作品一覧

  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法
    3.7
    学生からビジネスパーソンまで、課題に取り組む全ての人必読! 「自分にとってほんとうに重要な問い」をどうやってみつけるか、その問いを他人と共有するために、どのように書き、研究を設計するか、自分中心の研究を楽しくおこなう方法を、演習問題を交えてやさしく講義する。これ一冊で何度でも使える、一生モノのリサーチガイド!
  • チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史
    3.0
    本書の主軸をなすのは、西洋のラテン・アルファベットを基にして作られた「近代」の象徴としてのタイプライターと、中国語との間にある距離感である。その隔たりゆえに中国語そのものに「問題」があるとみなされ、それを克服するための「パズル」が形作られることになる。常に西洋の「本物」のタイプライターを意識しつつ、この「パズル」を解こうとしていく人々の群像を描いていくなかで、漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、入力や予測変換といった現在につながる技術の起源に至るまで、さまざまな話題が展開されている。タイプライターというモノを起点としつつ、それの単なる発明史をはるかに超える射程を持った本であり、関心や専門を問わず広く読まれるべき一冊である。 目次 謝辞 序論そこにアルファベットはない 第1章近代との不適合 第2章中国語のパズル化 第3章ラディカル・マシン 第4章キーのないタイプライターをどう呼ぶか? 第5章漢字圏の支配 第6章QWERTYは死せり!QWERTY万歳! 第7章タイピングの反乱 結論中国語コンピューターの歴史と入力の時代へ 訳者解説 注 索引
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

    Posted by ブクログ

    研究テーマを変える必要ができて困っている時に、読んだ。

    研究するということは、単に論文を書く技術を学ぶとか、何が研究として発表に値するものなのかとか、そういうことはさておいて、
    自分と向き合い、自分をまず研究することから始まるんだなということが感じられ、
    大学院に入った理由をもう一度考え直そうというところまで引き戻してくれた。

    特に、自分と違う分野の人たちに、自分の課題について理解してもらえるようにくるがこの本における重要なポイントというのがとても、とても、心を打たれた。
    ざっとアウトラインを読んだので、今度もう一回読み直して、今度は紙に書いて実践する。

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    2023年10月20日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

    Posted by ブクログ

    リサーチしたくても何をやればいいのかわからない!というときに手取り足取り教えてくれる本。
    めちゃくちゃ自己分析するので、この本にあることを体現するのはかなり難しい....
    とともに、リサーチはこれくらい深掘りしてから始めるべきなのだという気持ちになってくる。自分の興味のあることを正確に把握してから始めるからこそ、より結果が出てくるのだろうと背中を後押ししてくれる本。

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    2024年03月30日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

    Posted by ブクログ

    「自分中心」に研究をはじめるにはどうしたらいいか。
    それを手順を挙げながら解説していく本。

    本書の面白いところは、自分の関心に徹底的に即していくところ。
    自分が本当に面白いと思うかが第一で、自分の分野(学問領域)に位置付けていくのは最終段階である。
    こうすることで、特定の学問分野に囚われず、関心が共通する人の研究とつながることができる。

    自分の学生時代を振り返る。
    たしか…対象を決めて、テーマをなんとなくでっちあげる。
    その後、先行文献をチェックして…。
    本書を読むと、なるほど、これじゃタコつぼにはまり、自分が何に関心があったのか見失うはず。

    チェックポイントや、やりがちな誤りなど、具体

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    2024年03月20日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

    Posted by ブクログ

    「リサーチ」って、軽そうで、なんか趣味的な本かなと思って読んだら、これ「研究」ですよね。マジなやつ。文系の研究をして卒論、修論、博士論文を書く人向けに、アメリカの先生お二人が、楽しく有意義な研究生活をおくってほしいと、親心を持って指導されています。最初から課題バンバン出て、調べ・考え・書くことを求められます。

     私、場違い?なもので適当にパラパラとしか読んでいませんが、興味深い点がありました。
     それは、著者たちの中心となる主張である、研究は「自分中心的研究」でやりましょう、ということ。私の勝手な理解は以下の通り。
    「研究のはじめに「問い」をさがすとき、検索した文献のタイトルや要約をみてビビ

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    2024年03月05日
  • リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法

    Posted by ブクログ

    リサーチを自分中心に考える、という視点は研究者になると分かるものかも知れないが、研究をこれから始める場合には、自明ではないのかも知れない…と目を開かれた。ステップバイステップで、どのようにリサーチを捉えるかを教えてくれるので、方法としては分かりやすい。
    反面、仕方ないとはいえ、自分の分野ではどうやるべきか、と言う個別事情には答えてくれないし、また、問いと問題の関係、問題と問題集団の関係については、やはり分野の壁があるように思う。
    それでも、リサーチは準備が大切なので、この本を読んで、自分の中の疑問を糧に、リサーチの準備(実験計画の前の前くらいまで)は進んでもらいたい。

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    2023年12月24日

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