小杉健治のレビュー一覧
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17年前の事件を発端とした、色々な事件。主殺しの手代、それを目撃した小僧が殺された事件は、犯人を、殺してしまう事でしか、敵討ちが出来なかった事は、悲劇だけれど、一橋家の恐喝事件は、良い方向で、決着が着いて、良かったと思う。それにしても、17年は、長すぎた。
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栄次郎が、死んだお露の亡霊に取り憑かれた男に、殺されそうになった。その男に協力していた女が、新八を騙して近付き、栄次郎の情報を得ていたなんて、酷い。女は、怖いな。新八が、気の毒。
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今回の話は、東次郎が、お家の為に、悪人達と戦い、その中に、盗人の敵討ちや、深川の川並達との友情も有りの話で、栄次郎は、脇役で、ちょっと出ただけだった。こういう、違う視点の話も面白かった。
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げに恐ろしきは、女の情念。お染みたいな女に好かれてしまったのは、迷惑を通り越して、恐怖?不気味?幽霊に取り憑かれたより、たちが悪い。読んでいて、ぞーっと、背筋も凍るような心持ちだった。
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伊勢参りのおかげかな?栄次郎も、やっと、お露の呪縛から脱したようだし。旅の目的だった、春蝶にも会えたし、新八も戻ってきて、三人一緒に、江戸に戻る事になったし、少しだけ、ほっとした。
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お露、魔性の女だな。栄次郎も、危なかった……心を奪われて、もう少しで、殺されそうだったし。けど、これを乗り越えて、もっと、いい男に、なっていくのかな?
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栄次郎のお節介焼きには、そこはかとなき可笑しみと悲しみ有る。そして、いつでも、事件に巻き込まれて、それを、解決していく。勿論、新八の協力が、有ってこそだが……
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シリーズ65冊目!!!!!
毎回、読み出したら止められないこの面白さ。
謎解きと人間模様。
隙のない構成力。たまらない名シリーズ。
あの村雨のような、人を変えてしまう妖刀。
それを大金持ちの好奇心から辻斬りを仕立ててしまう怖さ。
いえいえ、これ以上は読んでのお楽しみ!Posted by ブクログ -
2024年2月25日
呉平の変わり身が嬉しい。
頼りにされることって力になる。
怪我させられても恨まず、それどころか役に立たず、申し訳ないと、謝るほど。
現代の政治家もそうあって欲しいな。
改心して欲しいよ。裏金問題。Posted by ブクログ -
内容(ブックデータベースより)
長崎帰りの見習い蘭方医・宇津木新吾は、町医者の幻宗の治療にかける真摯な姿勢と見事な腕前に傾倒していく。
しかし、新吾の養父・順庵は、新吾を自分の出世の道具にしようと、表御番医・上島漠泉のひとり娘・香保との縁談を進めていた……。
令和5年12月14日~16日Posted by ブクログ -
このシリーズ、目付職の兄がいる旗本次男が主人公だが、その出自には秘密があり。
そして、なんとなく自分を知る本人は武家ではなく三味線ひきの芸人としていきたいと熱望する栄次郎。
そんな周辺には色々な事件が起こる。
栄次郎の家に女中奉公していたお秋。
そのお秋を腹違いの妹として妾にしている南町奉行所筆頭与...続きを読むPosted by ブクログ -
5作品収録
いずれの作品もひねりの利いたものばかりで
展開に楽しませてもらいました
のちに活躍する登場人物たちの初登場の作品もあり
興味深かったですPosted by ブクログ -
火盗改がやらしていた押し込み事件の数々。
狐の面を被った盗みが一向におさまらず、事件の解明ができないことに、疑問を感じていた火盗改の頭が、青柳に依頼。
頭である天野は用人の保身から、青柳の助けの手に最悪の結果が。Posted by ブクログ