものへのアプローチとして、宗教についての認識が、改めて必要ではない...続きを読む
  • 教養としての「ローマ史」の読み方
    以前も本村氏の本を読みました。もう内容も覚えていないのですが、おぼろげに面白かったことを覚えています。

    今回、改めてローマ史について読みましたが、これは実に面白かった。忘れないうちに備忘として記録に残したいと思います。

    ・・・
    本作、ローマの歴史1,200年を通史として紐解いています。で、実に面...続きを読む
  • 教養としての「ラテン語の授業」―――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
    教養本というか哲学書だった。
    ラテン語とキリスト教は切り離せないからきっとそうなる。
    ミッション系の母校でキリスト教の授業があり、当時は「イエス様、たとえ話またキターー!」とかおちょくっていたのだが、世界の教養を学んでいたと思うと有り難い時間だった。

    言語にはその国の歴史や国民性が滲み出ている。そ...続きを読む
  • 教養としての「ラテン語の授業」―――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
    スペイン語やフランス語をかじっているのですが、ラテン語系と漠然と一括りにしていて、活用の「格」が複雑…と思ってた、それらがラテン語から来ているらしい!と教えてもらいました。

    そもそも惣領冬実先生の「チェーザレ」を読んでいる最中で、話の中に若いチェーザレがラテン語を理解し、きれいな発音で相手に返す、...続きを読む
  • 教養としての「ラテン語の授業」―――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流
    ラテン語の名句が各章で取り上げられるのだが、その名句に含まれる一つ一つの単語が丁寧に解説されている。英語、スペイン語を学んでいる自分には、ラテン語が語源となっている英語、スペイン語の単語をいくつも知ることができて、言語の奥深さを感じることができた。

    著者はキリスト教だけでなく仏教、儒教をはじめとし...続きを読む
  • 独裁の世界史
    古代ギリシャ、ローマから中世ヨーロッパ、近代までの独裁体制の歴史を追っている。カタカナの名前が多くて読みづらいジャンルだが、かなり読みやすく書かれている。要所で「繋がり」を重視して書かれているからかも。

    独裁=必ずしも悪とは言えず、民衆がそれを支持したがゆえの体制が人類史で何度も繰り返されてきたこ...続きを読む
  • はじめて読む人のローマ史1200年
    簡潔でいて、それでいてもっと知りたいと思わせてくれる。
    ストーリー性があって、古代ローマの魅力がたくさんあって面白かった。
    本村さんの著書は読みやすくて、面白いので
    おすすめ。
    ローマ史を初めて知る人には
    とても良いと思います。