ジェーン・スーのレビュー一覧

  • 女らしさは誰のため?(小学館新書)
    「女らしく」と言われることに抵抗がある女子校出身者のわたし。
    やはり「らしさ」とは、社会が与えた役割と権力の差。

    さらに最近感じていた、「女同士で悩みを共有する方が難しい」ということについて。
    既婚未婚、仕事のあるなし、子の有無、妊活…ライフステージの分かれ道にいると、女だからこそ共感し合えないの...続きを読む
  • きれいになりたい気がしてきた
    ・目指すは万有引力に逆らうDIVA
    ・やり手ババアとエリマキトカゲ
    等。自分を幸せにしてあげる責務。
  • わたしの名店
    28名の方が紹介するお店の全てが魅力的に感じました。人によってお店に関わる思い出をメインに伝えたり食事そのものの良さを書いたりと、紹介の仕方も様々なので面白かったです。

    食事では宇垣美里さんの「鍋焼きうどん」がとても美味しそうに書かれていて、ぜひ味わってみたくなりました。
    思い出では藤岡陽子さんの...続きを読む
  • 生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)
    毒親といえば、だいたいは母親と相場が決まっている。これは、世間一般ウケはしなさそうな父親と娘の話。私は年老いていく両親に優しくできない。いつも後悔するのに。親の老いを受け入れられないんだと思う。「もっとできていた」、といつまで経っても諦められない。そして、私も老いていく。
  • わたしの名店
    “ちょうどいい”本がないかなと入った駅のお土産屋さんに併設されている小さな本屋さんで買い、そのまま新幹線で読み終えた。リズムよく読める感じが逆にありがたく、思わず左手に本を開きながら右手はGoogleマップを検索していた。年始の隙間にぴったりな本、おいしい食べものって、あたたかくてしあわせな描写が多...続きを読む
  • ひとまず上出来
    エッセイが好きです。人の考えていることを聞くのが好きです。それが面白い人だったらなおよし。文書がうまければさらによし。スーさんはそれらの要素をお持ちで。さすがラジオの帯番組を持っているだけあり、思考や出来事を言語化するのがうまいのだろう。あとおじさんになったこの年齢で読めてよかった。若い時に読んでも...続きを読む
  • わたしの名店
    作家さんたちが各々の好きな飲食店とそれにまつわるエピソードを書いた1冊。朝井リョウや三浦しをん、西加奈子など好きな作家さんのエッセイがたくさん入ってて楽しく読めました。クスッと笑えるものからじーんと切ないものまでありましたが、総じてどれも美味しそうでした。ただ行きたい!って思ったお店が閉店してること...続きを読む
  • これでもいいのだ
    さくさく読めて、共感したりくすっと笑えたり。
    歳を重ねて行くことが楽しみになった。

    特に「おわりに」と宇垣美里さんの「解説」が良かったなあ。自分で自分に呪いをかけてしまいそうになることもあるけど、「これでもいいのだ」と自分も周りも受け入れて、わたしも生きていきたい。
  • ひとまず上出来
    年齢を重ねることの大変さと楽しさに、共感できて面白かった。
    「休日の石井竜也」でニヤニヤ
    選択の失敗で布団から出られなくなるダメージ
    楽しいことは自分で楽しんでれば十分
    サラっと読めるのに、たまにハッとさせられることが書いてありました。
    推しが誰なのか気になります。
  • 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな
    テンポが良く読みやすい。
    未婚のプロの言葉は的の真ん中を面白く射過ぎている?と思った。
    自分が未婚の頃、プロやプロのお友だちのように自立して生きて行ける経済力も無かったし、自分の周りの友だちもまぁ似たり寄ったりだったけれど、そんな自立力の低い我々ですらプロが話すいくつかの理由に近い話はよくあったなと...続きを読む
  • わたしの名店
    好きな作家さんが含まれていたので購入。自分の好きな作家さんがいる方にはぜひ読んで欲しい。
    自身の名店は何処だろ❓と思わされる。
  • わたしの名店
    感想
    下を向いてしまう日。どうしても顔を上げられない。代わりに足が動く。あの店に。あのメニューを目指して。続く毎日と一緒に歩くために。
  • ひとまず上出来
    今回も世間の色々なことの解釈を面白可笑しく(かつ真面目に)語ってくれた。「やりたいか、やりたくないかの二択です」が興味深かったな。
  • 女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。
    女が武装(自分をよくみせる)のために使ういろんなアイテムにまつわるエッセイ。たしかに個々のアイテムを導入するかしないか自体、当人がそんな意図的に選んでなかったとしてもそれも含めてその人のキャラクターをあらわしてしまうんだよなあ。という着眼点から目から鱗だった。

    自分や周りの人や世間の目に対する、深...続きを読む
  • ひとまず上出来
    クスッと笑える軽快な語り口で書かれているのでスラスラ読めるのだけど、そこには大切なことがギュッと詰まっているので「しっかり咀嚼して理解しないといけないぞ」という気持ちになる。今回もやっぱり元気をもらって勉強にもなるスーさんのエッセイでした。
  • 貴様いつまで女子でいるつもりだ問題
    ラジオで大好きなスーさんのエッセイ。文章にユーモアとセンスがあって面白いです。自身にふりかかる出来事のあれこれをグリグリとこねくり回しながら検証するかんじ。
    でも面白いんだけど、読んだあと内容が思い出せない。

    スーさんの本は内容というより文章を楽しむものなんだなぁと諦めました。またそのうち再読しま...続きを読む
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由
    情熱と根性のある女性たちの生き方がとてもよかった。あまり表には出しづらいようなマイナスな感情も見れて共感したし身近に感じることができた。
    大草直子さんの「女に生まれたことを存分に味わいたい欲望」ってとてもわかるなあって思った。
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由
    面白い本だった。
    登場する13人の女性たち。
    名前を知っている人、名前すら知らなかった人色々だったが、共通して感じたのは『彼女たちは自分を生きている』。
    読後の爽快感がたまらない。
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由
    飛び込んだら、たまたま波に乗れたみたいなこともあるけど、まず、波がそこにあると知っていること、波に乗れるように自分のやりたいことや求められてること、その時の流行とか、自己分析とマーケティングが上手。
    求められてるってことは、認知もされてるってことだしね。

    短いインタビューだけど、言えないような辛い...続きを読む
  • これでもいいのだ
    ジェーン・スーの新刊が出たということで、読んでみた。

    雑誌や新聞に掲載していたエッセイをまとめたもの。

    コロナ禍前なのでちょっと隔世の感がある。キラキラ女子とは対極にいる、一般地味女子の気持ちを代弁している感じで共感を得ているとは思うが、ラジオの帯番組を持って、文章を書いて発表して、世の中から必...続きを読む