宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか

宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか

1,003円 (税込)

5pt

4.0

なぜ宗教は争いを生むのか? ウクライナのNATO加盟を巡る対立の裏でキリスト教内の宗教問題を抱える露・ウクライナ戦争に加え、ユダヤ教とイスラム教の確執が背景にあるイスラエル・ハマス戦争が勃発。日本では安倍元総理銃撃事件が起こるなど、人々の宗教への不信感は増す一方だ。宗教は本来、人を救うために生まれたはずなのに、なぜ暴力を正当化しようとするのか? 古代ローマ史研究の大家と国際事情に精通した神学者が宗教に関する謎について徹底討論。宗教が人間を幸福にするのに何が必要かがわかる一冊。

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宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月26日

    宗教に対する固定観念を再構築させてくれる一冊。対談形式でわかりやすく、深くはないが考えさせられる内容で、もっと宗教を学びたいと思わせてくれる。本書も佐藤氏の知の巨人ぶりが遺憾なく発揮されている。

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    古代の価値観から俯瞰する現代

    2024年02月11日

    恥ずかしながら本村さんを存じ上げなかったのですが、とても面白い方でした。
    著作を見てみると、数々の古代ローマ本の他に、競馬の世界史なんて本もあったりして、とても興味が惹かれます。


    今回の対談でも、そんな本村氏と佐藤優氏の対談で、日頃メディアで聴くような現代的価値観から来る言説とは違った方向から切...続きを読む

    #カッコいい #タメになる #共感する

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    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    ウクライナ戦争について、一般的に民主主義対権威主義の戦いだと言われているが、実は西欧世俗キリスト教対ロシア正教という宗教戦争だという視点。
    西側の民主主義における“人権”は“神権”が変異したもの。つまり“人権”は実は西側の世俗化キリスト教の価値観。それを押し付けられたプーチンが西欧の同性愛やLGBT...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月17日

    本書の本村氏と佐藤氏の共通の認識は、複雑な現代を読み解くためには近代的な知識ではなく、前近代的な知識をより活用していくべきだといわれている。それは「近代の限界」はある意味で「人知の限界」なのではないか、という観点から、人知を超えているものへのアプローチとして、宗教についての認識が、改めて必要ではない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月25日

    背景、歴史があって奥が深いなと思いました。また日本人は無宗教というわけでもないんだなということもわかりました。一部の新興宗教等によって宗教という言葉のイメージが歪められているように思います。それは信じることの力がものすごく強いからだろうな。

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    Posted by ブクログ 2024年02月15日

    いやー難しかったな
    ただ宗教が人間にどういう影響を与えているのか
    すこし理解ができた
    本文の最後あたり
    人間の弱さを理解していることが重要
    宗教的なものに触れていると人や社会に
    過剰な期待をしなくなるという一文が
    とても心に残った

    0

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