安原和見のレビュー一覧

  • 銀河ヒッチハイク・ガイド
    いい意味でしょうもなかった。
    バカでかい数字の確率、超主観的な『銀河ヒッチハイク・ガイド』、魚を入れて翻訳すること、…
    汎銀河ガラガラドッカンも飲んでみたい。
    デジタル時計を買って遅れた人間にでもなろうか。

    というか、『銀河ヒッチハイク・ガイド』自体購入できるものならしたいね
  • 死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相
    やはり映画作家だからなのか、構成がとてもうまくてパーティーの行程を追体験するような感覚になる。資料写真も多く、彼らの人となりの描写も詳細で、アルバムを見ながら話を聞いているよう。
    パーティの行程と当時の捜索の様子と現代の調査が入れ替わり立ち替わり語られていく。著者の生活や、アメリカンジョークというか...続きを読む
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編
    「絶滅し、失われ、忘れられたものたちへ。集まって形をなしたものは、いずれかならず崩れて塵と消える。」
    ユヴァル・ノア・ハラリ

    人間は自分達を頂点だと勘違いし、戦争をし地球を破壊し続ける。もしもネアンデルタール人が生き残っていたら、人間は別格だとは考えにくかったかもしれない。ホモ・サピエンスも動物の...続きを読む
  • 死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相
    1959年1月、ロシア西部ウラル山脈の一帯で起きた遭難事故の真相を地道な調査で解き明かしたドキュメンタリー。ディアトロフ峠事件と呼ばれている。真冬のウラル山脈に学生登山部9名が入山後消息を断つ。1ヶ月後全員の死亡が確認された。その死に様が異様で凄惨なであったため、未解決遭難怪死事件として知られるよう...続きを読む
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法
    研究テーマを変える必要ができて困っている時に、読んだ。

    研究するということは、単に論文を書く技術を学ぶとか、何が研究として発表に値するものなのかとか、そういうことはさておいて、
    自分と向き合い、自分をまず研究することから始まるんだなということが感じられ、
    大学院に入った理由をもう一度考え直そうとい...続きを読む
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編
    何万年・何十万年前には、今の人類=ホモ・サピエンス以外にも、ホモ・エレクトス、ホモ・デニソワ、ホモ・フローレシスエンシス、ホモ・ネンデルターレンシスたちが存在して、生息していた。

    火の使用は人類と他の動物を隔てる最初の大きな溝になった。
    この力はいつどこで使うか選べるから、無数の仕事に利用すること...続きを読む
  • パワー
    中学3年生の「課題図書」の一つとして紹介された書籍です。

    「女性が手から電撃を出せるようになる」という設定ひとつで、ここまで現代社会を風刺した小説を書くことができるのか、という驚きに満ちた読書体験でした。

    力を得た女性が、それまで自分たちを征服し、虐げてきた男性社会にたいして叛旗を翻すという流れ...続きを読む
  • アダムス・ファミリー全集
    チャールズアダムスの原作にアクセスする機会がほぼなくて、この本で初めて触れたのだけれど、アダムス・ファミリーが最初から全員がファミリーだったわけじゃないこととか、時と場合によってはビジュアルさえ異なっていたこととか、意外な事実がたくさん載っていて最高だった。
    ハリウッドの映画を観たあとによんだので、...続きを読む
  • パワー
    凄かった。上手く説明できないけど、これは要約ではダメで、読書の体験そのものに意味がある本だと思う。
    最初のワクワク感から、どんどん凄惨な方向へ転がっていく。
    残虐さに目を背けたくなるシーンは多々あるが、裏返してみれば、これは戦時中や不安定な情勢であれば「よくあること」だ。
    ミラーリングというのか、男...続きを読む
  • 古代ギリシア人の24時間 よみがえる栄光のアテネ
     全然違い異文化と価値観の、それでも親しみと共感を感じる人々の生活を通して、古代ギリシャの実態を立体的に体感できる本。時々今の時代にも名を残す歴史家や哲学家が出てくるが、他の人たちに厄介がられたり、あきられたり、自分も悩んだりと身近なのが面白い。またこうして実際の資料に出てくる人や有名人も多いことは...続きを読む
  • これが見納め 絶滅危惧の生きものたちに会いに行く
    「銀河ヒッチハイクガイド」のダグラスアダムスによる、絶滅危惧種を訪ねる本。

    ダグラスアダムスなので、期待して読んだ。そして期待通りだった。さすがダグラスアダムス、ユーモアが素晴らしすぎる。生息地に行くまでのドタバタとか、熱心すぎる研究者の先生たちとのやりとりとか。何度読んでいてクスッとしたことか。...続きを読む
  • 宇宙の果てのレストラン
    「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ二作目

    英国ジョークてんこ盛り

    ■シリーズの並びはこうらしい

    正篇
    『銀河ヒッチハイク・ガイド』
    『宇宙の果てのレストラン』【これです】
    『宇宙クリケット大戦争』

    続篇
    『さようなら、いままで魚をありがとう』
    『ほとんど無害』

    ●名台詞

    “はじめに宇宙が...続きを読む
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド
    ふざけ倒した英国ジョーク
    でも知的でもある

    ●名場面

    「宇宙のありとあらゆる知的生命体のみなさんこんにちは。そして、知的でない生命体のみなさんもこんにちは」


    ●古き良き時代

    時のかなたにかすむ太古の時代、先の銀河帝国の大いなる栄光の日々、世界は荒々しく、豊かで、そしておおむね非課税であった...続きを読む
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編
    サピエンスは、こうして世界中にはびこったのか…と理解できる作品。
    猿から進化したと言われても、猿がいきなり今のヒトになるわけでは勿論なく。
    その過程では、他の人類の淘汰や、石器時代からの環境破壊があり。。ああ、現代の気候変動の問題だって、サピエンスの進化の延長線上のものなんだ。必然的な。
    さあ、、フ...続きを読む
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編
    マンガになっているので、とっつきやすかった。書籍版は、話題になっているのは知っていたけれど、暑い&事例が多い、で読めていませんでした。
    サピエンス全史書籍版や21Leesonsの入門としていいのかもしれません。
  • 宇宙の果てのレストラン

    邦訳はオッケーかな

    楽しかった!
    日本語を勉強しようとしてるから、こんなに面白くて、興味深い本の邦訳を読めるようになったのは嬉しい!
    ユーモアのセンスがあるのアダムスは、いろんな哲学的や、社会的問題を笑い話にする話は素晴らしいかった。


  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編
    本の最初にこんな言葉が。
    「絶滅し、失われ、忘れられたものたちへ。
    集まって形をなしたものは、いずれかならず崩れて塵と消える。」
    ーユヴァル・ノア・ハラリ

    これは過去形で書かれているが、
    全ての存在に当てはまる普遍的なことなのでは?
    ホモ・サピエンスだけがこの法則の例外・・・
    なんていうことは考え...続きを読む
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後の火星人
    初めて買った文庫本がフレドリックブラウン
    でした。子供の私に、良く見つけたねと、褒めてあげたいです。
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが
    目次
    ・不まじめな星
    ・ユーディの原理
    ・闘技場
    ・ウェイヴァリー
    ・やさしい殺人講座全十回
    ・夜空は大混乱
    ・狂った惑星プラセット
    ・ノックの音が
    ・すべての善きベムが
    ・ねずみ
    ・さあ、気ちがいになりなさい
    ・一九九九年の危機
    ・不死鳥への手紙
    ・報復の艦隊
    ・最終列車

    訳文にそれほど違和感を...続きを読む
  • フレドリック・ブラウンSF短編全集4 最初のタイムマシン
    短編集。ショート・ショート。
    『未来世界から来た男』である程度は既読。
    SF。ファンタジー。ホラー。ミステリ。ユーモアなど。
    多様な作品があり飽きない。
    特に好きな作品は「緑あふれる」「立入禁止」「雪男」「クマんにひとつの」「青の悪夢」「人形劇」「エージェント」。
    個人的に、ショート・ショートという...続きを読む