小杉健治のレビュー一覧
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栄次郎の兄の同僚の御徒目付同心が暗殺された。
偶然、犯人が通りかかったのに出くわし一閃を交えた。
その犯人の殺し方は特徴のある首を一度で掻き切る腕。
10年ほど前にも同じ殺し方が3年の間に9件あったことを探し出す。
お秋の旦那、与力の崎田孫兵衛も知る事件だった。
ところが詳しく調べ始めると、犯人...続きを読むPosted by ブクログ -
四日市と聞いてまず思い浮かぶのが「公害」。
水俣市の水俣病、新潟の新潟水俣病、富山のイタイイタイ病、そして四日市の四日市ぜんそく。教科書に載ってあり、当時身近でなかったネットを使ってまで調べた記憶がある。この国にそんな時代があったのかと幼いながら衝撃を受けた。発生時期や原因物質、症状もバラバラだが、...続きを読むPosted by ブクログ -
このシリーズは、毎回、期待通りの秀悦な読後感をもたらす。
今回は、指物師の与吉という男が濡れ衣を着せられる。
許嫁、おくみの必死な願いに、青柳剣一郎は動く。Posted by ブクログ -
花嫁が鬼に喰われた?
芥川の有名な話をもじった様な事件が起こる。
密室の部屋から忽然と消えた花嫁。
時を同じくして、22〜3才の職人風の男の遺体が
船に横たわり、蓆をかけられて大川に迷い込む。
なかなか事件が解決しない。
そして、有能な藩主として名高い隠居した友人からも
別口の謎の解明の依頼...続きを読むPosted by ブクログ -
伊能忠敬の本だと思って読み進めたけど、三治郎の物語。
江戸時代の人の優しさや、人の世話、面倒見の良さ。
こんな時代が有ったんだとしみじみ感じた。
いつの時代にも、江戸・東京は憧れの街。
さて、本題の天文方の展開を期待させる、待ちどうしい序章でした。Posted by ブクログ -
「松浦の太鼓」などの演目で描かれる忠臣蔵の討ち入り前夜、両国橋での宝井其角と大高源吾のやりとりが好きなシーンで其角を知りたいと思ったきっかけでした。其角の魅力に惚れこむとともに思いがけず内匠頭と上野介との因縁の深さを新たに知ることになりました。Posted by ブクログ
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前巻に続く、加賀藩と老中相模守の暗躍。
事件は未だ解決ではなかった。
鶴姫献上の反物のすり替え事件に続き、事件を捜査していた御庭番の行方不明が続く。
捜査を依頼されていた青柳は何かが、まだ蠢いていると。
大阪の廻船問屋の探索からその店は、実は実態はなく、若狭にあるとわかってくる。
大きな金が動く...続きを読むPosted by ブクログ -
蘭方医 宇津木新吾シリーズ第8弾。
恩師の無料で医療を背術する資金の元が不明のまま、松江藩の藩医となった新吾だが、そこにはすでに藩主の跡目を狙って暗躍する一派が。
次々と不審な死。
蘭方医を排除しようとする一派。
今回も新吾は、医療とは正義とは、悩みながら成長。Posted by ブクログ -
やはり、前回の予感通り最強の敵に翻弄されながらもギリギリ企てを回避する方向の作品だった
瓦版における青痣与力が現在のSNSの人気や炎上を思わせるが、今までの「長年の信頼がそんな簡単に崩れるか?」とか、「ラスボスがこんな姑息なまどろっこしい手段をとるか?」とか通勤の帰りに思いながら読みましたPosted by ブクログ -
蘭方医宇津木新吾シリーズ。
松江藩のお抱え医となった新吾。
その経緯も謎が残るが、藩主からの問いも謎だらけ。
そうこうしてると、藩主の近辺警護の強者たちが次々と殺される事件が起こる。
事件の真相を捕まえようと奔走する。
小杉健治の幾つも重なる伏線を含む、ストーリー展開に酔いしれる。Posted by ブクログ -
今回は、奇病の流行病が発生し、それを調べるうちに犯罪を発見してしまう新吾。
今回は薬の存在にスポットが。幻宗が以前の山で薬草を探していたときに、同じ様に薬草を探していた一風斎という医者。新しい毒薬を作っていたのだった。お家騒動に絡む毒薬と解毒剤。思う様に死を操ろうとする修験者たち。
かたや、知らぬ男...続きを読むPosted by ブクログ -
御番医の娘、香保はシーボルト事件の煽りを受け、お役御免となった父について町医者となり引っ越して行った。
新吾は嫁になってほしいというが断られる。
そんな折、漢方医に誤診されて、労咳と思い込んでいた大店の店主が道端で倒れ、担ぎ込まれる。
ただの胃潰瘍であった。そこからなにやら事件に巻き込まれる。。。
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