木原敏江のレビュー一覧

  • 天まであがれ! 2

    天まであがれ


    新撰組の話ですが、青春群像でもあります。初めて新撰組の話を読んだ作品で大好きでした。沖田総司のことも賴さんとの恋心も素敵です。土方さんもかっこいいですね。それぞれの隊員も素敵には描かれていて新撰組に興味もちました。その後に燃えよ剣を読みました。山南敬助さんの最後が切ないけれど好きな場面です。
  • 摩利と新吾 7巻
    摩利と新吾がせっかくうまくいきそうだったのに、ドリナ登場が憎いです。摩利とのボーイズラブシーンが楽しみだったからこそドリナに好感ありません。
  • ミステリーボニータ 2020年9月号
  • 王朝モザイク
    木原敏江先生の新作!
    平安の世に登場人物は生き生きと描かれ、出会い別れ、切なく心にしみる恋、そして冒険活劇も盛り込まれた豪華絢爛な絵巻。
    細やかな絵のタッチも本当に好き。少しもおとろえない驚き!
  • 夢の碑 雪紅皇子

    雪紅皇子!!

    雪紅皇子の南北朝時代の激しい中、戦いに生きていく皇子、信頼、愛、力、裏切り、恨み、それぞれの人の想いがうごめいて、この時代を生きていく人々。最初から最後まで最高傑作✳
    水琴窟の話に女の情念が描かれていて時の流れの中に浮かぶ人の女の秘めた心、そして人生が過ぎていく様よ。
  • 摩利と新吾 欧州秘話 ユンター・ムアリー

    切なすぎる

    10代に読んだ長編浪漫「摩利と新吾」の青年期番外編。留学を終え欧州に残った摩利の、日本(新吾)への慕情がひしひしと伝わってきて、辛く切ないです。摩利は、お日様新吾がいないと笑えないんだな〜としみじみ思いました。

    まず本編を読破してから、こちらを読む事を強くお勧めします。
  • 夢の碑 風恋記 後編

    少女漫画の美しさ

    この美しさと恐さ。名作となった思う
  • 摩利と新吾 1巻
    全巻再読 文庫版は全8巻
    主に明治末から大正初期の旧制高校を舞台にした青春もの
    特に前半の出力の大きさだけで歴史的傑作といえるできばえ
    卒業後は抜きというか余韻であって
    本編外の作品や尺者の他作品をみても
    本作出だしのみが特に魅力的であるのは明らかか
  • 大江山花伝

    ネタばれあり。
    「花伝ツァ」が一番好きかなー。
    まずタイトルの名づけのセンスにも脱帽する。
    死んでなお花車のことを気にかけ魂になって戻ってくる上月の愛に泣ける。
  • マーガレットコミックスNEWS 11月号
  • 摩利と新吾 1巻
    いろんなひとたちの思いびとへの記録と懐かしい母校での記憶。

    新吾が恋に目覚めるところで、そこまでうじうじ悪びれなかったから新吾のことがキライになれなかったし、やっぱり何度読んでも1番に好きだと思う。摩利はせつないというよりくるしい気持ち、なぜなら愛するものはいつだって苦しまねばならん、ということ。...続きを読む
  • 摩利と新吾 6巻
    夢殿先輩が満面の笑みで放った一言、

    「追ってきた」

    グッと来ました。
    この人の人生って多分生まれる前から
    レールが敷かれていて、本人も将来は
    それに乗って人生を送るのを判っているのだと思う。

    唯一、学生時代だけが
    彼が自由に過ごせる時間だってのも判ってる。
    最愛の人を追ってドイツまで行ってしま...続きを読む
  • 摩利と新吾 1巻
    本作はLaLa昭和52年(1977年)の3月号に初掲載、
    もう38年前のスタートになるんですね。
    でも元々の
    時代背景が明治~大正の旧制高校なんで、
    今読んでも違和感は無くスンナリとお話に入り
    込めます。

    勉学に運動にストーム?に
    愛すべき五目飯達が笑いに涙に真剣に生きてる
    エピソードが綴られて・...続きを読む
  • 摩利と新吾 7巻
    夢殿先輩との関係・・・・・
    摩利にとっては
    そこに決して喜びはないんだけど、
    自分が1番幸せだった持堂院時代の匂いを
    感じてホンの一時でも安らぎがあったのかも?

    摩利の身体は抱けても
    決して心は抱きしめられなかった
    夢殿先輩の一途な思いも切ないです。
    この人は
    後に摩利の訃報に接して
    人知れず男泣...続きを読む
  • 摩利と新吾 8巻
    ウ~ン、今全編読み終わりました。
    なんだか自分まで旧制高校の猛者連の一員だった気分で
    懐かしく、愛おしく、切ないです。

    この作品を最初に読み始めた時は
    旧制高校を舞台に、バンカラ学園コメディ?
    スパイスに主人公たちの恋の行方?
    何故か卒業までで読むのを中断、何十年か振りに
    続きを入手して読みだすと...続きを読む
  • 摩利と新吾 1巻
    最初に読んだのは中学時代。プリンセス復刻A5版の本だった。とにかく木原敏江さんのキャラクターの掘り下げ加減が半端なく、序盤のドタバタ劇から、中盤の青年期の悩み成長から、最後の戦後を描くまで・・・まるで自分もそこにいたように摩利と新吾と、仲間と、その時代を生き抜いたかのような読後感に圧倒される。何度も...続きを読む
  • 天まであがれ! 2
    上下巻合わせての感想。
    熱き思いで、真っ直ぐに生きること。
    不器用だろうが、周りがなんと言おうが、思いを貫く強さを持つ人は美しい。時代に翻弄されながらも、懸命に青春を生きる登場人物達に、涙と拍手を送りたい。
    総司とこよりのシーンでは、読む度にボロボロ泣いてしまいます…。新選組を題材に、こんな素敵な作...続きを読む
  • 天まであがれ! 2
    でこねぇさんが、雑談部屋で、とってもいい言葉を教えてくれた(笑)
    使わせて頂きます。

    そう、幕末って「青春グラフィティ」なイメージがあって、そのイメージの源流は、どうやらこの「天まであがれ!」のようです。

    「いよいよさいごの決戦ですな。うでがなりますな、あっはっは」

    もうそこは死地だと知りなが...続きを読む
  • 天まであがれ! 1
    実は、木原 敏江の「天まであがれ!」は、わたしが1番最初に出会った新選組ものだと思います。
    もしかすると、前後して、和田 慎二の「あさぎ色の伝説」の1巻だけを読んでいた気がするのですが……。

    最後の突き抜けていく感じが、とても印象に残っていて、それが、わたしの新選組のイメージの原点になっています。...続きを読む
  • 摩利と新吾 1巻
    もっと有名であってもいい作品のひとつだと思う。

    明治〜昭和の激動の時代を、命ある限り全力で生きた少年たちの物語。

    漫画において前半と後半でガラリと作風・方向性が変わることはよくあることだが、この「摩利と新吾」もそのような例のひとつであるといえる。
    普通はそれは単なる作者の方向転換でしかないのだが...続きを読む