加谷珪一のレビュー一覧

  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか

    穏やかな評論で好感が持てる

    加谷珪一さんの語り口はデータに基づく淡々とした口調でとても読みやすかった。
    一点、「金融緩和の副作用はハイパーインフレでは無く、金利の上昇による利払いで税収が吸い取られ財政政策の選択肢が狭まること」という部分をもう少し掘り下げてほしかった。
    たとえば上念司さんが提唱する「政府が100年国債を発行...続きを読む
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか
    この本の内容はバランスが取れた視座に立脚しており、その指摘は正しい。
    個人のサバイバルのためにもこの本を正しく理解すべき。
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか
    大いなる警告の書。

    日本がいかに「安い国」になっていて、それにより社会、教育、年金、物価の低迷、貧困化が進行しているかをOECDのデータ等から説明し、その原因と対処法を解説している。

    中でも日本はもはやモノ作りで稼ぐ国ではなくなっているので、国内消費と投資で経済を再興させるべき、企業の稼ぐ力を復...続きを読む
  • 億万長者への道は経済学に書いてある
    著者である加谷氏のウェブサイトにある経済学の説明が非常にわかりやすかったため手に取りました。
    マクロ経済学と投資を結びつけて解説しているので、無味乾燥に感じられた経済学が面白く感じられました。
  • これからのお金持ちの教科書
    タイトルから受ける印象としては、お金持ちになるためにどうすればいいのか、ということを書いている本に見えるが、中身は全然違う。
    お金だけではなく、まさに「これから」大きく時代や環境が変わるとき、どのように考えて生きていくのがよいか、未来を見据えて書かれたことが多く、とても勉強になった。自分が考えている...続きを読む
  • 「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質
    この本を読んで認識を新たにしたことは、国家間の戦争とは、いわゆる「喧嘩」ではないということです。個人間であれば「喧嘩」は感情的に行われるものですが、国家間の場合では、戦争をすることで国民を始めとして多大な影響を与えるので簡単に行うことができません。

    従って、戦争の場合はそれを遂行するための「経済=...続きを読む
  • お金持ちの教科書
    お金持ちの本質について触れた一冊です。どのような状態をお金持ちというのか、社会人として知っておくべき知識など読んで損はない一冊です。加谷さんの本で一番おすすめですよ。
  • お金持ちの教科書
    お金にまつわる話の数々が面白い!
    今まで他の本で読んできたお金に関する知識を再確認することができた。何度も出てくるということは真理の可能性が高い。
    また、漠然としていた目標の目処となる金額を確認できた。
    純資産として1億円、理想は3億円。
    軍資金としての300万円、理想は1,000万円。
    入を増やし...続きを読む
  • 最強のお金運用術 富裕層だけが知っている 1%の金利の魔法
    お金を増やす方法論というか、利子の本質が分かりやすく書いてあって新鮮で面白かった。投信を受取型で買っていた自分が残念、、
  • これからのお金持ちの教科書
    これからどうやってお金を稼ぐことができるか、そのヒントになればと思って読んでみた。

    著者の言わんとすることを自分なりに咀嚼して今後に活かしていきたい。

    ☆まずはやってみる。
    これまでの時代、儲かるか儲からないかを考えることはとても大事だった。お金を稼ぐには元手が必要であり、それを回収することが大...続きを読む
  • これからのお金持ちの教科書
    これからのお金持ちの教科書というタイトルではあるが、今後の日本や世界がどう変化していくかについての本。

    働き方や価値観が大きく変化している時代。その時代に取り残されずに、今自分が何を学ぶべきかを書いていた。

    具体的には人工知能の発達。これは避けることができないだろうと感じた。
    すでにグーグルのサ...続きを読む
  • お金持ちの教科書
    お金持ちは人のせいにしない。
    お金持ちは友人が少ない。
    お金持ちは時間の概念が違う。
    など、お金持ちの思考法を紹介している。
  • お金持ちの教科書
    チェック項目7箇所。戦後は国家総動員体制が解かれたが、大企業を中心にその慣行は残っており、最近までそれが続いていた、これが終身雇用の正体である、体力がない中小企業はそれを継続することは不可能であり、結局のところ恵まれた大企業の社員だけが終身雇用という特権を保持することになったのである。急にお金持ちに...続きを読む
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶
    日本衰退の理由は経済的な問題だけではなく、他国ではあり得ない社会風潮。立場が弱い人への暴力的・抑圧的な行為や、他人への誹謗中傷やバッシングが生活を息苦しくしている。社会に残存する前近代的なムラ社会の要素が元凶である。

    人気のテーマというと、節約とか、こんな収入で幾ら貯めたとか、捨てるとか、物を持た...続きを読む
  • 感じる経済学 コンビニでコーヒーが成功して、ドーナツがダメな理由
    経済について具体例を用いて感覚的に述べられており、内容がすっと入って来やすかった。
    身近なミクロな視点から導入しマクロ経済についても述べられ経済学についてざっくりと内容を把握するには良い本だと感じた。
  • スタグフレーション 生活を直撃する経済危機
    2023.10.11
    本書の指摘するように、スタグフレーションに陥いる可能性が高いのが今日現在の状況だと思う。
    ロシアのウクライナ侵攻は終わらないうえに、おとついからハマスによるイスラエル奇襲とその反撃。
    世界は不安定化する一方で、アメリカの金利は高止まりである。投資家は利下げへの転換を期待するがそ...続きを読む
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶
    読み易くしかも、頷ける点が多かった。
    底意地の悪さ、と言う題名がそぐわない様な気がしたが、マジ共感する箇所が多くて、読んで良かった。
  • お金は「歴史」で儲けなさい
    2023.09.25
    100年単位での株価の動きを振り返りながら、これからを考えるための一助となる一冊。
    答えが書いてなく、あくまでも考えるためのヒントであるという点がとても良い。
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶
    「ご心配とご迷惑を」

    日本人は、自分に迷惑がかかるのを非常に嫌う傾向がある感じがする。
    その根底には強い不安感があるように思えるのだが、本書ではあまり原因については掘り下げられてはいなかった。でも実感としては正しいと思う。

    将来が不安→蓄財に励む→物が売れない→景気が冷え込む→将来が不安…
    これ...続きを読む
  • スタグフレーション 生活を直撃する経済危機
    不況下のインフレがスタグフレーションだとのこと。
    実際、多くの商品の値上げが続いている。生活を直撃する経済危機にどう対処していくべきなのか。