【感想・ネタバレ】摩利と新吾 欧州秘話 ユンター・ムアリーのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

摩利と新吾のその後、
欧州に暮らす摩利が主人公の
20代最後~30歳頃の年齢設定のようです。

3話のストーリーなんですが、
3話目でも本編連載終了から4年後に初出の作品。
いかに「摩利と慎吾」の人気が当時も根強かったか判ります。

各話の
未だに随所で写真の新吾へ語りかけてる摩利が
なんとも痛ましい。これはもう
思慕なんてもんじゃなく既に摩利の魂の半分が
日本に居る新吾の所へ往っちゃってる?!


30代になる新吾もそろそろ
(摩利の恐れてた?)結婚に前向きになり
蕎麦屋で何気に
「摩利への愛はプラトニック」発言。
(このコマ自体も小さくさり気ない描写)
ああ、
今更言うか!(怒)
そもそも最初からこう言っとけば・・・
と、摩利のシンパから怒号があがりそう。

でも、その愛情に求めるお互いのズレが
本編後半部を形成してたもんなぁ・・・ため息~。

何年経っても摩利は切ないんだよね。
余談で、いっぺんでいいから
新吾には死ぬ気の覚悟で摩利に抱かれてやれよ!
とも言いたい気もするが、
プライドの高い鷹塔のお坊ちゃんは
新吾に真剣に求められない限り・・・ダメだろな
とも思ったり。
同じ恋でも
Boy Meets Boyの出会いがしらと
気が付けばいつも一緒に居た空気みたいな
間柄ってのは展開が難しいんだろな。

しまりんごファンには
欧州での摩利の様子が判る嬉しいオマケだけど、
線の細い画質で
歳を重ねたはずの摩利がおっさん化するどころか、
益々美しくなっていてビックリ!
(これは読者へのサービスだったのかな?)

0
2015年07月20日

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