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10代に読んだ長編浪漫「摩利と新吾」の青年期番外編。留学を終え欧州に残った摩利の、日本(新吾)への慕情がひしひしと伝わってきて、辛く切ないです。摩利は、お日様新吾がいないと笑えないんだな〜としみじみ思いました。
まず本編を読破してから、こちらを読む事を強くお勧めします。
Posted by ブクログ 2011年12月21日
摩利と新吾 番外編。
新吾と離れて独逸に暮らす摩利の出会いと別れ。
久しぶりに木原先生のマンガを読んだ。
大人になった摩利の美しいこと。
摩利の悲哀が漂う3編。
かなわない恋なのよね…。辛すぎる。
摩利と新吾の本編が読みたくなった。
Posted by ブクログ 2015年07月20日
摩利と新吾のその後、
欧州に暮らす摩利が主人公の
20代最後~30歳頃の年齢設定のようです。
3話のストーリーなんですが、
3話目でも本編連載終了から4年後に初出の作品。
いかに「摩利と慎吾」の人気が当時も根強かったか判ります。
各話の
未だに随所で写真の新吾へ語りかけてる摩利が
なんとも痛まし...続きを読むい。これはもう
思慕なんてもんじゃなく既に摩利の魂の半分が
日本に居る新吾の所へ往っちゃってる?!
30代になる新吾もそろそろ
(摩利の恐れてた?)結婚に前向きになり
蕎麦屋で何気に
「摩利への愛はプラトニック」発言。
(このコマ自体も小さくさり気ない描写)
ああ、
今更言うか!(怒)
そもそも最初からこう言っとけば・・・
と、摩利のシンパから怒号があがりそう。
でも、その愛情に求めるお互いのズレが
本編後半部を形成してたもんなぁ・・・ため息~。
何年経っても摩利は切ないんだよね。
余談で、いっぺんでいいから
新吾には死ぬ気の覚悟で摩利に抱かれてやれよ!
とも言いたい気もするが、
プライドの高い鷹塔のお坊ちゃんは
新吾に真剣に求められない限り・・・ダメだろな
とも思ったり。
同じ恋でも
Boy Meets Boyの出会いがしらと
気が付けばいつも一緒に居た空気みたいな
間柄ってのは展開が難しいんだろな。
しまりんごファンには
欧州での摩利の様子が判る嬉しいオマケだけど、
線の細い画質で
歳を重ねたはずの摩利がおっさん化するどころか、
益々美しくなっていてビックリ!
(これは読者へのサービスだったのかな?)
Posted by ブクログ 2009年10月04日
…結局まりとしんごはこの話では逢わないのだけど、大人になってはじめてしみじみわかる「恋愛よりも自分の人生」。もちろん恋愛は人生になくてはならないものだけど、それがすべてじゃない。若いうちは、ぜったいにわからない。誰になにを言われてもわからない。当時の連載中の熱い時期にこれをリアルタイムで読みたかっ...続きを読むたなー。「わたくしの人生ですわ」これを心底実感をもって言えるようになれる日がくるだろうか。絵もまだまだ美しい。
現在52才の私が 10代から20才前後に読んだ作品
あの頃は 男女の愛が一種類しかないと信じていた。だからこそ マリの愛は報われない悲恋と思い 苦しくてマリがかわいそうだった
今 結婚して、20年以上になる。男女間の性的関係はほんっっとおに早々と廃れたが それでも相方。自分自身以上に大切に思って...続きを読むいる。自分が彼の代わりに死ねと言われたら ああそうですか とあっさり死ぬだろう
多分
マリも 見つけるだろう。 彼が誰よりもしんごの事を愛していること それごと限りない親愛と友情で 彼と人生を共に歩む人間を
彼の恋は悲恋ではない。人生は色々な形の愛情が流れ交わっていく。
この歳になって再読して感じ方が昔と全く変わっていた。
そういう作品だ