木原敏江のレビュー一覧
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第一印象は「摩利と新吾」のころからずいぶん絵が変わったなあということ。女の子がかわいくなったし、男の人は精悍になった。ストーリーは別のシリーズの続編みたいだけど、これだけで読んでもOK。フランス革命中期に貴族を外国へ亡命させる秘密結社があった。主人公の二人は仇同士だったが、その仕事を通じてお互いを相...続きを読むPosted by ブクログ
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「合掌」の文庫版、2巻目です。
この人のマンガは、恋愛が1番上位にある価値観で、それのせいでおこる犯罪については、本当にあっさり片付けてしまっています。
これは、木原 敏江が、物語至上主義だからなのだと思います。
そして、その人の人格と、作品とは、別のもの。良いものは、良い。
このきっぱりした考...続きを読むPosted by ブクログ -
大正浪漫探偵譚の方は、元の本が完結する前に文庫が出だして、文庫の方は完結するのか、ちょっと心配していました。
全4巻。ちゃんと完結してよかったです。
ずっと、「いつも、『合掌』で終わる」と思っていたのですが、最初の数話は、「合掌」なかったんですね。
今回、読み返して、はじめて気づきました。Posted by ブクログ -
文庫版で「大正浪漫探偵譚」シリーズがとうとう完結ということで、こっちから、順番に読んでいきます。
「大正浪漫探偵譚」シリーズの方の決めぜりふは、
「合掌」
でした(笑)
今回、そういえば、こっちのシリーズにも決めぜりふがあっただろうとか思って読んでいたところ、
「愛してるよ おくさん」
が...続きを読むPosted by ブクログ -
「杖と翼」の番外編です。
逃がし屋の2人が、活躍する連作短編。
しかし、日本人がフランス革命に詳しいわけは、やっぱり、良質なマンガがあったからだと思います。
タイトル、eの上には、最後のe以外には、強調(?)の記号が付いています。Posted by ブクログ -
…結局まりとしんごはこの話では逢わないのだけど、大人になってはじめてしみじみわかる「恋愛よりも自分の人生」。もちろん恋愛は人生になくてはならないものだけど、それがすべてじゃない。若いうちは、ぜったいにわからない。誰になにを言われてもわからない。当時の連載中の熱い時期にこれをリアルタイムで読みたかっ...続きを読むPosted by ブクログ
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いつからか、木原先生は作品に意識的に「毒」を入れるようになったなあ。確かに甘いだけじゃバリエーションも尽きますね…。内容は青ひげ公をモチーフにしたロマンチックコメディーつーか、ハーレクインつーか…。1作に1カット出てくるカミーユの歪んだ微笑は凄すぎます。Posted by ブクログ
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自分内で木原ブーム。とりかえばや異聞はともかく女が!!オスカル!!(笑)ラストは壮絶かつ、木原先生らしいコミカルな顛末(どんなや)。夢の碑シリーズは残酷な結末が多いのだけど、この作品だけは読後が爽やか〜。Posted by ブクログ
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大正浪漫探偵シリーズ3巻。
出てること全然知らなかった!銀座で発見してビックリ。地元の本屋め・・・・。木原敏江はやっぱり最高だな♡Posted by ブクログ -
フランスのサスペンス物。古い貴族の末裔・「現代の青ひげ」ことル・フォーブの屋敷に、記者のベルは姉の行方を探して潜り込む。ハーレクイン読んだことないけど、ハーレクインぽいらしい。笑 ロマンチック・コメディ。
時々正確がブッ壊れる、カミーユ・ル・フォーブがとてもナイスです。
他、『木原版西鶴・好色五人女...続きを読むPosted by ブクログ -
深い渕の底に捕らわれてしまったのは、いったい誰だったのか…!?どびっくりの最終巻。あまりの展開に、“エ〜〜ッ!!”と叫んでしまった・・!
「夢の碑」シリーズタイトルの由縁も、最後のモノローグで明かされます。余韻のある一冊です。Posted by ブクログ