他のレビュー一覧

  • マン島の黄金
    「愛の旋律」の解説で、もとい、訳者の「アガサクリスティとウェストマコット」という訳者あとがきで、本書の「壁のなか」が、愛の旋律の登場人物と対比して考えることができるとの示唆があった。

    アラン、その妻イザベルとジェーンが、
    愛の旋律のヴァーノン、ジェーン、ネル、との関係との比較だ。

    愛の旋律...続きを読む
  • 触発する図書館 空間が創造力を育てる
    まあ、言うだけ言って、事例と分析、考察などがないから説得力がないかと思いますね。

    人と人の交流には賛成です。
  • 継続する植民地主義 ジェンダー/民族/人種/階級
    ・尹京順「基地村の発生と展開―ユングミ事件が突きつけること」
    基地村の問題について、簡単な歴史。
    性売買特別法などの話も。(2010.6.23)
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    世界の名作、シャーロックホームズシリーズ。
    古いですが、この全集をチョイス。偕成社の少年版は訳が素敵なので。
    時代が違うので、今読んだらむちゃくちゃな部分もありますが(「お前それ強盗やんけ」とか「証拠品パクったらあかんがな」とか色んなことを言いたくなる)そういう部分も全部ひっくるめて、面白いです。
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  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    シャーロック・ホームズ好きにさせてくれた作品です。
    ホームズとワトソンの出会いも含まれており、シャーロック・ホームズの本の中で一番好きなお話です。
  • 零戦よもやま物語 零戦アラカルト
    筆者の一人、「豊田穣」さんは、艦爆乗りで、撃墜されて捕虜になっていたパイロットです。
    自身のエピソードで、かいた「俘虜記」や、「蒼空の翼」はまだ読んでいませんが、これも是非とも読みたい物です。
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    初めて読んだホームズシリーズ。
    ホームズめちゃくちゃカッコイイ!!!
    それを支えるワトソン先生も素敵!
  • シャーロック=ホームズ全集5 シャーロック=ホームズの冒険(上)
    私の読書人生の拠点。推理・SFの分野からスタートしたんですよね。現在所持してるのは文庫ですが、最初に読んだのはこのシリーズの本でした。今でも私の中でシャーロック・ホームズを超える推理小説はありません。
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    シャーロック=ホームズシリーズ。言わずと知れたアーサー=コナン=ドイルの生み出した名探偵。中学生の時に夢中になって読みました。
  • 現代用語の基礎知識 2024
    本書を通読するのも三度目。発売からこっち、時間をかけて丹念に読み通す。分野横断的に、基礎知識が網羅されている本書の存在は貴重。
  • 紙魚の手帖Vol.12
     全部は読んでいない。GENESISが雑誌になって、ノリの良さが前面に出た感じ。これもまた良いな。
     ゲラゲラ笑った青崎有吾さんのメカくらりは別枠として、高山羽根子さん、笹原千波さん、の作品が特に好きだった。

    ■笹原千波『手のなかに花なんて』
    肉体を捨てて情報人格として生きることを選べる世界。花と...続きを読む
  • 現代怪談 地獄めぐり 羅刹
    最近ではYouTubeでも沢山のオカルトコンテンツがあり思う存分恐怖感が味わえる。
    特に村上ロックさんの語り口調に引き込まれてイベントでサインをいただいた一冊。
    不思議な話も怖い話も幼少の頃から大好きだ。
    怪談師としても活躍中のメンバーの体験談や見聞きした話。
    聴いたことがある話も文章となると新たな...続きを読む
  • 吸血鬼ラスヴァン 英米古典吸血鬼小説傑作集
    「吸血鬼ドラキュラ」以前の傑作集ですから、もちろんドラキュラを超えるような小説があるはずありせん。更に吸血鬼に出てこない話もあったりするのですが、一番面白かったのは表題作、ポリドリの名作「吸血鬼ラスヴァン」。若き紳士オーブリーが旅の友に選んだラスヴァン卿。旅の途中でラスヴァンの正体を知るも山賊に襲わ...続きを読む
  • ロンドン幽霊譚傑作集
    ヴィクトリア朝英国の魔都、ロンドンを舞台とした、
    幽霊譚のアンソロジー。本邦初訳の作品を中心に13篇を収録。
    ・ロンドンの地図
    ザント夫人と幽霊 ウィルキー・コリンズ
      ・・・父娘が出会った未亡人の不可解な行動と、
       邪な者への不可視な者の怒り。
    C―ストリートの旅籠 ダイナ・マリア・クレイク...続きを読む
  • あなたの人生の物語
    名誉か不名誉か、寡作作家たるテッド・チャンの短編集。
    これと『息吹』を読めばだいたい網羅できる。君も2冊読んで「テッド・チャンはだいたい読み切った」と言おう!

    正直『息吹』の方が好みの作品に溢れていたのでちょっと肩透かし。
    まぁ単純なSFと言い切れず、人の認識を揺るがすような作品という意味ではこっ...続きを読む
  • あなたの人生の物語
    頭空っぽにして楽しんで読めるか、というと難しい
    短中編のあつまりだが、どの話も登場人物の置かれた状況を理解し、十分想像しなければ味わいきれない。世界観が考え込まれた「世にも奇妙な物語」というと、軽すぎるだろうか。

    表題作「あなたの人生の物語」がやはり秀逸
    SFではなく、人生の物語
  • 迷いの谷 平井呈一怪談翻訳集成
    タイトルにもなったブラックウッドの「迷いの谷」も良かったが、初期翻訳作品としてホフマンの「古城物語」が雰囲気バッチリで良かったですねぇ。そして解題にあらわれる佐藤春夫w
  • あなたの人生の物語
    息吹で惚れ込んだテッド・チャンの2冊目!好みとしては息吹のほうが上だけど、またテイストがかなり違って読み応えがあった。
    今回は天使や地獄、バビロンの塔、人類の繁殖を人工的に作れるか、といったかなり宗教的な内容に絡む話が多かった。
    後書きを読んで、「あなたの人生の物語」はフェルマーの原理と母親の子への...続きを読む
  • はじめて読む聖書
     聖書をどう読むか、作家や批評家が語る。

     作家の池澤夏樹は文学によく引用される箇所を中心に紹介する。クリスチャンでない者には「イエス・キリストというのはたいへん優れたスピーチライターであり、コピーライター」(p.33)と見ることもできるという。
     旧約聖書研究者の秋吉輝雄は、「清く正しい」新約聖...続きを読む
  • 地球温暖化「CO2犯人説」の大嘘
    「温暖化はCO2が原因」決めつけは常に危うい。科学とは不確実性に溢れた自然の中に確からしいことを見出すこと。より高い可能性を示し、行動の選択を極力誤らせないようにするもの。直感の方が正しいこともある。「CO2の温暖化への寄与度は低い可能性が高く、将来起こり得る危機への対処を間違える恐れがある」…科学...続きを読む