木原敏江のレビュー一覧
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陰気な夫、テキパキした妻のアンバランスな夫婦のかけ合いが楽しい。
青髭公をモチーフにした話でもあるので、明るさの中にも仄暗い部分があってそこも楽しめる。Posted by ブクログ -
甘くゆる~くちょっと怖い大正浪漫ミステリ。ワケアリ美貌の御曹司+ぴかぴかお日さま新吾くん的色気ゼロちゃきちゃき庶民娘、という取り合わせは木原さんの超定番パターン。Posted by ブクログ
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平安古典「とりかへばや物語」をベースにした作品。
コミカルな明るさを最初に感じるが、読み進めていく内にキャラクターの薄暗い感情を丁寧にすくい上げるシリアスな面がどんどん出てきて、その匙加減がよい。
華やかさの裏にある恐ろしさをさらりと描けるのはすごいことだと思う。Posted by ブクログ -
「孤独で陰気な美青年」、その見た目で誤解されがちなフランス貴族カミーユ・ル・フォーブと、チャーミングな婦人記者ベルのラブコメ…とまとめてしまうとあまり魅力的じゃないけれど、そこは木原先生、素晴らしいのです。ポーやルイ・ド・グウルモンの詩と同時に井上靖・宮沢賢治の詩も愛せる木原さんだからこそ、こういう...続きを読むPosted by ブクログ
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大正浪漫探偵文庫も、これで完結です。
「青くゆらめくもの」は、結構好きです。
あと、女性史向けの短編がいくつか。こうやって読むと制約の多い少女マンガよりも、女性誌の方が、自由にかけることが多くて、木原 敏江には向いているのかも。
まあ、その制約のなかで、どこまでやれるかというのも、それはそれで楽...続きを読むPosted by ブクログ