小杉健治のレビュー一覧

  • 蘭方医・宇津木新吾 : 2 潜伏
    泣けました 7人殺しの罪人の治療をした蘭医幻宗 弟子の新吾 大罪人の鉄二が周りの人々から受けた優しさから 真人間になり自分の死罪も顧みず証言に 現れた 感動❗️
  • 絆

    ー これまでの検察側の尋問においても、被告人の犯行は浮き彫りにされたのである。さらに、被告人自身も自白している。このようなケースにおいて、なおかつ原島弁護士だけが無実の主張をしているのだ。

    事実はなにか。法廷にさらけ出されるのは、『訴訟上の事実』であって、『真実』ではない。『真実』は神にしかわから...続きを読む
  • 伽羅の残香 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    もう!!なんて素敵なお話なのでしょう。
    伽羅の香りのする鬢付け油が大評判で、人気の錦屋。
    その主人卯三郎は、人のものが欲しくてたまらなくなる性分だという。それ以外は、腰も低く穏やかで商人としても有能だと。

    その錦屋を巡って二つの大名家が争う。
    そこには。。。。

    お家大事に身を捧げ、自ら死を選び青...続きを読む
  • 善の焔 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    今回の話は、人の善の面と悪の面を主題にしている。
    強風の多い頃、付け火の未遂事件が2回続く。
    牢の解き放ちを目的の付け火か?と捜査が始まる。

    事件に関係のある何人かの捜査内容をもう一度さらうことに。
    そんなとき、長屋で錺職人が中風で身動きができず、弟弟子にどやされ、惨めにしていた。
    そんな男のお供...続きを読む
  • 真の雨(下) 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    上下巻からなるこのお話は、最後まで真相がわからない作りになっている。藩の地元と、江戸詰と、大きな商人と、、、と複雑で多くの登場人物の人となりも魅力的に描かれた傑作。
  • 真の雨(下) 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    上下巻からなるこのお話は、最後まで真相がわからない作りになっている。藩の地元と、江戸詰と、大きな商人と、、、と複雑で多くの登場人物の人となりも魅力的に描かれた傑作。
  • 青不動 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    これには満点をつけちゃいましょう!
    本当に息もつかせぬ次から次へと謎が謎を呼ぶ、、、の如し。
    内容は言わないことにしましょう。
    自死と死因を決めつけられた夫の無念を晴らそうと、青痣与力に相談に行った内儀の夫を思う心から、大事件が掘り返されることに!!!!!!!!
  • 天文方・伊能忠敬 出奔
    ミステリー作家でもある小杉健治さんの近刊。天文方・伊能忠敬シリーズ第1巻。
    私の母校は千葉県佐原市にあり、この伊能忠敬の家もある。
    そんなことで、気になって読み始めた。

    伝記ものかと思いきや、家出をする15〜6歳の頃から始まる。読み書き算盤ができる三男坊の三治郎が幼名。継母との折り合いが悪く家を出...続きを読む
  • 疑惑 裁判員裁判(鶴見京介弁護士シリーズ)
    鳴沢明良は恋人から親が反対しているので結婚は諦めてくれと言われた。傷心の鳴沢は、会社で同期だった加倉井が熊本に帰って家業を継いでいたので、熊本に遊びに行った。加倉井が熊本のあちらこちらと連れて行ってくれたが、水前寺公園では、以前この景色を見たことがあるという気持ちに取りつかれた。また、空中に渡した橋...続きを読む
  • 冤罪(鶴見京介弁護士シリーズ)
    先入観持たずに読んだが
    かなり面白かった。

    著者の主張もうなづけるし
    伏線も見事。

    鶴見弁護士シリーズ読んでみようと思います。
  • 二重裁判
    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    東京高輪でおきた社長殺しの容疑で逮捕された古沢克彦は無実を叫びながら、獄中で自殺した。兄の無実を信じ名誉回復の再審を弁護士に依頼する妹秀美。だが、公判中の被告人の死は、有罪ではなく無実というのが法律上の建前で再審請求には該当しない。マスコミが騒ぎ、殺人者...続きを読む
  • 土俵を走る殺意 [新装版]
    久しぶりにミステリーと言うか推理小説を読んだ。しかもその舞台は相撲だ。ちょうど稀勢の里が横綱に昇進したこの時期にまさにフィットした小説だった。
    少し時代背景が古いが、それでも私にはその時代背景も含めて懐かしく且つ、今更ながらシビアな現実となって昔が蘇ってきた。時代背景の東京オリンピック。まさに202...続きを読む
  • 砂の守り風烈廻り与力・青柳剣一郎
    るい・・・ついに運命の人?
    人物模様が面白く、次々と
    難しい事件も解決していく
    作品は円熟していると感じる
  • 父と子の旅路
    ススメられて読んでみました。
    冤罪、親子愛をテーマにかかれた作品。ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまいました。おもしろかった。
    あまりに一気に読みすぎて、もうちょっとこの感動に浸っていたくなった...感動ミステリー(´;ω;`)ホロリ
  • 百万両の密命(下)~新九郎外道剣(九)~
    外道に戻ると宣言した主人公ですが、やることは
    桃太郎侍なので、やはり主人公の変化が大きいですね

    ラスト!最高ですね~
    作者はココまで計算したのでしょうか?
  • 絆

    「絆」
    日本の、法廷物ミステリーの名作をご紹介。
    ミステリーでは、裁判で真実を暴く、というのが王道ですが、小杉作品は「暴いてはいけない真実もあるのではないか、真実とは何か?」が大きなテーマとなっている作品が多いですね。社会的弱者を題材にした作品を数多く発表していますが、「絆」はその中でも感動的作品で...続きを読む
  • 絆

    法廷ミステリーものですが、一気に読みたくなるとても面白い展開です。小杉健治の本は初めて読みましたが、なかなか良かったです。
  • 絆

    先日、コミックスで「家裁の人 全10巻」を読み終えたばかり。
    カバーのかかった「次に読む本」候補、数冊の中から目をつむって選んだのが、この本。 帯の「書店員さん大絶賛」の惹句に思わず購入。第41回(1988)推理作家協会賞受賞作。

    これほど上手い文章は久しぶりです。
    展開に無駄やゆるみが全然ないん...続きを読む
  • 父と子の旅路
    久しぶりに泣いてしまった。
    子供のことだけを考えて生きる父親の姿に感動した。
    父性愛の凄さに言葉がなくなる。
  • それぞれの断崖
    父ちゃんから薦められた小杉さん作品その2。
    これまた少年法について深く考えさせられる作品でした。
    ネタバレになっちゃうから、詳しくは書かないけど、
    僕はこの展開好きです。